2017年の秋に受験したTOEICの試験結果があまりよくなかったので、
反省して少し英語に力を入れることにしました。
いくつかの作戦を考えましたが、長らくまとまった英文を読んでいないことに気づき、
ミステリーを読むことにしました。
TOEICは実務力を試す試験ですが、結局はまとまった英語を読む力がないと高得点は取れません。
遠回りでも、物語を読むことはとても役に立ちます。
私の場合、ミステリーだと、次から次へと読めると思ったのですが(日本語だと大抵1日で読んでしまうタイプです)
思わぬ誤算がありました!!!
1. Dean KoontzのIntensityを読むことにした
Dean Koontz ”Intensity”
夫もお勧めのかなり怖いミステリーです。
Kindleだとかなりお安いのですが、私はKindleに読みかけの本をたくさん積読しています。
今回もそのようになるのではないかと心配し、紙の本を購入しました。
そうして読み始めると….
2. 怖くて読めない事態に…
この小説は、主人公の「チャイナ」という、大学で心理学を専攻する女性が、
唯一の信頼できる友人宅を訪問した時に、その友人宅に殺人鬼が侵入し、
親友と親友の家族全員が惨殺され、主人公のチャイナが死力を尽くしてその殺人鬼を追い、
殺人鬼の家に閉じ込められているアリエルと言う少女救い出し、殺人鬼を
最後には倒す、というストーリーです。
チャイナは、母親からネグレクトされていた生い立ちを持ち、
精神的にはもともとタフにできていたようですが、
とにかく相手の殺人鬼は頭も良く、力も強く、惨忍で絶対に勝てそうにない相手。
殺人鬼に、主人公がいつ見つかるか、ひどい目にあわされるか、などと考えると怖くてページをめくることができませんでした。
3. 簡潔な英語
作家・Koontzの素晴らしいところは、とにかく英文が簡潔なことです。
私は、斜め読み、飛ばし読みをしますが、
物語がしっかりしているため、読んでいてわけがわからなくなるという事はありませんでした。
もちろん、ミステリー=娯楽小説なので専門書ほどの集中力はいりません。
しかし、難しい単語や構文を使わず小説を書き上げるというのはよほどの書き手でないとできないことだなぁと思いました。
スティーブン・キングもシンプルな英語を使って描写することを得意とし、人にも勧めています。
4. 1冊を読み終えて
主人公は無事、悪党を退治し、また、少女を助け、その子を自分の手元に引き取り(少女の両親も惨殺されていました)、
ハッピーエンドを迎えました。
怖いながらも最後には主人公は勝つと信じ、なんとかページを進めることができました。
ほぼひと月でペーパーバックを1冊読み終えたことで、少し英語の勘が戻ってきたように思います。
今月末(2018年1月)には、再びTOEICへのチャレンジです。
今週から、問題集に取り組んで試験傾向を確認しておきたいものです。