鎖国日本
ベルリンとの時差は8時間あったので、
行きは1日が32時間、帰りは16時間となる。
ドーハからは12時間のフライト。
幸い?「日本の鎖国政策」のおかげで来日客は少なく、
飛行機は空いている。
せっかくの円安で観光業界にはチャンスなのにね。
おかげで、シートを二つ使い、体を横にして寝ることができた。
また、通路席だったので、トイレも行きやすいし、何より
食いっぱぐれることはない。
でも、日本往復のカタール航空、映画はしょぼかったな。
ヨーロッパ便は最新作がいっぱいだったのに、
日本往復は古い映画ばかり。
やっぱ、軽くみられてるんじゃないかと勘ぐりたくもなる。
SOSの洗礼
さて、問題は、私たちが 空港で走る羽目に陥ったあのSOSである。
成田につくと係員がQRコードのない方はこちらへどうぞと誘導する。
私は幸いドーハのトランジットの際に
すべての情報を入力して事前検疫にパスしていた。
確かに、ブランデンブルグ空港係員が行った「QRコード」というのが
SOSアプリの画面に現れて、「これで検疫を通過してください」と
なっている。
一方、夫はダウンロードもしていないので、まず
職員に案内された検疫スペース(小学校の教室ほどのスペースが設けられている)
の壁や柱に貼ってあるQRコードをスマホ写真で読み取り(Wi-Fiも接続できる
ように案内がある)、案内された画面につなげる。
次に必要な情報(パスポート情報、滞在国、
飛行機の便名、座席番号、体調)を入力する。
これが、「検疫」なのだ。
「私たちは有効な接種証明」をもっていた。しかし、それだけでは十分では
なかったのだ。接種証明は必要条件。検疫をパスすることが十分条件で
その二つが揃ってやっと入国、となるのだった。
知らなかった…やはり体験してみないとわからない。
しばらく、検疫に通過した事を示すQRコードが出てくるのを待つ。
最初は赤だった画面が青くかわり、QRコードが出てきたら検疫はパスしたことになる。
確かに事前に登録しておくと10分20分の時間は節約できる。
ただやっていなければ日本に入れないと言う事は無い(もちろん、接種証明書は必要)。
ブランデンブルグ空港で散々脅されたが
時間がかかるかかからないかだけの違いだった。
帰国したら…
検疫も無事通過し、荷物を引き取り、成田エクスプレスで渋谷に向かう。
残念ながら日本が誇る正確なタイムテーブルではあったが、
「異音がした」とのことで 車は止まり、結局30分ほど遅延して
渋谷に到着。
タクシーで家に帰った。何はともあれ無事帰って来れたことが嬉しい。
家に帰ると夫が早速近所のサミットに買い物に行き 刺身を買ってきた。
(もう夜11時も過ぎているけれど)。
私はお茶漬け。
やっぱり日本に帰ったらお茶漬けだよね。
1週間の休暇が終わった。