私が初心者の頃からお世話になっているバイクスクール。ここは女性専用。だから、女性の私にとってもカスタマイズされているのです。
1. 女性のためのバイクスクール
48歳のときに自動二輪中型免許をとり、54歳で大型免許を取りました。
免許を取って今年(2016年)で10年。
最初の頃は自分のバイクは持たず、ツーリングに行く時にはレンタルをしていました。
3年ほどいろいろなバイクに乗ってみて、自分はホンダのホーネットとか、
VTRがいいかなと思うようになりました。
身長159センチなので、足つき重視の選択です。
でも、たまにしか乗らないのでいつまでも「初心者」です。
操作も上手くなりません。
師匠が「女性のためのバイクスクール」をおしえてくれたのは免許を取って3年ほど経った頃。
それがチームマリです。
もっと乗りたいな、と思っていたところだったのですぐにでもスクールに入りたいと思いました。
また、非力、足つきが心配などの女性にしかわからない操作時の悩みをきちんと理解してくれる、という点で女性だけのスクールは魅力的でした。
でも、チームマリはいつでも開催しているわけではありません。(2016年度は年間16回)
しばらく開催を待たないといけませんでした。
初めてチームマリのレッスンに参加したのは2010年3月、鈴鹿サーキットでのレッスンです。
いきなり鈴鹿。サーキットで有名な場所です。
初めてのレッスン参加は、2日のレッスン。レッスンはもちろん、普通の練習コースで実施します。
サーキットは、原則、素人は走れません。
きちんと資格を持つインストラクターの先導で10人ぐらいの小グループに分けて集団走行します。
体験走行は、2日練習だと2日目の早朝、他に使う人がいない時間帯を使います。
走り終わって「ふーっ」の瞬間の写真です↓
初めて参加したチームマリのレッスンで、3月のとびきり寒い朝、インストラクターの先導でいままで出したことがない速度でコースを駆け抜けました。
怖かったけど、楽しかった!
女性で、しかも素人にサーキットを走らせてくれるバイクスクールは、他にないと思います。
2. レッスン内容
チームマリの練習は、「カスタマイズ」が大きな特徴です。
レッスンに参加する前に、参加者はそれぞれの目標を「返信フォーム」に書いて、メールでチームマリに送ります。
インストラクターは、事前にその情報を共有し、「だれが何を中心に練習したいか」ということを把握しています。
そして、インストラクターは、それぞれの人の顔と名前は
(初参加のときに写真を撮ります)事前に覚えています。
だから、レッスン中は、もちろんゼッケンはつけていますが(ヘルメットかぶっていて顔が見えないので)、
きちんと名前で呼ばれます。
バイクの習熟度に応じて、クラスはたいてい2クラスあるいは3クラスに分かれます。
そしてインストラクターがみんなでミーティングしながらそれぞれのクラスレベルに応じた練習コースを設定します。
3. 本日のレッスン体験
さて、2016年7月17日の練習はツインリンクもてぎで実施されました。
広い練習場↓
練習時、転倒したらコースに破片が飛び散らないようにバイクのミラーはとりはずし、
また、ヘッドライトやウィンカーにも洋上テープを貼っておきます。
私のレッスン目標は、「メリハリのある走り」
Aクラス(私もいつの間にか上級者のクラスです)の目標は「目線」です。
目線が大事なのは、障害物があるとつい近くばかりに目がいってしまい、
次の障害物に気づくのが遅くなって危険回避できなくなるためです。
コースにはパイロンがいっぱい。これらを倒さずに決められたコースを走る練習を繰り返します↓
常に目線は次の障害物を追っていないといけません。
その目標を持ちつつ、実際のレッスン内容と私へのアドバイスは次のようなものでした。
午前練習
- 慣熟走行:ウォーミングアップ
- ブレーキ練習:実は地味で退屈。だけど、止まれることはとても大事。重要な練習です。長い距離、短い距離での急制動を両方練習します。
- コース覚え
- コース走行
- 引き起こし
午後練習
午前に覚えたコースを、何度も走行、、途中でUターン練習も入れます。
私がもらったアドバイスを書いておきます。
ブレーキ練習でのコメント
- 私は、止まる時につい目線を下げてしまうので、その点を注意されました。
- ブレーキとクラッチを同時に握らない
- ニーグリップをきかせて、スピードが落ちたときのバイクのふらつきを防ぐ
- 遠くを見ること
コース走行でのコメント
- フォーム 左側がリーンアウト気味なので、リーンインにする
- ニーグリップが甘い、特にコーナー
- ブレーキが弱い。アクセルとブレーキにメリハリつける
- コーナーを曲がるときにはしっかりバンク
- 曲がる手前でスピード落としすぎ。もう少しスピードを維持してくるりと回る
- オフセットのコツは 大きく入って小さく出ること。コーナーを出るころには次のパイロンの方を向いていないといけない
引き起こし練習
今更ですが、このような初心者的なこともリクエストがあればレッスンに組み込んでもらえます。
引き起こしのときの留意点
倒れた時は、恥ずかしいのと、動転しているので、すぐにでもバイクを起こしたい気持ちになりますが、焦りは禁物。さらなる危険回避のために次のことは必ず抑えておきましょう。
- エンジンを切る
- スタンドを起こしておく
- バイク起こしは「コツと力」と心得ること。
4. まとめ
免許を取ろうとする若い人は減っているそうです。
特にバイクは危ないというイメージがあるのでチームマリでも20代は少ない。
でも、これほど季節を感じ、爽快な乗り物はなかなかありません。
もちろん、自転車でもいいのですが、1日に行ける距離、
特に高速に乗れるメリットは大きいので地理的広がりを考えるとバイクはかなり有利です。
私はこのように練習を続けることで、
「危ない」要素をかなり減らすことができると思っています。
いつまでも無事故で楽しく乗り続けるために定期的な練習を続けていきたいと思います。
なお、今日の練習に対するインストラクターのコメントは後日送られてきます。
私は初めて参加したときからのアドバイスをすべてとってあります。↓
こういう細やかさもチームマリまなでは、です。
5. おまけ:ほろ苦引き起こし練習
ところで、引き起こし練習ですが、Aクラスでは数名がチャレンジしました。
私もチャレンジしました。バイクを右側にそっと倒し、
ハンドルとステイの部分をしっかり握り、力を入れたのはいいのですが…
いきなり腰にグキッという感覚!
「あっまずい⁉️」
というわけで、すぐにあきらめ、結局私は起こせませんでした。
以前はできたのですが…
そう、このように「できること」「できないこと」を知っていくことも「練習」なのです。
練習することで、できることも増えてきますが年をとることでできなくなることもどんどん増えてしまいます。
今回、私はもう「1人で引き起こしはしない」と決めました。
ぎっくり腰の辛さは多くの人から聞いています。
人の助けを借りることでできることは、1人でやらなくてもいい、
とこの年になったからこそ思います。
それよりも、どうしても1人でなんとかしなければいけない場面でのスキルを高める、
あるいは維持したい。
ほろ苦、諦めるべきものは諦める、諦めてはいけないことは訓練する。
ちょっと痛めた腰に湿布を貼りながら、新たに練習への意欲を燃やしました。
(ところで、痛みはあったものの、午後の練習には支障はありませんでした。
その後もしばらく痛みはありましたが「ぎっくり腰」は免れたようです)
チームマリにご興味を持たれた方は、こちらをみてくださいね。
(宣伝費もらっているわけではないですよ!)
免許とりたい!とピンときた人はこちらをご参考に ➡️ 合宿免許受付センター
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