高齢者デイサービス見学記 どんな一日をすごしているか? 母(83歳)の筋トレ:介護認定「要支援」を受けて

近年、かなり耳が悪くなり、日常生活に自信がなくなってきた母。(昭和8年生まれ)

近所の知り合いもどんどんいなくなり(亡くなったり、施設に入ったり)、引きこもりがちに。

東京と大阪、遠距離支援をどうしていくか、悩みつつ私の取り組みを書いています。

(施設利用者の方々の写真はあまり撮れないので写真少なめの記事となります)

1. 介護認定「要支援」をいただけて…

私は今のところ一月に一度ぐらいのペースで帰省しています。

2016年9月から、デイサービスに通い始めた母。

母の通うデイサービスは、デイサービスれいんぼう夕陽ケ丘というところです。

平日に帰省するのが難しく、ケアマネジャーさんにも

なかなかお会いすることができませんでした。

12月の父の25回忌に合わせ、平日に休みを取って帰省することにしたため、

事前にケアマネジャーさんに連絡。

デイサービスの見学をお願いしておきました。

2.  母のデイサービスの一日

母は毎週木曜日にデイサービスに通います。

朝は9時ごろにマイクロバスでお迎えの車が来て、数名の同乗者とともに

施設の方に引率され、出かけました。

車だと10分ぐらいの距離です。

私はバスにはのれないので、あとからタクシーで追いかけました。

(とはいえ、自分は帰りは歩いて帰れたので、ご近所です。助かります)

母が通うデイケアの母体は外科医院で、通常の診察部門と、ケア部門があり

母がお世話になっているのは新しくできたケア部門の施設。

マンションのような玄関です。

IMG_0487

広いフロアにリハビリスペースと滞在スペースがあり、

1つのテーブルに2人から4人、全部で20名ぐらいの入所者がいます。

新聞を読む人もいればおしゃべりをする人もいる、などそれぞれが穏やかに過ごしています。

母は、塗り絵のキットを提供されていて、色鉛筆で彩色をしていました。

IMG_0485

退屈をしないよう、いろいろ工夫をしてくれているのですね。

母はまじめな性格なので一生懸命色を塗っていました。

その後、名前を呼ばれお風呂に。

きちんと付き添ってくれて、髪も洗っていただけるのです。

髪を洗うってなかなか体力がいりますよね。

でも、洗い上がったらとてもさっぱりします。こうして週一回でもきちんと洗髪していただけると

気持ちもすっきりしていいですね。

しばらくすると、月一度の定例となっているという、体力測定がありました。

握力を計ります。

IMG_0468

片足でどれぐらい立っていられるかを計ります。

IMG_0473

歩く速度を計ります。IMG_0479

体力測定はリハビリを専門に行う理学療法士さんが行ってくれます。

こうして日常生活がきちんと送れるかを確認します。

このように定点観測していただくと、どこが弱ってきているのか、

よくわかって対応ができてありがたい。

そうこうしているうちにお昼ご飯。

IMG_0484

病院食かと思ったら、これがなかなか豪華。とても美味しそうです。

赤出し味噌汁、ちらし寿司、煮野菜、白菜の土佐あえ、抹茶ババロア。

入所者さんたちの評判もよく、みんなぱくぱく食べていました。

大阪の人はだいたい、味にうるさいですが、その方々が口をそろえて「美味しい」と。

また、食後には調理師さんがわざわざ立ち寄り、「どうでしたか?」と聞きにきてくれます。

「おいしかったでー」と皆さん大満足。

食べること、本当に大事ですね。

お昼ご飯を見届けた後は自分のお昼ご飯にでかけましたが、

戻るとグループで「リハビリ運動」をしていました。

少人数に分けて、それぞれの人に応じてできる筋肉トレーニングを

器具を使ってやっています。

こうしてグループで体を動かすことをしていただくと、

1人ではできない運動もできちゃいますね。

母はその後、他の人とおしゃべりをしたり、施設の人とおしゃべりをしたり…

まだあまり友だち、と呼べるほどの知り合いはできていないようでしたが、

少しでもおしゃべりする相手ができつつあるのはいいことだと感じました。

3. まとめ

母のデイサービスの一日。

まとめると、

①塗り絵などの手作業(他にもいろいろ作業するものがあり、作品が家の中にふえてきました)

②お風呂(洗髪がありがたい)

③美味しい食事とおやつ

④リハビリ運動と月に一度の体力測定

といったもので構成されているようです。

一日の様子は、連絡帳にいつも書いてくださいます。

IMG_0461

IMG_0462

できるだけ自立したまま、現状を維持してほしい、と思いながらも

「次のステージ」ーー介護が必要になったときのことを

いろいろ考える施設訪問となりました。

こうした心配、尽きないですよね….

いつかやってくる介護。その時が突然きてしまって慌てないように、

今のうちに情報を得ておこう、と思いました。

↓私はネット検索でたどり着いた以下のページを参考にして、一歩ずつ前に進みました。
↓介護認定の手順など、(ここまで書いていいの?ぐらい)かなり本音で説明してくれています。
介護にまつわる悩みを、ネットで気軽にご相談ください!「介護の相談」

Posted from SLPRO X for iPhone.

広告

この記事を書いた人

アバター画像

大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)