2016年9月に用があって立ち寄ったdocomoショップで
携帯電話と固定電話の「請求おまとめ」ができるサービスがある、
家の回線はADSLで、なんの不自由も感じていなかったのですが、
いずれADSLもなくなるとかの話もちらほら聞いていて(真実は確認していません)、
何より「請求書おまとめ」に魅力を感じ、話に乗ってしまったのです。
これまでは、プロバイダ料金(夫のクレジットカード引き落とし)、固定電話料金(夫の銀行引き落とし)、
そしてdocomo携帯料金(私の銀行引き落とし)と、3ヶ所バラバラに払っていました。
通信料は一元管理した方がいいなぁと思っていたところにきた話。
しかも、キャンペーン中は光回線への工事料無料、
1万円の商品券とdocomoポイント10000ポイントがつくとのこと。
特典に目がくらんでしまいました。
その後起こった顛末を、自戒を込めてまとめておきます。
1. 取次店の説明不足で通信不能に
セールスマンは、そもそもプロバイダを含め、新しく契約してほしい、という話から始めました。
しかし、20年使っているメールアドレスを変更すると
特に同窓会幹事などをしている夫への影響も大きいだろうと、
プロバイダは変更しない、ということで話を進めました。
あとで知ったのは、従来のプロバイダを継続利用するには2つのプランがあったということ。
- 回線のみを変更するdocomo光 戸建・単独タイプ(5500円/月)と
- 回線を変更し、かつ従来のプロバイダを継続するプロバイダタイプA 継続(5700円/月)
どちらもひかり電話とのセットプランです。
Planの違いはわかりますか?
「単独」は、回線のみ光回線にし、プロバイダへの手続きは
「自分自身でおこなわなければならない」Planでした。
「Plan A」は、回線を光回線にし、従来のプロバイダを使う契約です。
しかし、docomoショップでは、単独タイプしか紹介されず、
2つ目の、「回線は光、プロバイダは替えない」という本来私が求めていたサービスは紹介されなかったのです。
単独タイプが私の求めていたサービスと違うことは、工事が終わって
さっそくインターネットに接続しようとしてわかりました。
もちろんつながりません。プロバイダとの契約はADSL回線のままなので。
私は、かなりの確度で私の対応をした担当者がdocomo光のプランを理解していなかったと思います。
なぜならば、プランの内容を見ると、どう考えても「単独」プランにメリットはない。
従来通りプロバイダに料金を払い、回線変更の連絡を自分でしなければならない。
プロバイダは変更せず、回線を変えても「使える」状況にしてほしい、
というのが私の希望でした。
選択肢が2つあった事実は、インターネットがつながらなくなって、
それをつなぐために調べた結果、わかったことでした。
docomoショップが「私がすべきこと」と「業者がやってくれること」を区別して説明してくれていれば
2. 「たらい回し」と「かからない電話」
- docomo光お問い合わせ先
- 取次店(docomoショップ)
- プロバイダ
3カ所に電話し、症状を説明しました。
電話相手が出るまで、どの窓口でも大抵1-2時間
待たされました。
結局、プロバイダが私の回線を「光回線」に変更するだけでネットはつながりました。
3. 請求金額は「おまとめ」だけど、明細がわからない
- NTT東日本に光電話に変更されるまでの料金の確認(光回線に変更するための工事料2000円が引き落としされていて、これはdocomoショップでは説明されていない)
- NTTファイナンスにすべての明細(光電話、光回線使用料、docomo携帯料金)が見られるよう、ID、パスワードの請求。すべての明細が見られるサービスは、Web billing (ウェブ・ビリング)と言います。
取次店からきちんと連絡がいっていなかったようです。
4. 2重払いになっていたプロバイダ料金
- 2016年9月17日 BIGLOBEでADSLから光コースに変更(私が自分で連絡して変更を依頼しました)
- 2016年9月22日 docomo光からコース変更の指示があったため、光コースをキャンセル。ADSLに戻す(コレはわたしがスペインに行っている間の指示。本人は知らない)
- そのため、10月分については書類上、ADSLとなっていて、BIGLOBEから「ADSL使用料」として請求がおこされた。光コースは翌月からの変更になるため、11月1日からやっとdocomo光になった。
- 10月分のプロバイダ料金は返金する(2635円)。(現金書留で届きました)
docomo光から謎の「光コースからADSLに戻す」という指示があったために、BIGLOBEから使ってもいない10月分の請求が起こされたということでした。もう、docomo光を追求する気にはなれません…
5. まとめ
- 消費者は「関係各所」と個別に連絡しなければならない。
- 関係各所は責任をとりたくないのでたらい回しにする傾向がある。
- 大きな会社の電話はなかなかつながらない。(特に自動音声の場合)
ので、心してかからなければなりません。
そして、「請求書の明細はきちんと確認すること」がとても大切です。
大変苦労して、返してもらう金額そのものは2635円という些少なものですが、
「払うべき必要がない所には払わない」ことが大事。
契約書は小さい字で書かれていて、しかも頁が多く、
「消費者に読ませない」ようにできているようですが、必ず目を通してくださいね。
回線を変える際には、くれぐれも「インターネット回線業者とプロバイダ」との連携を確認しつつ進めてください。これが今回の私の教訓でした。