佐渡島ツーリング日記(3) 二つ亀、大野亀、姫津大橋、佐渡金山、そして日本海に沈む夕陽

2017年9月21日 佐渡ヶ島2日目です。

前日の疲れと、想定外の怪我で寝覚めは良くなかったのですが、

どうやら怪我はひどくなさそうで、バイクの運転には支障ないみたいです。

8時すぎ出発。

今日は天気が良さそうでありがたい。

1. 二ツ亀、大野亀 同じ亀でもルーツが違う

島の北端目指してバイクを走らせます。市街を出ると信号もありません。

ひたすら、ほぼ一本道を走ります。

1時間ほど走ると二ツ亀の看板が見えてきました。

そして…

二匹の亀がうずくまっているように見える島、だそうですが、

なかなか想像力を働かせないと難しい。

砂洲で繋がっている「陸繋島」だそうです。

ジオサイトを見ると、この周辺の岩は太平洋から運ばれてきたとか。

次に見た大野亀は、溶岩が盛り上がってできたものらしい。

同じような名前でも、作られ方がまったく違うのですね。

二ツ亀を離れてそのまま道なりに進むと、

マグマが隆起してできた大野亀があります。

初夏にはこの地域にしか生えないカンゾウが咲き乱れるそうです。

今は亀のてっぺんは崩落の危険があるから途中までしか登れません。

大野亀ロッジでコーヒーを飲んで一休み。でもアタマは次に行くところを考えます。

大体の予定は立てていますが、

その日の様子によって気軽に変えることができるのがツーリングのいいところかも。

今日は、とにかく日本海に沈む夕陽を見ること、が大事なので、そこまでは気ままに。

天気も良かったので、海沿いに南下しようと外海府海岸を姫津大橋目指して走りました。

道の左右に、もう収穫を終えた稲が干してあったり、

時々牛を飼っている酪農家がみえたり、この島は確かに日本を凝縮している、

との言葉通り多様です。

日本海は少し波が高いけど、いい天気で海沿いの一本道を走るのは気持ちいい。

2. 姫津大橋と、持田屋さんの海鮮丼、そして米粉パンケーキ

そして訪れた姫津大橋のイカの塩辛作り体験所に立ち寄ると、地元の方が

「今、二ツ亀あたりは大雨ですよ。島のあっちとこっちでは全く天気がちがいますからね。」

と教えてくれました。

そして、また、お昼は「持田屋」さんがいいですよ、との情報も。

魚屋さんが経営しているのだとか。

「佐渡ではお昼ご飯は2時までだから、

遅くならないうちに行ったほうがいいですよ」との貴重な情報も。

もともとガイドブックで見ていたお店はやめて、持屋屋に変更。

海鮮丼と、デザートには持田屋さんオリジナルの米粉のパンケーキ。

パンケーキはしっとりしていました。

いけます!

3. 佐渡金山見学

佐渡島を訪れたら、やはり佐渡金山。

史跡佐渡金山

さすがに見ごたえあります!

見学コースは江戸時代の金山と、明治の近代化以降の2つのコースに分かれています。

解説もそれぞれきちんと整備され、さすが、「世界遺産登録」を狙っているだけあります。

金山の中は暗くて湿気が高くて、作業員は短命だったそうです。

さもありなん。

中に置かれている人形は動いたりしゃべったりします。

「馴染みの女に早くあいてぇなあ」とつぶやいています。

金山見学コースは2つあり、江戸時代、そして明治以降の近代です。

近代は機械を使い、人足よりも機械での採掘がメインになります。

佐渡金山の「世界遺産」認定に向けて、かなり運動があるようです。

4. 日本海に沈む夕陽

夕陽を見るために、この日は早めにホテルにチェックイン。

今夜のホテルは佐渡島の西側にある海沿いのホテル「ホテル大佐渡」

到着後、すぐに大きなお風呂に入り、汗を流してホテルの目の前の春日岬へ。

春日岬には灯籠が一基あり、その明かり窓ごしに夕陽を撮影しようと

1人のカメラマンが三脚を用意していました。

いや、その甲斐はあります。

もう、「何も言えね〜」

1日目のドタバタとは打って変わって、

佐渡ヶ島の素晴らしい観光地をしっかり見て回ることができました。

ここにくることができたことを感謝し、夕陽に向かって手を合わせました。

5. ホテル大佐渡の料理は半端ないぞ!

ホテルのスタッフの方々も親切で、

お料理は「佐渡を味わい尽くしていただきたい」との

熱意がこもるものでした。

普段、あまり量を食べない私ですが、

頑張って頂きました。

どれも、美味しくて感激するお料理でした。

デザートのおけさ柿のプリンの写真を撮り忘れたのですが、

柿の香りが濃厚なプリンでした。

このホテルは立地もよく、まさに日本海に沈む夕陽を見るには最適!

お料理もよく、スタッフのみなさんも親切で

海を眺めながらの露天風呂も豪華で満足な気分を味わえます。

佐渡に行かれたら、一泊はこちらに!

おススメです。ご予約はこちらから。

 

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)