ICカードが連携されていない!
いやー、焦った!
7時52分発のはくたかに乗る。
そのために家をでたのは6時半。東京駅について
駅弁を買い、予約した新幹線にSuica(ICカードを新幹線の
切符として改札タッチで通過することができる)で乗るつもりだった。
予約は、前日。
もっと早く予約していれば早割が効いて安く買えたのに。
(参加することが確定していたからすぐに行動すべきだった)
新幹線に乗るなんて簡単!とか思っていたら…
実はシルバーウィーク3連休の後半の開始日。
すでに指定席は満席。仕方なくグリーンを買う(自由席は苦手。贅沢?)。
他の経路では行けない場所(多分、時間がかかりすぎて)。
10分前には改札前に。そこで、事件!
ICカードを機械にかざしたが、
通過できない。駅員さんに「連携されているはずですが」と
言うと「いえ、されてませんよ。自動販売機で紙の切符を
発行してください」と言われた。
新幹線の切符販売機の前には長蛇の列。うわー!
並ぶしかないので、並び、クレジット機能つきの紙の切符を手に入れ、ぎりぎりに乗車。
おかしいなあ、昨日、ちゃんとPCで連携の手続きをしたはずなのに。
まあ、乗れたからいいけど。
(その謎の解明は帰りの新幹線で)
満席だったけど、グリーンでゆったり乗れたので、北陸新幹線を
楽しんだ。去年の富山以来かな。
合宿開始!まずは座学
合宿は、私が今年(2020年)の3月末からコーチとして
お世話になっているFLATランニングクラブの西岡コーチと
彼が師事する水口メソッドの提唱者、水口さんとのコラボで行われる。
この合宿が開催されるという告知を見て、すぐに申し込んだ。
最初は座学。
新幹線飯山駅に着き、他のメンバーと合流。
送迎車に乗って村の集会施設に向かう。
そこに、水口メソッドの水口慶高さんが待っていた。
水口さんのメソッドは、「慣性を身に纏う」というもの。
・ランニングは、ただ上下するだけで前に進む。
・自分を前に進めようとすると、前には進まない。
・速く進むとは、重心が効率的に前に移動するということ。
なのだそうだ。
自分の体を太いコイルのように考え、走り始めの初速を得たあとは
バウンディングして進む。大事なのは、
「太いコイル」のような身体をつくること。
我々の身体は楽することしか考えていない。なので、
「トレーニングは、基準となる負荷感の
ステージアップであるべき」という。
なので、強い選手とは「同負荷感を続けることができる」である、という。
確かに、キプチョゲ選手、ずっと同じペースで、しかも全然
苦しそうでなく走り続けている(9月25日のベルリンマラソンで
世界新記録を出した。2時間1分9秒!)。
そして、走るには、内力と外力を活用するのだが、
内力とは肉体が持つ力、そして外力とは、位置エネルギー
落下エネルギー、床反力、そして慣性で、肉体はバウンディングする
だけ、外力を活用するのが大事である、という。
雨の中の実践練習
座学のあとは宿泊所になっている、木島平高原のアルプスポーツに向かう。
部屋にはいり、お弁当を食べてから実践練習。
雨が本格的に降っている。
もちろん、練習はする。
まずは、靴の履き方から。それだけでもずいぶん違うという。
そして宿泊施設の広い駐車場でバウンディング走法の練習。
「ダウン、ダウン、ダウン、ダウン」という掛け声に合わせて
前に進むというより、上下動で走る。
腕が腰の横にきた時に、反対側の足が着地、地面の
反力を利用して上に。
9人の参加者のなかで多分私が最年長だろうなあ。
みんな少しでも速く、楽に、走れるというこの水口メソッドを
マスターしてそれぞれの目標を達成したいと言う
熱心なひとばかり。
駐車場のアスファルトの練習のあとは、ゲレンデ(冬はスキー場)に出て、
坂を利用し、ミニハードルを飛び越える練習。
坂の慣性を利用し、飛び越えようと言う意識を取り去り、
上に上がり落下するだけで前に進む感覚を身につける。
↓ミニハードルを、上下動で飛び越える。跨いでいこうとはしない!
ところで、膝から下を露出していた私は、その草地で
次から次へとブヨに刺され、練習の途中ですっかり集中力を
無くしてしまった。
虫除けは、どこにいく時も必須だな。
コーチは、必ずビフォーアフターの映像を撮っている。
夕食後にはその映像を活用して
一人一人にコメント。
ものすごく充実した、手厚い合宿である。
練習を終えたあとは温泉。
信州の秘湯「馬曲(まぐせ)温泉」に。
雨も降っていて景色も楽しめそうになかったので私はすぐに内湯にはいったが、
あとでホームページを見ると「絶景」らしい。次回の楽しみにしよう。
夜のミーティング
合宿所のご飯はおかずも多く、充実していた。
食後は、ビフォーアフターの振り返り。
自分でもフォームは以前に比べきれいになっていると
感じる。
だけど、まだまだ内力が足りないのか、
速さにつながっていない。
撮影していただいた画像をもう一度振り返り
力をつけていこう。
明日は、20キロぐらい走るとのこと。
うーん、ついていけるかな。