「勝間和代さん」著「お金は銀行に預けるな」続編 インデックス型の投信から「外国株式ETF」にチャレンジして3年で投資利益が25%増になった話

数日前に書いた「フィデリティ証券で勝間和代さん推奨の積み立て投信をしたら8年で資産が40%増になった話

が思いのほか多くの方に好評だったので、そちらも参照しながら、

その続編(本稿)を読んでいただければ嬉しいです。

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最近、夫の郵便局の定額貯金が10年の満期を迎えました。

50万円を10年預けて12000円の利子がついたそうです。増加率2.4%。

私が20代のころ(30年前)、定額貯金は10年で「倍」になりました。

考えられないでしょうが、本当です。

もうそんなことはありません!

もし、夫がそのお金を時間分散してでも投信に預けていたら私が持っている中で

最悪の成績でも「国内債券ファンド」の7.8%増なので、

ざっくり額面539,000円になっていた、はずです。

換金するときは、20数%の税金、信託財産保留額などを差し引かれますが、

それでも10000円弱ぐらい引かれるだけでしょう。

残っているお金は定額貯金の利息の「倍」、29000円ぐらいにはなっている、はず。

さらに、私のように積み立て投資信託をつづけていたら、私の買い方による

平均増加率だと8年で40%増として70万円にはなっていた…かもしれない

でも、夫(60歳)がこう言いました。

「君はリスク資産で頑張ってくれたまえ。僕は安全策をとるから」

家族単位ならこれでもいいのかな…

人の考え方は変えられません。踏み出さない人は踏み出しません。

1.   毎日定食?

さて、勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな」で、

おそるおそる投資信託という「リスク資産」への投資を始めた私。

勝間さんのすごいところは、そろそろその「安全さ」に物足りないと感じる人が

いるということを知っていて、「次の手」を紹介していることです。

毎日同じ定食ばかり食べていればだんだん飽きてくるのと同じように、

リスクの少ない商品に投資していると、徐々に投資に対するワクワク感が薄れてきます」

勝間和代著「お金は銀行に預けるな~金融リテラシーの基本と実践~ (光文社新書)
p.181-182

そう、コツコツためるのに少し飽きてきた私は、銀行でコツコツ貯めていた

積み立て定期貯金」の運用先を探しはじめたのです。

2.  2つ目の証券会社に挑戦!

気になっていたのは、勝間さんの本でも紹介されていて、

ファイナンシャルプランナーのテキストでも紹介されていた「ETF」と

「リート(不動産投資信託)」です。

(リートについては、長くなりすぎるので本稿では触れませんが、

とりあえず2年で10%増のリターンです)

ETFとは?
ETFとは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への
連動を目指す投資信託で、
「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。

たとえば、ETFの代表的な商品として、「東証株価指数TOPIX)」に
連動するETFがあります。
TOPIXとは、東京証券取引所によって発表される、東証第1部の全銘柄の
動きを反映した株価指数のこと。このTOPIXに連動するETFは、
TOPIXの値動きとほぼ同じ値動きをするように運用されます。
つまりこのETFを保有することで、TOPIX全体に投資を行っている
のとほぼ同じ効果が得られます。
(一般社団法人投資信託協会HPより引用)

うーん、要するに、投資信託を「上場」して「株式」と同じように取引する、

という「取引所で取引される投資信託」。

株式市場において、「特定銘柄の会社」を選ぶのではなく、

株価指数に連動することを目的に運用される「投資信託」を選ぶことになります。

何やらややこしいけど、どうやら「市場平均」を狙うということで

こちらも「インデックス投資」であることはこれまでの私の投資方法と変わりません。

さらに、通常の株式と同じように市場でいつでも売買が可能です。

また、とってもいい点は、

インデックスファンド(投資信託)より安い手数料で運用できること。

かといって何を買うか、やはりわからない…

そこで、参考にしたのが山崎元さんの「超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

(山崎 元 (やまざきはじめ)①経済評論家、②楽天証券経済研究所客員研究員、

③株式会社マイベンチマーク代表)

この本は、覚えてはいませんが投資を勉強している人が

Facebookで紹介されていたものだと思います。

著者の経歴を見ても、書かれた内容をみても「まとも」そうだったので、

(投資に関しては「儲かる!」みたいなことがすごく強調されているほうが

危ないのではないか、と素人の勘では思っています。勝間さんがおっしゃるように

「ただ飯」はない、を肝に銘じています)

山崎さんの推奨する銘柄が、私が本書を読んだ2013年、

「簡単運用法の中でご紹介した商品はすべて現在著者が在職中の楽天証券で

扱いがある(他のネット証券でも扱っているが)。」

(Kindle No.627/2477)とのことだったので

今度は楽天証券に口座を作りました(私が取引しているFidelityには扱いがなかった)。

欲しかった銘柄は、本書(Kindle)のNo.555〜561/2477)で紹介されている

(1)  TOPIX連動型のETFとして

  • TOPIX連動型上場投資信託(コード番号1306)」

(2) 広範囲の外国株式に投資するETFとして

  • iShares MSCI KOKUSAI Index (ティッカーコードはTOK)

こちらは、お金を入れるだけでなく、さらにドルに換金しないといけません。

かなり面倒くさい!

それに為替変動をにらみながら、少しでも円高のときに…なんて考えていると

なかなか手が出せません。

でも、素人に相場がわかるはずがないのです!

そうあきらめて、えいやっと買ってしまいました。

さて、今回はフィデリティ証券で積み立て投信を始めた時にくらべ、

少し動かすお金の単位が大きいです。

その分リスクも大きい。(時間分散をしていませんからね)

で、2013年から2年半でどうなったかというと、

一番欲しかった米国株式ETF(上記iShares MSCI KOKUSAI Index)は、25%増

ちなみに、以下のページはGoogle検索してトップにでてきた

BlackRock社の画面を引用させていただきましたが、

私にすれば細かいことはともあれ、まあ、なんとなく上がってるなあ…ぐらいの理解です。

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自分が書くにあたって調べると、結構記事があって…いろいろ知らないことが

多いと気づかされます。

たとえば、「やさしい株の始め方」ではETFについて「徹底研究」されていて読みごたえ…

ありすぎました。

そして国内株式ETFについては3.83%増。日本企業、がんばれ!と思いつつ

今のところ大丈夫かな、と思っています(2016年12月28日現在)

3. 山崎元さんの新刊本でさらに追加投資

昨年時点で米国株式ETFの成績がよく、ずっと25%ぐらいの増加率を維持していたので、

今度は山崎 元さんとインデックス投資ブログ

猫屋敷商店街のランダムウォーカー」を運営する

都内IT企業勤務の水瀬ケンイチさんの共著

全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)」を読み、

銘柄をさらに追加購入。

紹介されていた「換金手数料なしニッセイ外国株式インデックスファンド」(投資信託)」

(下の画像は楽天証券のHPからお借りしました)

今の所自分で買った時点から-0.12%で、マイナスを記録していますが、まあ、こんな感じです。

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まあ、そのうち増えるだろうとのんびり構えています。

結果、楽天証券で購入した株式・投資信託の平均資産増加率は2年半で10%増

リーマンショックなみの暴落がなければこのままあと5年もすれば

もっと増えているのではないかと期待しています。

4. まとめ

投信や株式は、言うまでもなく

リスク資産ではあるけれど、多分夫の定額貯金より

私の投資資産のほうが10年後、20年後には大きな利益を生み出していると思います。

その頃、私はサラリーマンはやっていません。年金以外、定収入がなくなるのです。

そうなったときに使えるのが「金融資産や不動産収入」です。

そのため、10年、20年のあいだお金は「寝かせておく」よりお金に「働いてもらう」つもりです。

夫が10年で定額貯金によって積み上げた12,000円。

この運用の方法はあまりにモッタイナイ!

だからこそ、まだ30代、40代の方々には、是非お金の勉強をして、

上手にお金を「働かせてほしい」。

たんにお金を貯めるのではなく、

お金を自分がなにかやりたいときにやりたいことに使えるように。

経済素人(あ、一応ファイナンシャルプランナーの資格あり。でも業としてはやっていません)

の私がご紹介した銘柄は、「絶対儲かる」とかは言えません。

誰にも言えないのです。勝間さんもおっしゃいます

専門家はウソをつく (小学館新書)

素人の私が「勝間さんの本」を読んだり「山崎さんの本」を読んだりして

「大丈夫かな?」と、それでもおそるおそる手を出したというのが正直なところ。

とりあえずは、最初に「どーん」と払った300万円の「変額保険」以外は

(それでもなんとか元本は確保できるかな)

大きな失敗はしていません。

だから、あなたはあなたのやり方で、でも「絶対儲かる」とか

「簡単に儲かる」とかいう言葉には惑わされないで

お金に働いてもらってください。

この8年の経験として、

フィデリティ証券と、楽天証券、それぞれHPの雰囲気も自分が投資している

銘柄もまるで違いますが、

HPの使い勝手もよく、いい証券会社だと思っています。

私的には、フィデリティ証券は(リスク資産のなかでも)「安全資産」、

ネット証券の楽天証券は「ややリスク資産」という使い分けをして取り引きしています。

証券会社を分けるのも、「リスク管理」(分散投資)になりますので

取引証券会社を増やしたのは悪い決断ではなかったと

思っています。

そして、普段はあまり出来高などを見ません。とりあえずリーマンショックなみの

大変動がない限り、お金は徐々に増えていくのではないかと思っています。

このあと、「株価2倍になった個別株」、そして「カリスマ投資家」の率いる

証券会社との取引開始について別稿で記載します。

そちらも読んでくださいね。

参考書:

イチオシ!!
勝間和代 著 お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

こちらも!
山崎 元 著超簡単 お金の運用術 (朝日新書)

山崎 元、水瀬ケンイチ共著 「全面改訂 ほったらかし投資術 (朝日新書)

そして、手数料が安いのはネット証券。ほかにもいろいろありますが、とりあえずは本に書かれていたので私は

楽天証券を選びました。

あなたも、「お金が銀行に預けず、お金に働いてもらいませんか?」

あなたが寝ている間にお金はが増えている、これが最強の儲け方です。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)