目黒寄生虫館に行ってみた!目黒にある学術価値の高い私設博物館。オドロキの展示物の数々

噂には聞いていたけど、

これまでなかなか行けなかった(行こうと決心しなかった)

ちょっとかわった博物館。目黒寄生虫館

ついに行ってきました!

1. 私立博物館でこれだけの展示!

目黒駅から徒歩圏の博物館。マンションの1-2階を利用した博物館です。

創立は1953年。

入館してすぐ、早速の寄生虫の解説。詳しく、しかもわかりやすい。

あれ、入館料は?払うところはありません。

とにかく展示を見ます。

いやー、すごい。次から次へときちんと「整理された」寄生虫の展示です。

来場者も結構入れ替わり立ち替わり。

1階は寄生虫の多様性についての展示。そして魚の寄生虫。

(ちょっと、怖かったので写真撮らず…)

2階は人体の寄生虫。

そして人獣胸中の寄生虫。

オドロキの展示はこれ!

この白いヒモは….

なんと、40代男性の便からでてきたもの!

この男性が3か月前にマスの刺身を食べたところマスに寄生していた

この「日本海裂頭条虫」が成長し、8.8メートルに成長したということです。

駆虫剤を男性に飲ませ、ほぼ完全な形で採取したとか。

いやー、生魚怖いですね。

そしてミュージアムショップがあります。

ショップは撮影禁止ですが、Tシャツ、ファイル、はがき、

ペン、ミニバッグなどに様々な寄生虫が印刷されています。

ストラップは本物の寄生虫入りです。

また、寄生虫学の歴史も学習できます。

日本の寄生虫学の大家。山口左仲博士。

山口博士のスケッチ(画家も協力)

拡大してみてもすごい精密さ!

2. 清潔で展示もわかりやすい。しかも…

私立博物館とはいえ、手入れは行き届いていて

どこも清潔。

展示品も見やすく、解説がわかりやすい。

私設博物館って、これまでいくつか見たことはありますが、

展示品の解説などが不親切だったり、なんだか「自己満足」?

とか思うところも多かったです。

しかし、ここは違いました。

見応えありです!

そして、入館料は無料です。

3. まとめ

小さな博物館ですが、資料も、展示も充実していて楽しめます!

(あ、苦手な方はもちろん無理ですが)

研究博物館として、そしてやはり寄生虫による病気の根絶に尽力してきた

方々の絶え間ない努力の歴史を辿るにもとてもいい場所だと感じました。

見学はどれぐらい詳細に見るかにかかるのですが、私の場合は1時間ぐらい。

グッズも販売されていて、グッズ収入が博物館の維持に役立ちます。

私は入り口付近の寄付箱に寄付をさせていただきました。

この博物館がいつまでも運営されると嬉しいです。

目黒寄生虫館情報(HPも充実しています!)

  • 開館時間 午前10時~午後5時
  • 休館日    毎週月曜日・火曜日/年末年始
  • 入館料  無料(ご寄付にご協力ください)
  • (月曜日・火曜日が祝日の場合は開館し、直近の平日に休館)
  • 住所 153-0064 東京都目黒区下目黒4‐1‐1
  • TEL  03-3716-1264(音声案内) FAX  03-3716-2322

 

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)