放射線治療
こうして、2014年8月11日〜6週間の放射線治療が始まりました。
夏休みに青森にも行ったし、あとはしばらく淡々と放射線受けるだけ。抗がん剤のことは、後で考えよう。いや、やっぱり抗がん剤治療は受けないようにしよう。
医師は、「微少乳頭浸潤がんは25%の再発率があります。抗がん剤治療を受けるとその再発率は半分になります」といいます。この数字をいったい患者はどう判断したらいいのでしょう?
でも、とりあえずは大阪マラソン。練習しなくちゃ…
東京マラソン当選…しちゃった
そして、8月14日。ランニング仲間がFacebookで続々「落選」を伝えるなか、自分に届いた抽選結果のメールを開けると….まさかの東京マラソン2年連続当選!
え?ウソ?どうしよう。
東京マラソンは、その数ヶ月前、2014年2月に自分の「初マラソン」「初完走」をした記念の大会。抽選競争率はだいたい10倍。少し倍率をあげようとプレミアムメンバーになり、抽選回数は一般抽選より多いものの、まず当たらない。
その抽選に2年連続で当たるとは!しかもこんな時期に。
スイッチが入る!
当選を知った翌日8月15日、主治医の診察がありました。以下、主治医との会話。
「抗がん剤はやはり嫌です」と自分
「僕は迷いなくやります」と主治医。
「副作用はありますか」
「まあ、脱毛とか」
「先生、私マラソンを走ります」
「東京マラソンに当たりました」
「….」
「東京マラソン、競争率10倍なんです。2年連続で当たるってことは、100人に1人ってことです」
「体力、落ちるからねえ(無理だよ)」と主治医。
「練習はどうですか?」
「あ、練習はいい」
この瞬間、スイッチが入りました。
「絶対出てやる」(心の声)
この週は8月11日、12日、14日それぞれ7キロ、16日10キロ、17日15キロ。放射線治療しながらこの距離はたいしたもんだ、と自分で思います。