TOEIC対策講座を受講しましたー対策の鍵は「脱対策?」(2019.4.21)

JayさんのTOEIC対策講座

2019年4月21日(日)英語情報誌アルクが主催するTOEIC対策講座に参加しました。

講師はJayさん(早川幸治さん)。

お写真撮らせていただきましたので文末に。

2日連続の1日6時間(午前10時から午後5時半まで)の単発セミナーです。

私は初日のリスニング講座は仕事のため受講できず、

2日目のリーディング講座のみ参加しましたが

ほとんどの人が2日連続で出席しており,なかには遠方からの方も。

TOEIC対策講座への需要の高さと点数をあげたい人が

どれだけ多いかがわかります。

実際、隣に座った方はTOEICの点数があがるたびに

本当にお給料がアップされるとお話しされていました。

800点代から900点代になると1万円!だそうです。

…いろいろ学びがありましたのでシェアします。

なぜ単語が覚えられないか。単語によって覚えやすい、覚えにくいものがあるのはなぜか?

Jayさんのセミナーで最初に驚いたこと。

それは、前の日に出席した参加者の名前をすべて覚えていたことです。

一度全員の顔を見ながら名前(苗字)を呼び、つぎに

2日目に来た数名を含めた全員に名前をいってもらい、

しばらくしてから全員の名前をすべて言い当てました。

いや、すごい魔法だと思いましたが、

Jayさんに言わせると、単語も人の名前も同じだということです。

では、なぜ覚えられないのか?

Jayさんは、

「それは、なんとなく覚えようとするから」だそうです。

一度グッと気合いをいれておぼえると覚えられる。

そのためには、相手の名前を

頭のなかで何度も何度も呼ぶのだそうです。

私たちの前ではあからさまに声に出していませんでしたが、

多分、人知れずぶつぶつ呟いていたのでしょう。

(人間は、自分の名前を呼んでくれる人を好きになります。

人の名前を覚えることは愛されるコツかもしれません!)

こんな芸当(とはいいませんが)を見せられると、

「この人の話は聞こう」という気になりますよね。

さて、このように聴衆の心を一気に掴んだ後は、本題に入ります。

このセミナー、名前が変わっているのです。

【ボクは嫌だ!】というタイトルがついているのですよね。

なにかのまちがいかと思っていました。

そこにもやはり意図があったのです。

つまり、TOEICの勉強ですが、勉強していても伸びない人

っていますよね。

なぜ伸びないのか?

それは、「対策をしているから」だと早川さんは言うのです。

ここで必要なのは、「脱対策」。

たとえば、リスニング。

問題を解く練習をしますが、「練習中に設問を先読みをしてはいけない」

のだそうです。

聞き逃して不正解と、聞けなくて不正解は違うからです。

勉強しているときは、とにかく、聞くこと。

「対策」はテスト直前になったらやりましょう。

TOEICとは?

「苦手は憧れの裏返し」早川さんの座右の銘だそうです。

憧れがあれば近づきたい。早川さんは「努力すれば人は必ず伸びるので、

そのお手伝いをしたい」と。私も同感です!

さて、テストには2種類あり、TOEICはいわゆる習熟度テスト

なのです。英語が「どれぐらいできるか?」

もう一種類は「 到達度テスト」。覚えているかどうか、というタイプ。

到達度テストでは思い出せればいい点がとれますが、習熟度テストは

思い出しようがない。覚えていないことに時間をかけても仕方がないので

割り切ってスピードアップすること。

TOEICで200問解ききることができるかどうかは得点アップの鍵になりますが、

TOEICを解くときには

「早い正解→早い間違い→遅い正解→遅い間違い」が王道。

たとえ正解でも遅くては点がアップしません。

そして、新形式では「読まないと解けない」問題になっています。

でも、論文を読むのではないのです。

試験問題の内容は全て「問題解決と情報提供」、つまり

まさに「国際(英語による)コミュニケーション」問題なのです。

リーディング問題はどの順で解くか?

TOEIC800以下の人は、おそらく最後まで行き着かないのでは、と

思います。

そのようなひとは、パート5 →パート7→ パート6の順で解くといいそうです。

パート7の解き方

パート7でまず大事なのが第1文。

話の目的概要が書いてあります。それがわかると

内容を推測しながら読めるようになります。

次に、段落の意味ですが、話題が変わったら段落が変わります。

英文はすべてその構成になっています。例外はありません。

勉強中、試験中に飽きてきた時の対処法

TOEICの試験問題は200問。かなりのボリュームですね。

途中で飽きたりしませんか?

私は飽きます。ため息がでるときも。

そんなとき、どうするか?

「脳を騙す」といいそうです。

問題文を読んでストーリーを考えます。

あなたに送られたメッセージとして読むのです。

頭の中で文章に反応しながら。

ああ、そうなのねー、みたいに。

こうやって感情が動くと内容を覚えるのです。

問題文が自分の生活に関わると思うのです。

たとえば、依頼関係はまず状況を説明する文章から入ります。

「●●●●●(状況説明)」

つきましては…」ここから「あなたに●●●をお願いしたい」

●●●の選択肢を探します。

時間が足りないといいますが、

速く読む練習は、内容のわかっているものを速く読む練習をすると良いそうです。

普段から意識的に速く読むことを心がけます。

パート5の解き方

語彙問題はネイティブ力

このとき2度目のチェックは不要です。

最初の解答と2回目の解答が違うことはあまりありません。

練習の時は問題文は全部読みますが、試験の時には全部読まなくて良いです。

そして何よりパート5は10分以内に解くことが大事です。

パート6の解き方

パート6は「知識+スキル」問題です。

「読めるor読めない」と「知っているor知らない」の組み合わせ。

文法も語彙も情報を関連づける問題も出るのです。

このパートは時間と知識の両方から攻める必要があります。

まとめ

いろいろ書きましたがリーディング対策は、

勉強の仕方としては、

試験勉強のときには、「対策」を忘れてしっかり読むこと

読むときはスピードを意識。

ですかね。

私も頑張ります。みなさんも勉強を続けてくださいね。

そして、英語を学ぶ目的を忘れないでね!

 

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)