58歳アラ還ランナー7回目のマラソン完走記 有森裕子さんはどこだ?

マラソンを始めて今年は4シーズン目。

2014年初マラソン、

2015年抗がん剤治療しながらの東京マラソン ➡️ 抗がん剤治療と運動 マラソン完走記 最終回(38)

2016年名古屋ウィメンズで久々の5時間切り。➡️ 名古屋ウィメンズマラソンは、フラットなコース設計、豊富なトイレ、おしゃれ感満載で男性の応援が多く、ゴールで「ティファニー」が待っている超楽しいレース!

さあ、今シーズンはどうなるか。シーズン1発目のレースです。

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1. 富山マラソン前半の走り

  • スタート前の準備

5時起床。

まず熱めのシャワーで身体を起こします。

ウェアを着て、足にはマメ防止クリームを塗り、いつもの靴下。

外気温を考え、カイロをお腹と背中に貼っておきます。

ホテルの朝食は時間的に間に合いません。

前日に買っておいた3つのおにぎりのうち、2つを食べます。

富山マラソンのスタートは、高岡市役所前。

北陸新幹線の富山駅から新幹線で一駅の新高岡から、大会が用意してくれたバスで10分ほどです。

ゴールは富山駅近くの総合体育館。

あさから新幹線移動は緊張します。

直行バスもあったらしいのですが、

早々に売り切れていました。

新幹線利用には、大会本部から援助があり、新幹線が割引になりました。

なかなか親切で、嬉しいです。

当日の気温は、最低8度ぐらい、最高16度ぐらい。昨日の雨もあがり、ありがたいことに晴れ。

寒がりの私にはいいコンディションです。

朝から新幹線に乗り、次にバス。比較的快適にスタート地点まで到着しました。

会場の手荷物預かりトラック近くまで接近、すでにウェアは着ているので更衣室は利用しません。

おにぎりを1つ食べ、寒さ対策の使い捨てポンチョを被り、他の荷物は支給されたビニール袋に入れて、指定された番号のトラックに。

スタート地点に進み、指定ブロックで整列します。

スタート30分ぐらい前から並びますが、この間はほとんど身動きできないので寒さが身に沁みます。

カイロは、インナーに貼っているものが背中2枚、お腹1枚、そして、短パンのポケットに2つ。

スタート5分前に顆粒のアミノ酸サプリメントのメダリストを一袋。

筋肉が枯渇しないように、さいしょから少しずつ補給します。

開会宣言などスタート前のイベントがひととおりおわり、金哲彦さんが準備体操をリード。

有森裕子さんがゲキを飛ばします。

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  • スタートから中盤の走り

号砲が鳴ってスタート。

すぐには走り始められません。

スタートラインまで、集団でトロトロ歩きです。

私の場合はDブロックだったので、スタートラインを踏むまで8分ぐらいでした。

ゆっくり、走り始めます。

沿道の惜しみない拍手、小学生たちの可愛い声援。

はしれることに感謝のきもちが湧いて来ます。

マラソンは、正直、練習がたいへん。

私の生活の中ではかなりストイックさを求められる活動です。

そんなに大変なんだけど、それでも続けているのは、

「こーんな見ず知らずの私でも、応援してくれる人がいる」からでしょうか。

いつもはペースを見ながら走りますが、今回はあまり練習できなかったこともあり、完走できれば充分。

とにかくイーブンペースで走ることを目指しました。

5キロ地点で、トイレ休憩。

身体が暖まったので、身体中のカイロ、5つを全部外しました。

身体が軽くなり、走りやすくなりました。

5キロで再びメダリストと水、10キロでアミノサプリジェルを摂取。

実は7キロ地点で有森裕子さんと遭遇。

残念ながら、有森裕子さんは、カーブを曲がり切ったところに立っていたのであっと気付いた時にはもう、通り越してしまいました。

最初のハイタッチのチャンスを逃しました。

再びお会いできたのは、上りに差し掛かる新湊大橋の手前、20キロ地点。

有森裕子さんは、沿道のお年寄りに囲まれて握手を求められていましたが、

「お願いします!」と大きな声をかけるとしっかり握手してくださいました。

握手で元気を100倍もらい、富山コースのいちばんの難所であり、また、一番美しい景色を楽しめる 新湊大橋に向かいます。

海のそばを走る!この青空‼︎

だらだら上る橋では、多くの人が歩き始めていました。

まだ20キロで歩くわけにはいきません。

というわけで、自分で「ファイト」と掛け声をかけながら、とにかく走って登りきり、ハーフの難所をやり過ごしました。

そのあとは田園地帯に入ります。

2. 後半戦

20キロを過ぎると、少しずつ足が重くなります。

周りはのどかな田園風景。1キロ1キロが遠く感じますが、ここは耐えるところ。

幸いフラットなので、足には負担なく、いかに淡々と走り続けられるかだけが問題。

そして、終盤、30キロ地点にはメガホン持った有森裕子さんが再び立っていました!

とにかく声を限りにあと10キロだよ〜、がんばれー、と気合い入れです。

沿道の声援も途切れません。

最後の10キロ、ひたすら我慢で走り続けました。

3. 富山マラソンまとめ

5時間17分。到着するとすぐに記録証を印刷してくれます。

嬉しい。

荷物の引き取りもスムーズでした。

着替えもせず、お弁当と果物、そしておやつを買ってホテルに戻り、お風呂に入って身体を休めました。

エイドで食べたクリームパンが美味しかったので、買って帰りました。

はぁ、7度目のマラソン、何とか完走しました!

今シーズン、つぎは来年の3月。

静岡を走ります。

4. オマケ。私のマラソン暦

初対面のかたに、私がマラソンを走っていると自己紹介すると、

多くが「昔から走ることが得意だったのですか」と聞かれます。

いえいえ、走ることは苦手中の苦手。

50メートル走9秒を切ったことないし、校内4キロマラソンでも、下位10パーセント。

そんな私が50歳になった時、

「もう人生後半戦。今までやらなかったことをやろう」と、ふと思ったのです。

で、始めたのがランニング。

たまたま入った勝間塾にランニングくらぶがあり、

みんなで応募した東京マラソンに(10キロも走れないのに)当選してしまい、

背水の陣で始めたマラソン練習。

これまでに参加した大会は

  1. 東京マラソン(2014年2月)
  2. 霞ヶ浦マラソン(2014年4月)
  3. 大阪マラソン(2014年10月)
  4. 東京マラソン(2015年2月)
  5. 金沢マラソン(2015年11月)
  6. 名古屋ウィメンズ(2016年3月)

この先、目標は「後期高齢者」になるまでマラソンに出られる身体を作ることです。

さあ、挑戦を続けよう‼︎

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)