号砲まであと少し。
抗がん剤治療中の練習を乗り越えてその日の朝を迎えました。
号砲前の様子を書きます。
1. 朝の準備
東京マラソン当日の会場の流れは以下の通りです。
- 7時開場
- スタートブロックへの整列は8:45まで
- スタートは9:10
選手は、8時45分までに着替えや荷物預け
(スタート地点の都庁で預けると、走っている間にゴールのビッグサイトに届けてくれます。
すごい量の荷物を運んでいるのですね)を済ませてスタートブロックに入っていなければいけません。
自分の荷物は、エントリー時に頂いた大きなビニールぶくろにゼッケンのシールを貼付けて
指定された番号のトラックまで持っていきます。
着替え、荷物預け、スタート地点までの移動…こうした作業を考えると
8時には都庁についていたい、と考えます。
なので、いろいろな支度を考えて5時半起き。
朝いちでシャワー。これは、筋肉を目覚めさせるためです。
普段はにんじんリンゴレモンジュースのみの朝食ですが、
走る日はたくさん食べます。ましてマラソンのときは特にたくさん食べます。
2014年は頑張ってお餅を5個食べたのですが、さすがに少し体力が弱っているので4個。
5つ目はランニングのポケットに「カイロ」と一緒に入れておきます。
スタートブロックで食べるためです。
トイレを済ませ、ウェアを着て出発です。
着替えはすべてすませ、上にコートを羽織っていきます。
2. 移動手段と寒さ対策
7時に自宅前にタクシーを予約しました。
電車で行かないのは、足を温存するためと、日曜日なので早朝の都内は空いているからです。逆に電車は選手でごった返すはず。
普段は乗らないタクシーですが、大事な日なので迷わずタクシーです。都内在住の特権を使っちゃいます。
2015年はあいにくの雨模様。寒いです。
警備がより厳しくなっており、会場へ入るためには荷物チェックがあり、
傘を没収されました。
(帰りも降っていたらどうしてくれるんだろう?)
ペットボトルも持参禁止です。
指定されたスタートブロックに整列してからスタートまでは1時間ぐらいあります。
大抵この間に身体が冷えてしまうので、カイロ、雨合羽を身につけます。
靴がぬれるのも嫌なので靴の上からスーパーのレジ袋をかぶせ、輪ゴムで停めておきます。これはスタートぎりぎりまでつけておきます。
寒いけれど、ひたすらスタートを待ちます。
3. そして号砲
スタートのセレモニーが終わり、号砲が鳴りました。
やっと、ここまで来ました。
東京マラソン2015、抗がん剤の副作用を乗り越え、練習を重ね、家族と仲間が応援するところへ笑顔を届けるための42.195キロが始まったのです!
新宿、都庁のど真ん中からスタートします。
曇ってますねー
毎年、スタート時には男声合唱の応援があります。
曲名は「いざたてアスリートよ」
原曲は『いざたて戦人よ』。作曲:
六本木男声合唱団がいつも勇壮に歌ってくださいます。さあ、走りましょう!