53歳でマラソンを始めてよかった理由を5つあげてみた 

私はこどもの頃から走ることが苦手で、一生「走る」ことはない、と思っていました。ところがひょんなことから皇居マラソンに参加するようになり…一年後にはマラソン完走を目指すまでになっていたのです。そして5年経った今、すでにマラソン完走は7回。苦手、苦しいといいながら「何かいいこと」があったから続いているのでしょう。原因を考えてみました。

1.  2011年9月勝間塾に入ったら

始めての皇居マラソンは2011年秋。

勝間和代さんが設立した私塾、勝間塾に入ると、毎月20日のセミナー以外にも塾生の活動がとても活発でした。

部活動として「うなかつランニングクラブ」というのがあり、代表の方が「皇居を一緒走りませんか」とコミュニティの掲示板に告知していたのです。

好奇心だけは強い私。いままで5キロほどしか走ったことなかった自分ですが、1周5キロの皇居。走れなければ1周だけでも、と参加したら、部長が伴走してくれてなんと10キロ(途中で1回休みましたが)走れたのです。

その日の打ち上げでは若い仲間がたくさんいて、なんだかとても新鮮な関係。楽しい!と思い… どんどん練習に参加するようになりました。

2011年冬。バイクで立ちゴケの結果左鎖骨骨折。しばらく走れない時期ができてしまいましたが2012年5月には「谷川真理駅伝」に出場。ひとり5キロ×4人のチーム対抗戦で5キロを走ることができました。

2012年夏。北海道でまた立ちゴケ。右足中足骨骨折(ヒビ)。またしばらく休みましたが、冬には復活。翌年2013年9月、2度目の東京マラソン抽選で当選。初マラソンを走ることになりました。

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それまで最長10キロしか走ったことがない自分が42.195キロに挑戦。55歳のときです。

うな勝ランニングクラブの仲間に作ってもらった練習プログラムを忠実に守り、翌年2月のフルマラソンで完走。家族と仲間の祝福を受けました。IMG_3946

骨髄バンクを応援するための代々木競技場でのリレー大会

IMG_0195以来、霞ヶ浦、大阪、東京、金沢、名古屋、そして富山、とすべてのフルマラソンを完走。

苦しいけれど続けている。そこには何かあるのです。

2.  そして数えてみた

1. 年齢の離れた友人がたくさんできた。「東京十社巡り」などファンランも楽しい! 山手線1周ランとか、みんなで皇居練習とか、合宿とか、峠走、そしてそのあとの温泉とか。いやー「ただ走る」だけですることたくさんあります!!私はうな勝ランニングクラブでは最年長の部類ですが、若いみんなについていってものすごく青春できてます。IMG_04602. 達成感。フルマラソンは練習しなければ走れません。初マラソンほどに猛烈な練習は最近はできないですが1度フルマラソンを走ることができたおかげでどれぐらい練習すればどれぐらいの記録がでるかということがわかるようになりました。そして、練習したことで達成できる完走。いや、満足です。もともと、達成欲が強くストイックなことが好きな私にはぴったりだったのですね。

みんなヘトヘト…この中では元気そうです…

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3. 旅ラン楽しい。ボッチ旅もへっちゃら。旅に行くときには必ずランニングシューズ、ウェア持参。スイスもフランスもデンマークもオーストラリアもスペインも走りました。歩くより遠くまで行けるし、自転車より動く、止まる(駐輪場を探す必要がないので)が自由でいろいろなものが見えます。ひとりぼっちでレースのために地方にでかけてもへっちゃらです。走るという目的があるので。どこに行っても楽しい!

こちらは地中海の夜明けを走る。スペイン・バルセロナにて

786E2B61-40DA-42D6-8E7C-4A8A2E9021BF4. スタイル維持 あまり太ると走るのが辛くなるので太らないように気をつけます。

5. まじめな患者にならなかった! 2度目の東京マラソンは抗がん剤の最中に走りました。走ることで自分の「病気」とか「治療」のことはあまり考える暇がありませんでした。「いかに練習するか」ということばかり考えていました。結果、まじめな患者ではありませんでした!それが幸い(?)して落ち込む暇もありませんでした。

東京マラソン2015完走を記念して10474740_911195692265680_5667526568928551423_n

3. まとめ

50歳をすぎて何かに挑戦するのはなかなか勇気?がいることです。新しい仲間に飛び込むこと、新しい体験。年をとればとるほど難しいことになります。

でも、いったん飛び込んでしまうと、ものすごく世界が広がります。11021096_10204745781459058_8485799151967749044_n

人生100年時代の後半。ぜひ、「いままでやらなかったこと」「いままで苦手意識をもっていたこと」に挑戦してみませんか?

おススメです!

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)