毎日が特別な日ー清美の1日遅れ日記(14) 2022/9/10(土)帰国、日本に帰ったらやっぱり…

鎖国日本

ベルリンとの時差は8時間あったので、

行きは1日が32時間、帰りは16時間となる。

ドーハからは12時間のフライト。

幸い?「日本の鎖国政策」のおかげで来日客は少なく、

飛行機は空いている。

せっかくの円安で観光業界にはチャンスなのにね。

おかげで、シートを二つ使い、体を横にして寝ることができた。

また、通路席だったので、トイレも行きやすいし、何より

食いっぱぐれることはない。

でも、日本往復のカタール航空、映画はしょぼかったな。

ヨーロッパ便は最新作がいっぱいだったのに、

日本往復は古い映画ばかり。

やっぱ、軽くみられてるんじゃないかと勘ぐりたくもなる。

SOSの洗礼

さて、問題は、私たちが 空港で走る羽目に陥ったあのSOSである。

成田につくと係員がQRコードのない方はこちらへどうぞと誘導する。

私は幸いドーハのトランジットの際に

すべての情報を入力して事前検疫にパスしていた。

確かに、ブランデンブルグ空港係員が行った「QRコード」というのが

SOSアプリの画面に現れて、「これで検疫を通過してください」と

なっている。

一方、夫はダウンロードもしていないので、まず

職員に案内された検疫スペース(小学校の教室ほどのスペースが設けられている)

の壁や柱に貼ってあるQRコードをスマホ写真で読み取り(Wi-Fiも接続できる

ように案内がある)、案内された画面につなげる。

次に必要な情報(パスポート情報、滞在国、

飛行機の便名、座席番号、体調)を入力する。

これが、「検疫」なのだ。

「私たちは有効な接種証明」をもっていた。しかし、それだけでは十分では

なかったのだ。接種証明は必要条件。検疫をパスすることが十分条件で

その二つが揃ってやっと入国、となるのだった。

知らなかった…やはり体験してみないとわからない。

しばらく、検疫に通過した事を示すQRコードが出てくるのを待つ。

最初は赤だった画面が青くかわり、QRコードが出てきたら検疫はパスしたことになる。

確かに事前に登録しておくと10分20分の時間は節約できる。

ただやっていなければ日本に入れないと言う事は無い(もちろん、接種証明書は必要)。

ブランデンブルグ空港で散々脅されたが

時間がかかるかかからないかだけの違いだった。

帰国したら…

検疫も無事通過し、荷物を引き取り、成田エクスプレスで渋谷に向かう。

残念ながら日本が誇る正確なタイムテーブルではあったが、

「異音がした」とのことで 車は止まり、結局30分ほど遅延して

渋谷に到着。

タクシーで家に帰った。何はともあれ無事帰って来れたことが嬉しい。

家に帰ると夫が早速近所のサミットに買い物に行き 刺身を買ってきた。

(もう夜11時も過ぎているけれど)。

私はお茶漬け。

やっぱり日本に帰ったらお茶漬けだよね。

1週間の休暇が終わった。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)