抗がん剤治療と運動:抗がん剤治療をしながらマラソンを走りきった記録(10)

浸潤性微少乳頭がんの再発可能性25%は高いのか?

医師に「転移可能性」が「高い」と言われても25%が再発可能性が高いかどうか…はわからない。

逆に75%は再発しないということです。自分はどっちに入るのだろう?自分にとってはゼロか100か、ということでしかない、こういう統計は、「自分の場合」を考えるときにどのような役にたつのでしょう?75%を「安全圏」と考えるのか、25%を「危険値」と考えるのか。

「心配してもしゃーない」

まだまだ楽観的に考え、なんとか抗がん剤治療を避けようと思っていたのが2014年7月から8月ごろだったと思います。

わずか5ミリのがん、何の症状もありません。しかも手術でとっています。

「残っているかもしれない がん細胞のために 抗がん剤治療をする、というのがどうしても納得いきませんでした。

11月に最終的に抗がん剤治療を始めるまで、あるいは決心をするまで、気持ちはぐるぐる、
そのような日々でした。

それでも練習は続く

7月の走行距離は、手術の影響もあり、27キロ。ここしばらくで一番短い走行距離です。
10月の大阪マラソンを控えていたので、8月にはそろそろ走り込みをしないと…と治療のことはさておき、思い始めた頃でした。

8月には放射線治療を始めます。そして、「東京マラソン」の抽選結果が発表になるのです。

↓この頃、霜降り高原にツーリングに行きました。がんの診断、手術はともあれ、人生を生き生きと生きることが大事。好きなことをあきらめるわけにはいきません。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)