乳がんになって変わったこと・変わらないこと 石原結實先生のにんじんリンゴジュース断食の実践とマラソン完走

2014年6月乳がんの告知を受けました。

告知後間もなく7月に手術、病理検査の結果、再発可能性が高い「浸潤性微小乳頭がん」と診断されました。

浸潤性微小乳頭がん
この組織型の特徴は、偽乳頭状あるいは微小腺管構造を示す
がん細胞の集塊が間質の隙間に浮いたような状態で
見えることです...脈管侵襲(リンパ管や静脈内にがん細胞が
入り込むこと)をきたしやすいため、臨床的な特徴として高率に
リンパ節転移を伴うことが多く、術後の早期再発も多い
ということが挙げられます。
ですから一般的には悪性度が高く、予後が悪いと
言われることが多いのです。
   「乳がんを正しく理解するために」 から抜粋

第2段階の治療として放射線治療を6週間、抗がん剤(TC療法)を3週おきに6回投与しました。

三大療法の最後、抗がん剤がとても苦しく、二度と抗がん剤はしたくないと思い、自分なりに情報を収集し、「がんにならない生活」を目指しています。

がんになって変わったこと、変わらないことを記録します。

ただし、私は医療関係者ではないので医療的な見解については、「私なりの経験」ととらえていただければと思います。

1. 石原結實先生のヒポクラティックサナトリウムで年1回の断食

がんを告知されたのは2014年6月でした。

色々な本を読み、抗がん剤治療を受け入れはしたものの、石原結實先生が経営するサナトリウムでの断食こそが最良の方法と思い、2015年5月10日間の断食を実行しました。

断食など一生できない、と思っていた「がん」前。

行ってみたら案外簡単に実行できました。断食、それほど苦しいものではありません。

そして美味しいものは本当に美味しい、と感じられるようになりました。

がんに関する本で一番私が影響を受けた本はこちらです➡️もしガンになったら、でも、ならないために (WAC BUNKO)

今年(2016年5月)も断食に行き、石原先生の診察も受け、スッキリしてきました。

ヒポクラティック・サナトリウムを訪れる方々の全員が病気というわけではなく、リピーターの多くの方々が「健康維持」の一環として断食を楽しくこなしていられるのが印象的です。

2. にんじんジュースと便秘の関係

石原先生の本を読み、2014年10月、早速ジューサーを購入し、朝ご飯を「にんじんリンゴジュース」にする生活を始めました。
ジューサーはこちらを購入しました。
ヒューロムのスロージューサー

毎朝、家族3人分をこれらの材料から絞ります。

simg_0019

自分はとりあえず「毎朝ジュースが作れるか」というお試しで始めたのですが、意外と続いています。

にんじんとリンゴ、レモンについては、最初はスーパーで買っていましたが、「農薬」の不安もあり、こちらを取り寄せるようになりました ➡️ 【あす楽・送料無料】無農薬人参ジュース定番セット(無農薬にんじん5Kg・りんご5個・レモン5個)【にんじん】【人参ジュース】【にんじんジュース】【コールドプレスジュース用】
5キロとか3キロとかの単位で送ってくれるのでスーパーでの買い物の手間と重さを気にせず、とても便利です。

ところで、にんじんジュースを始めて、劇的に変わったのが便秘の改善です。

本当に本当にそれまで苦労していました。便秘薬、下剤、浣腸、腸もみ、体操(運動はしていましたが)…いろいろ試しました。

1週間でないことも珍しくなかったです。

ところが!!

にんじんジュースを始めてから本当に快腸なのです!

私が考える改善理由は1. 朝ご飯を食べないので、胃腸が休まる 2. にんじんの排泄効果

1.の「胃腸が休まる」は、本当に実感していて、それまでの自分は「朝ご飯を食べると胃腸を刺激するから便が出る」という、かつて聞いた話、今でも主流の考え方を信じ込んでいました。

胃腸が丈夫で、朝からそのように胃腸が活発に動く人もいると思います。

また、「朝食べても食べなくても出る」(私の夫のような…)人もいます。

そのような方々は胃腸が丈夫なのです。活発なのです。

でも、自分のように胃腸、多分腸がそれほど丈夫でなく、長い便秘生活の中で刺激に対してもあまり反応しにくくなっている(腸が固い?)人は

できれば腸が休む時間を増やし、身体が十分暖まってから食べ物を入れたほうがいいみたいです。

あくまで私個人の経験から得た「体験談」ですが、便秘に悩む人は、「朝ご飯で胃腸を刺激する」という「多くの人には当てはまるかもしれないけど、自分には当てはまらない」説を試すためにも

朝ご飯を抜いて、にんじんリンゴジュースにしてみては?と思います。

もうひとつ大事なことは、にんじんのもつ排泄効果です

便だけでなく、「尿」についても排泄効果が高いというのが私の実感です。

朝など、出勤前にトイレにいって、1時間半後に通勤電車が職場の最寄り駅に着いた途端、またトイレに行きたくなります。

がんになって、特に思うのが「排泄の重要性」です。

身体に摂り入れたもののうち、身体が不要とするものをしっかり排泄する、これががんを予防するためにとても重要なことではないか。

自分ががんになったのも、がん細胞やその原因となる何かをきちんと排泄しきれなかった、その蓄積が「がん」となって現れたのではないかと思うのです。

がんになって朝食をにんじんジュースに替えて、がん前は「便秘」ばかりの日々だったのが、「毎日スッキリ」の快腸生活を獲得できたのです。

私のにんじんリンゴジュース(正確にはにんじんリンゴレモンジュース)の作り方

材料:にんじん大1本、リンゴ1個、レモン1個

simg_0019

作り方:にんじんをジューサーに入る程度の大きさに切ってジューサーにかける

simg_0023

次にリンゴをジューサーにかける

レモンをジューサーにかける(固いものから順番です)

これだけです。これで500-550ccしぼれます。マグカップに2−3杯。

 

本によっては、1人で500cc摂りなさいと書いてありますが、搾りかすの後始末がやや面倒なので一日に1回しか絞りません。(それでも効果があります)

3. 乳製品を減らし、納豆・キムチを毎日のように食べる食生活

乳製品とがんについての関連を書いた本は今やたくさん出版されています。

とはいえ、「生クリーム」「お菓子」「チーズ製品」など、世の中にはたくさん出回っています。

乳製品が「がん」の原因だとすれば消費量の多いヨーロッパの人は全員「がん」になっているかと思います。

あまり極端なことは言えませんし、確かに乳製品は美味しいです。

私もがんの診断をされる前はケーキ、生クリームなどをよく口にしていました。

牛乳のカルシウムは骨のためにもいい、と思っていました。

ただ、がん告知を受けてからは乳製品、そして「砂糖」も摂取を減らしています。

ゼロ、とは行きませんが、好んで飲むティーラテなども豆乳にしています。砂糖は、かわりに「はちみつ」を使います。

逆に増やしたのが「発酵食品」です。

納豆とキムチ、そしてきちんと出汁をとったお味噌汁が我が家の普段の食事です。他に魚と野菜を1品ずつ足します。

簡単で、飽きない食事です。

がんになって、食生活は変わりました。

4. 運動

あまりチャレンジする人がいるとは思えませんが、私は抗がん剤治療の真っ最中にマラソンに挑戦しました。

2014年に続いて2015年、2度目の東京マラソンに当選してしまったからです。

「マラソンの神様が走れ」と言っているのだと信じて、時には抗がん剤の副作用に悩まされながら、練習をあきらめませんでした。

だから、がんになっても変わらないのが運動習慣です。

体調の維持に務めていれば、そして「絶対に走りきる」という意志があれば、結果はついてくると思います。

がんのステージにもよりますので、誰にでも当てはまる経験ではありませんが、「気持ちが病気以外のこと」に向いていたという点では何よりの健康法であり、治療法であったと信じています。

5. 人生への考え方

私はもともと不平不満の多い性格です。

こどもの頃は母に対する父の家庭内暴力を見てそだちました。

そんな父でも最期(63歳で肝臓がんで亡くなりました)は母を頼りにし亡くなっていきました。

それでも父母は私を愛してくれたので、そこそこ幸せな人間に育ちました。

でも、そんな光景を見てそだったためか、ネガティブな性格はそんな簡単に変わるものではありません。

性格とがんの関係を一般化することはできませんが…

たぶん「頑張り屋さんでちょっと神経質」な私のようなタイプは上にも書いた「気持ちの切り替え」が難しい。

そのため、ストレスを感じやすい性格です。

ストレスを感じやすい性格の人はがんになりやすいのではないか、と思っています。

でも、がんになって家族や仲間に感謝することが多くなりました。

いろいろな場面で感謝の気持ちが湧いてきます。

がんになる以前より、ストレスに負けにくくなっているのではないかと思います。

6. まとめ

以上、変わったことは

  • 断食
  • 食生活
  • にんじんジュースで朝ご飯
  • 便秘改善
  • 感謝の気持ち

変わらないことは

  • 運動習慣
  • 頑張り屋

気持ちの切り替えは未だにあまり上手ではありませんが、マラソンをしたり、ツーリングをしたり、気持ちが外に向いているのであまり病気のことを考える暇がありません。

だから、多分このままがんは再発しないと思います。

たとえ、再発したとしても、次回は抗がん剤治療を受けず、

食事療法でしのぎつつ、いっぱい活動をしきって(相当悪くなるまでがん患者は普通に「生きられます」)、生ききりたいと思っています。

今と同じく毎日を精一杯生きるつもりです。

がんになって変わったことは、生ききる覚悟ができたこと、変わらないことは、相変わらず「頑張りや」さんなこと。

ちょっとこれだけは変えられません(笑)

私の経験が少しでも「がん告知」に悩むあなたの役に立ちますように。

にんじんリンゴレモンジュース、是非試してください。

上に書いたジューサーですが、最近買い換えてジュースの味の変化(美味しくなった!)にあまりに驚いたので感動して以下のような記事を書きました。よろしければお読みください。↓

にんじんリンゴレモンジュース断食に最適 ヒューロムのスロージューサーが絶対「おススメ」の5つの理由 高速ジューサーとの比較実験

性能については以下のバナーをクリックしてみてくださいね↓

お野菜は、こちらで買うのが便利です。↓

広告

この記事を書いた人

アバター画像

大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)