定峰峠鬼うどんツーリング [2015.3.22]

1. 秩父に鬼うどんを食べにいく

果物狩りは、次のさくらんぼや桃までは一段落。今回はワインディングを楽しむツーリング。秩父の方に「鬼うどん」という食べ物があるそうな。

というわけで、関越道を嵐山小川ICまで途中三芳SAでわらび餅など食べて早春の風を楽しみながら秩父地方に向かいました。気持ちいい!

嵐山小川ICをおりてからはのどかな田園風景を楽しみながら山に向かっていきます。

2. ふれあい牧場へ

最初に行ったのはふれあい牧場。春先ではありますが名物のソフトクリームも売っていました(ちょっと寒かったので私は食べなかったけど)。

もう少し高度を稼いで山の方に向います。段々道が狭くなってくるけど、ずっと舗装路なので助かります。クネクネと登り、また、クネクネと下ります。

ワインディングが好き、あるいは得意ならライダーならば嬉しい道です。ていうか、自分は未だに細かなシフトチェンジが苦手なので、ちょっと怖いのです。この辺、自分は本物のバイク乗りじゃないのかもしれません。

とはいえ、最適シフトは愛車が訴えてくる…気がします。

あまりローでふかしたりすると「苦しい」とかいう音を出すし、逆もまたそうで、シフトアップしっぱなしだと「いやいや、これでは危ないですぜ」みたいな音をエンジン音が伝えてきます。

ベテランライダーさんには当たり前のことだろうけど、まだまだ未熟な私にとって、愛車のご機嫌(エンジン音)に敏感になることが大事です。

クネクネした山道から一旦平らな舗装路に出て、バス道を走ります。

3. 峠の茶屋へ

その後また、山道へ。かなり登ったところに峠の茶屋。山道を走っている間はバイクにすれ違わなかったのですが意外にも結構な数のバイク(全部で10台ぐらい?)が停車していました。

登山客が山頂から降りてきてホッとするところなのでしょう。おでんやビールがあります。ここでは話のタネに味噌おでんを食べました。なかなか濃い味の味噌です。

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峠の茶屋からはひたすら下りで、鬼うどんはどこぢゃ?と、なかなか見つからないことに不安になりながら(もしかして閉店したか?)、今度は何台かのバイクとすれ違いながら下っていきました。

すると、ついに進行方向左手に店が見えました。バイクも何台か店の前に停まっています。

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お店に入ると、おかみさんが「待ってる間、どうぞご覧ください」と、アルバムを貸してくださいます。店主がバイク好きで訪れたライダーを必ず写真に撮ってくれるのだそうです。

4. 頭文字D

店内の書棚には「頭文字D」の漫画。最強最速のダウンヒルドライバーを目指す若者の成長物語(わたしは読んだことがないけど)だ。ちょっと読んで「ハチロクってなあに」とか同行の師匠に聞いてみる。

鬼うどんは、名前から想像していたほどコシが強くなく、食べやすいうどんでした。
冷やしがオススメとはいっていたけど、私は熱いのが好き。トッピングの辛みきんぴらが特徴のうどんです。

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お店を出ると、店主がカメラを持って出て来られて、写真を撮ってもらいます。私たちの写真があの店のアルバムの小さなスペースを飾ることになります。

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5. かやの湯へ

さて、お腹が満足した後は、何時ものご当地温泉訪問。今日は「かやの湯」という小さな温泉宿を訪ねました。

正確には温泉ではなく、鉱泉湯だそうです。日曜日のまだ早いうちだったため、他に入浴客はおらず、岩風呂を独占してゆっくり入ることができました。

さてさて、食べてお風呂入って帰路に着くわけですが…今回待ち受けていたのは、強烈な

眠気!!

でした。ただし、師匠の。

私のツーリングは、安全重視のゆったり行程。

走行中は師匠とはBluetoothのインカム(無線)で繋がっていて、右左折のタイミングなど、合図しやすいので互いに離れることなくツーリングを楽しめるわけです。しかし、今回は「起きろ」コールの連続でした。

関越道に入ってから、後ろから見ていて師匠の動きが怪しくなります。妙に中央に寄ったり、軌道が定まらなかったり。自分も眠いのは眠いのですが、前を走る師匠がフラフラしているので気が気ではありません。

とにかく最寄りのSAに入りたいのですが、まだまだ先。

高坂SAまであと何キロ、と叫びながらの走行となりました。でも、「お家に帰るまでが遠足」。ちゃんと帰らなければ意味がありません。あと2キロ、と近づいた時には私の前で車線上を斜めに走行する師匠!

この眠気の原因は、お風呂に入ったあと、すぐに出発したことにあるようです。休憩スペースなどがあれば少し体を休めることができたのですが小さな温泉宿だったのでそのようなスペースがなかったのです。

恐怖の2キロをなんとかやりすごし、無事に高坂SAへ。

ここは大きなSAのわりにはあまり施設がなく、フードコートとコンビニぐらいしかありません。残念な感じのSAです。フードコートの椅子は食堂仕様の硬いタイプ。でも、腰掛けるや否や師匠はすぐに寝てしまいました。

私もさすがに疲れがでたのか座ったまま居眠りして、おかげですっきりして無事に帰宅しました。このように、どこでも寝られることも安全ライダーの資質かな?ただし、運転時以外にしたいものです。

[鬼うどんツーリングまとめ】実施日:2015年3月22日 天候:晴 走行距離:240キロ 総時間:9時間

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)