TOEIC直前対策で私が友人に教えたたった3つのアドバイス

TOEIC990点

2008年にTOEIC990点、英検1級を取得した。

初めて受けたときの点数は980点、

次にまったく事前準備をしないで受検したときは950点。

これは真剣にやらないと、と思って3回目には

しっかり受験対策(つまり問題集をしっかり解いて)、

990点を達成した。とりあえずは最高点をとったので

TOEICの勉強はこれで打ち止め。あとは実践あるのみ。

先日、職場の友人が「今後、転職する可能性もあるから(?)、

TOEICを受けたいんだけど」と相談に訪れた。

その方は、すでに普段から英語を使っているので

おそらく実用レベル(800点代)はほぼ確実にとれる人、

と直感的に思ったけれど、せっかく受けるのだからいい点数をとって欲しい。

ちなみに学生時代は600点代だったとか。今回の受検は2回目になる。

まだ、特別に試験対策はしていないとのこと。

試験予定はひと月後。だから、直前対策として何をすればいいか、

と尋ねてみえたのだ。

私がしたアドバイスは、たった3つ。

1.TOEIC公式問題集をやること

2.NHKラジオ英会話を聞くこと

3.試験問題を解く時には常識を働かせること

それぞれ少し解説しよう。

1. 問題集はいろいろ出ている。だけど、公式問題集こそが一番基本。

公式問題集はあまり解説もないかもしれないけど、試験に慣れること、勘を養うにはベスト。

あちこち目移りして何冊もの問題集に手をださないこと。

特に前日は模擬試験を2回分ぐらい一日かけて集中してやること。

これは必須。前の日に予定を入れて遊ばないこと。前日に

試験問題をできるだけ多く解くことで問題を解くスピードも上がる。

数をこなす、そのためには公式問題集が最適。

2. NHKの語学講座は、何より教材費が安い。ひと月毎日聞けば耳も養われる。

録音されたものをできるだけ何度も聞くといい。後で書くように、Podcastで自分に合うものを、とにかく毎日聞くこと。これはさぼってはいけない。英語の耳を作るには集中して聞くことが一番だ。

3. TOEICの試験問題はビジネスのシーンで使われるストーリーがほとんど。

常識的な答えが正解になることが多い。突拍子もない選択肢が正解になることはない。

だから選択肢は最初からかなり絞られていると言える。

以上、たった3つのアドバイス。

あまりにシンプルで、がっかりする人も多いかも。

でも英語の「試験勉強」なんて地味なもんです。楽しくなきゃ、

と言う人もいるかもしれないし、そういう長ーく続ける勉強もあり。だけど、よりよい仕事をゲットするための勉強なんて

地味なもんです。特に試験のときは楽しいよりも何よりも1点でも多くとる、

その気合いが大事。ましてひと月と限られた時間なら、教材は絞るしかない!

こんな簡単なアドバイスを素直に聞いてまじめに取り組んでひと月、地道に勉強した結果、

彼女がとった成績は何と940点。履歴書に堂々と書ける点数です!!

しかし、このお話は、後日談がある。

実際に彼女にどのような勉強をしたのか、再び尋ねてみたのである。

すると、こんなお返事が。

「私には頂いた3つのアドバイスがかなり効果的でした。

2は実際にはpodcastのNHK radio newsを聞いていました。

なのでコストはゼロでした。覚えた単語が出てきますし、おすすめです。

私が感じた一番のポイントは「集中力」です。

何回も受けられると思うと気がだれるので、

どんな結果が出ようと1回しか受けないと決めていました。

これが功を奏した気がします。

ご参考までに、私が使った問題集10冊です。

TOEIC公式問題集6以外は全部ブックオフで買いました。

1. 朝日出版社 1駅1題 新TOEIC TEST 単語 特急

2. 新TOEIC TEST 単語 特急2 語彙力倍増編

3. 1駅1題 新TOEIC TEST 文法 特急

4 . 新TOEIC TEST 文法 特急2 急所アタック編

5. 新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6

6. 新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル

7. 新TOEIC TEST パート3・4特急 実力養成ドリル

8, 9. TOEIC公式問題集4 & 6

10. TOEICテスト 超リアル模試600問 花田 徹也

これをしっかりやれば800は軽く超えると思います。

因みに、毎日最低3時間、平均5時間(通勤時間込)くらいは勉強していました。」

なんと、想像以上に勉強していた!!! 

でも、たった5−6週間。これだけの問題集を「集中して」勉強するだけで、かなり点数は伸びるはず。まず試験を申し込む。5週間、「あとはない」ぐらいに勉強する、これ、効き目あると思いませんか?

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)