乳がんとの日々(8)がん治療のために読んだ本

2014年6月に乳がんの告知を受けてから手術、放射線治療と進み、がん三大療法の最後の一つ、11月には抗がん剤治療を残すのみとなりました。

素直に抗がん剤治療を受けたわけではなく、何度も医師と話し合い、抵抗し、反発し、一時は徹底抗戦を試みて、とかなりの葛藤がありました。

抗がん剤治療を唯々諾々と受け入れるにはあまりに負の評判が高く、また、まだ5ミリという大きさのがん、しかも手術でとったあとにそんな治療が必要なのか、大きな疑問があったためです。

だから、11月に抗がん剤治療を始めるまで、色々な本を読みました。

きっかけは、長女が夫に言った一言「パパ、勉強しなさすぎだよ!」夫は、「医者の言うことならやるしかないんじゃない?」という態度でしたから。

一方、私が抵抗する理由はせっかく当たった東京マラソンです。

抗がん剤治療をしたら体力は必ず落ちます。

東京マラソンに出られないかもしれない。滅多にあたらない幸運に2度も恵まれていて、走れないー

そんなこと考えられない、と思いました。何とか出られないものか。

何よりも生活の質が落ちる、そのことが嫌でした。

ツーリングにも行きたい、

仕事も頑張りたい、勉強もしたい、いろいろな体験をしたい。

日々、活き活きと生きたい。

いま、自分は十分元気であり、がんの病状は、ない

なぜ、わざわざ体力が落ちるようなことをするのか?

頭の中で同じ考えがぐるぐる回っていました。

自分でも本を買い、夫も長女に一喝されて、2人で本をいっぱい買ってきて、2人で結論を出そうと努力しました。

最も影響を受けた本は、石原結實先生の本です。
1.もしガンになったら、でも、ならないために 石原 結實
2.「体を温める」と病気は必ず治る  石原 結實

そして、患者の体験として一番興味深かった本は、ムラキテルミさんの本でした。

まずネットで最初にこの方のブログを読みました。

世にも美しいガンの治し方

そして、本も読みました。ムラキさんが現在も元気に活動されていることが何よりの励みでした。本当に凄い本でした。

  1. 余命3カ月のガンが消えた1日1食奇跡のレシピ ムラキテルミ
    4.ガンは自分で治す ムラキテルミ

勝間塾でも勉強会でとりあげられていた新谷先生の本
5.病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める- 新谷 弘実
6. 病気にならない生き方2 実践編 新谷 弘実
7.病気にならない生き方3 若返り編 新谷 弘実

抗がん剤治療絶対反対の先生の本も読みました。
8. がんより怖いがん治療 近藤 誠

でも、必ずしも抗がん剤が悪いばかりではないはず、と思って読んだのはこちらです。
9. 抗がん剤-10の「やめどき」 長尾 和宏

抗がん剤も治療法として認めながらも、代替療法として
10. 今あるがんが消えるレモン・にんじん・りんごジュース 済陽 高穂

さらに、参考にした本。
11. がんは誰が治すのか―治癒のしくみと脳のはたらき 松野 哲也

日常的な健康のために参考になる本。
12.長生きするのはどっち? 秋津 壽男

次に、不思議な古典本。野口先生の整体法には不思議な自然治癒力を目覚めさせる力があると感じます。
13. 整体入門 (ちくま文庫) 野口晴哉

上記の新谷先生の奥様が書かれた本。こんな料理を作りたい!と思いました。でも、自宅でここまではできないなあ。
14. 病気にならない生き方レシピ集 新谷 尚子

古典です。
15. 健康力―60兆個の細胞が、いっせいに息を吹き返した! 塩谷信男

感謝する心で治ったという患者の体験本(Kindleです)こちらの本も、すべてに感謝する気持ちになったらがんが治った、という不思議な体験を書いています。
16. ガン感謝! 我志 普願

大腸がんを克服して今も元気に走っているランナーの本です。

私も、なぜ走っているのでしょう?
17. 走る意味―命を救うランニング (講談社現代新書) 金 哲彦

断食本の古典
18. 奇跡が起こる半日断食―朝食抜きで、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている 甲田光雄

まだまだあるけど、上記のような本を集中的に読んでいました。

では、抗がん剤治療に対し私自身はかなりネガティブであったにも関わらず、なぜ踏み切ったのか?

…これまでのお医者さまとの関係、医師をしている高校時代の友人の意見…西洋医学を完全否定できなかったし、

自分は医者ではない。圧倒的な知識の差。

最後の最後は、51:49ぐらいの配点で抗がん剤治療を受けることにしたのです。

そして、治療を受ける決断をしたそのときには、同時に「抗がん剤に負けない身体を作る」という決心をしていました。そして、抗がん剤治療が終わって少し落ち着いたら石原先生の「ヒポクラティックサナトリウム」に行き、断食をする、と決め、お正月には5月の断食をするための予約を入れました。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)