『くいしん坊!万才』で3年間リポーターとして活躍された辰巳琢郎さん
の最新刊「やっぱり食いしん坊な歳時記」を読みました。
日本全国の美味しいもの(放送600回、3年間)を食べてまわられた
辰巳さんの美味しいお話です。
1. 還暦記念パーティに参加して
辰巳さんはファンを大事にする方で、
今回の還暦記念パーティにも幅広い範囲の方々に
ご招待のご案内を送られています。
今年の夏前に私のメールアドレスに「還暦記念パーティTT60」に
参加しませんか、というメールが届いたときは
えー、私にもご招待状?と正直驚きましたが、
実は元祖?「偏差値俳優」の辰巳琢郎さんとは高校の同級生で、
おかげさまで観劇を楽しませていただいたり、テレビでお見かけしたり、と
同級生として「鼻を高く」させていただいています。
クラスは一緒になったことはないのだけれど、修学旅行で
劇を披露されていて、当時は「いろんなヒトがいるんだなー」と
まさか将来それをご職業にされるとは思いもよらず、今と同じく
「観客」の1人として拍手喝采をしていました。
同級生なので、当然同じ年。自分の還暦を祝う「下心」もあり、
参加させていただくことにしました。
(参加というのは、「会費制」のパーティなのでそのように表現しています)
参加表明すると、下の写真のような招待状が届きます。
2. パーティメニューは辰巳さんの「食いしん坊」生活の集大成?
会場は六本木の「グランドハイアット東京」
なんと500人の大パーティになったそうです。
その辰巳さんが自分の還暦記念パーティに選んだメニューは…
- おでん
- 茹でトウモロコシ
- キュウリの1本漬け
- 生ハム(ご飯に載せて食べると美味しい!)
- 麻婆豆腐
- 枝豆
- コロッケ
- メンチカツ…
- ウニのカクテルやエビのカクテル
- 各種のお酒(スパークリングの獺祭ほか)、ワイン各種
- ほか、いろいろ…覚えていない!
オドロキの「庶民料理」ではないですか?
そして、そのどれもが
産地を選び、最高のシェフが作っているので
本当に美味しい!!!!!!のです。
お腹いっぱいになっても
「お替わり」したい。
ところで、ホテルのシェフはもちろん
そのような、どちらかというと「家庭料理」を
おだしすることに当然ながら抵抗があり、
かなり「無理を言っての」セレクションだったようです。
でもねー、私も「何とかの何とか風」みたいな
お料理もたまにはうれしいかもしれないけど…
本当に嬉しいのは「コロッケ」かも…と
彼のセレクションにはまったく同感の気持ちでした。
3. 豪華なゲストの面々
もちろん、ゲストは豪華な面々。
「不倫は文化」のあの方や、「元祖ミスユニバース出身の女優さん」とか、
現在日経新聞の連載小説が絶好調の作家さんとか、
もちろん有名企業の社長さんたちとか…
あと、音楽(クラシック)にも造詣が深い辰巳さんらしく
音楽関係の重鎮の方々とか…ごめんなさい、一夜限りのシンデレラは
芸能界とか、あまり詳しくなくて…ただただ、
辰巳さんの交際範囲の広さ、彼の芸術全般への造詣の深さに
ひたすら感銘を受けていました。
それにしても、美人が多かったなー
ドレスコードは「スマートカジュアル」だったけど
イブニングドレスのお嬢さん、夏着物を粋に着こなすマダム…
男性は上着ポケットにきちんとチーフが入っていて…
きらびやかなひとときを過ごしました。
4. 夜が明ければ馬車はかぼちゃに…
そうして素晴らしいパーティは中締めとなり…
引き出物として
素敵な本をいただきました。
あの日のパーティのメニューを味を思い出しながら
ああ、本当に辰巳くんは
「ご飯」が好きなんだなー、
こうして実際に彼が口にして
本当に美味しいものを選んで
パーティに出してくれたんだなあー
とホストとしての「おもてなしの心」を
ありがたく受け取りました。
私自身は一夜明けて「灰かぶり姫?」に戻ったけれど、
辰巳くんのこの本を読めば
「本当に美味しいもの」を発見できます。
そして読者の方はこの本を読みながら
「自分の歳時記」を編んでいけるのではないでしょうか?
美味しいもの大好き、食いしん坊さん、
そして食にこだわりあるヒトにはおススメの本です。