乳がんとの日々(4)放射線治療を開始して

放射線治療の開始

2014年8月11日〜9月22日にかけて放射線治療を行いました。

楽しい夏休みは終わり、6週間の放射線治療が始まりました。

放射線治療は、毎日通う必要があります。

6週間、平日毎日です。通うために毎日、半日費やしていたのでは職場の休暇がいくらあっても足りません。

特に、7月にスタッフが1人辞めて、仕事はすでにかなり大変になってきていました。

新規採用も不調。あまり応募者がいません。上司に頼み、毎日一時間半のズレ勤務にしてもらうことにしました。こうすると、通勤が遠い上に帰宅時間がより遅くなります。

大阪マラソンにむけて

当時大阪マラソンに当選していて、完走するためには練習時間を何とか確保しないといけません。

そこで朝練を計画しました。ウイークデーは2回、朝5時に起き、10キロ走る、あとは週末にロング走をします。

東京マラソン当選

そ放射線治療が始まった数日後(8月14日)、東京マラソンの抽選結果発表がありました。

2014年2月に初マラソンを4時間38分で走り切った自分にとって記念すべき大会。

当たるだけで「おめでとう」と言われる東京マラソン。当選率は大体10%。当たらないと思って応募したところ、また、当たってしまいました。

当たった、外れたの報告がフェイスブックを飛び交う中、一人「困った」と頭を抱える自分がいました。

これから始まる治療、秋から冬にかけての大事な練習期に抗がん剤。髪もなくなる、体力も落ちるだろう。そもそも、練習ができるのだろうか?

走る決意

数日の沈黙、ためらいがあり、ランニング仲間にはフェイスブックで当選と乳がん、抗がん剤治療のことを伝えました。

そして、走るつもりでいることも。

広告

この記事を書いた人

アバター画像

大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)