抗がん剤治療と運動 マラソン完走記(23)脱毛と外来での抗ガン剤投与

1. 脱毛は予告通り

一回目の抗がん剤(2014年11月6日)では、点滴後数日して発熱、口内炎に見舞われ、2週間後からは「予告通り」髪もばっさり抜けました。

髪は、病院内の理容院で残った髪をバリカンで5ミリに揃えてもらいました。

「いっそのことツルツルにしてください」と言ったのですが。

理容師さんが、「感染症に弱いので、カミソリをたてるのは危ないですよ」というのでスキンヘッドにはしませんでした。

もう、髪がないことを受け入れるしかありません。

こうなると一気に病人気分になってしまいます。病人じゃないのに…

2. 2回目の抗ガン剤投与 通院投与の手順

抗がん剤2回目からは予約による通院点滴になります。(11月26日)

私の手順は

  • 採血。
  • 血圧測定、問診:通院治療センターという部屋に顔を出し、看護師さんによる問診。不具合などがあれば伝えます
  • 医師の診察
  • 点滴用の注射
  • 通院治療センターにもどり、点滴開始

点滴用の注射は資格上医師のみができる医療行為です。注射の下手な主治医に「いち、に、のさん」で注射をしてもらいます。

注射からつながった30センチぐらいの管を腕に固定して「通院治療センター」に戻ります。

3. 点滴部屋の様子

通院治療センターは

  • 受付
  • カーテンで仕切られた1・5畳ぐらいの大きさの小部屋が10室
  • トイレ

という作りです。

小部屋のなかは、

  • リクライニングの椅子
  • 薄型テレビ
  • 点滴用の医療器具

があります。

4. 点滴の様子

点滴は2時間ぐらいかかります。

両手は通称ドラえもん手袋、アイスグローブで包まれてしまいます。

読書もできず、テレビをぼーっと見ているぐらいしかすることがありません。

この問題は、のちにポータブルDVDプレイヤーを買いちょうど2時間、好きな映画を見るようにしました。

アイスグローブとは

アイスグローブは、保冷剤でできた手袋です。

末梢神経の痺れや爪が黒く壊死することを防ぎます。

そのため、手を凍傷寸前まで冷やします。

痛いです。本当に痛いです。

アイスグローブは、途中で自分の熱と外気温で生温くなります。

そうすると、再びキンキンに凍らせた手袋と交換です。

5. 点滴の順序

点滴は数種類の薬品を順番に入れます。

  • 吐き気止め
  • 抗がん剤
  • 生理食塩水

合計2時間かかります。

終わる頃には結構ぐったり。

さて、2回目が終了しました。このあと、どうなるでしょうか。

 

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)