賃貸物件の管理
ほぼ1ヶ月に一度、賃貸している実家を訪れる。
外回りの掃除、廊下の掃除など
主に少しでも清潔になるようにと願って体を動かす。
タバコの吸い殻
建物の前に電柱がある。
そこがスモーカーにとって格好の隠れスポットになるみたいで
電柱の陰でタバコを吸う人がその場にポイ捨てをする。
月に一度の私の掃除ではとても間に合わない。
建物の前にある排水溝の上の鉄板カバーを外してみると、
たくさんの吸い殻が見つかった。
もう、こうなったら徹底的に、とばかりに
手を突っ込んで掃除する。
指先真っ黒だ。
近所のおじさん
そうやって必死に掃除をしていると、
向かいに住む人が声をかけてきた。
昔から知っているけれど、あまりお話ししたことはない。
どうやら、タバコの吸い殻には彼も困っていたようだ。
我が家のせいではないけれど、
時々見かねてお掃除してくれていたそう。
また、管理をお任せしている不動産屋さんにも「怒りの電話」を
かけていたそうだ。
こんな時は、味方になっていただいたほうがいい。
平謝りに謝りつつ、近隣の治安が悪くなったこと、
高いマンションの上のほうから吸い殻が投げ捨てられて、実家のビルの
屋上の防水床にやけこげができたことなどを話す。
「うちも被害にあっているのですよ」という共通認識を得たほうが
離れていて管理の行き届かない家にも目を向けていただける。
「いろんな不動産屋さんがここを買いにくるんですよー」と話すと、
「土地はもっときなはれ」と言ってくださる。
父母が大事にしてきたこの家と土地。もう少し見守ってあげようと
(管理は大変だけど)思う。
管理不動産屋さんに連絡
お掃除の一件とご近所さんのことをご報告。
いつも丁寧に物件を管理してくださるありがたい業者さんだ。
情報交換をしつつ、代わって怒られてくださったことについて
お詫び。
お掃除をしたことで、また、人と繋がりができた。
隣人とは、協力しあうことがいちばんいい結果につながるのではないかと
あらためて思う。