乳がんとの日々(16) 抗がん剤4回目を終えてハーフマラソンを走る

1月8日抗がん剤治療4回目後

この日は、朝一番に歯科、病院に入って採血、診察、点滴と忙しかったが、点滴タイムを念願の映画タイムにしようとポータブルDVDプレイヤー持参。TSUTAYAでレンタルした「ロード・オブ・ザ・リング」をかけて点滴に臨んだ。朝早くから動き回ったせいか、実は寝込んでしまいましただが、おかげでアイスグローブによる地獄の痛みをあまり感じないですみました。要するに寝るのが一番いいのかな。

週末には、前もって申し込んでおいた断食のための施設、ヒポクラティック・サナトリウムから連絡があり、4月28日から5月7日まで受け入れ可能であると告げられました。自分としては、抗がん剤の影響をここで一気に「排毒」してしまえる、という希望が芽生えました。

さて、1月11日は「谷川真理ハーフマラソン」。夫が一緒に会場まで来てくれました。ずっと応援してくれていたわけではないけど、最初と最後はそばにいてくれて、とても心強かったです。久しぶりの20キロレース。ほぼキロ7分ペースの予想通りのタイムで完走でき、一ヶ月後の東京マラソンに向けても希望をもつことができるレースでした。一年前はもっと早く走ることができていたのが悔しかったですが。

抗がん剤の影響としては、点滴後数日は便秘をするという影響があります。この日も点滴後一度も排泄がなく、お腹はとても苦しい状態でした。でも、あまり気にすることはやめよう、と思っていました。少しだけ我慢すれば改善される、信じて「お便り」を待とう、と考えていました。

谷真理レースが終わって少し安心。翌日の成人の日は房総半島にツーリングに出かけました。

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このころは、とにかく抗がん剤に負けない、生活の質を落としたくない、という気持ちで意地のようにラン、ツーリングを繰り返していました。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)