Award of Excellence受賞ならず! TOEIC L&R, S&Wで英語の総合力を測る!

2008年に990点をとって以来、なんだか「燃え尽きて」受験していなかったTOEICですが、10年ぶりの復帰戦です。

1. 教えるためには自分の現状を知る

最近、TOEICの「コツを教えて欲しい」といったリクエストを聞くようになりました。

教えるためには自分の現状を知るべき、と思ったこと、また「新形式テスト(2016年〜)」は受けていなかったので昨年秋ぐらいから

受験を再開しました。実に10年ぶり。

調べてみると、TOEICの運営母体である一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)では、

Award of Excellenceという賞を創設、「せっかくなら狙おう」、とS&W(スピーキングandライティング)も受験しました。

表彰制度“IIBC AWARD OF EXCELLENCE”のご案内

この度、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)では、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの英語4技能をバランスよく学習され、コミュニケーションツールとして英語を積極的に使われている皆様を応援させていただきたいという思いから、“IIBC AWARD OF EXCELLENCE”を設立いたしました。英語で「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を測定するTOEIC Testsの公開テストを受験し、一定のスコアに到達された皆様に、毎年一度、“IIBC AWARD OF EXCELLENCE”をお贈りいたします。

  • TOEIC Tests:TOEIC Listening & Reading Test、TOEIC Speaking & Writing Tests、TOEIC Speaking Test、TOEIC Writing Testの総称

一定の点数というのは、

TOEIC Listening & Reading Test
800点以上
(リスニング375点以上※1、リーディング425点以上※1
TOEIC Speaking & Writing Tests
スピーキング160点以上※2 ライティング170点以上※2

です。そして、2017年度の私のスコアは….

ジャーン!!

ああ、惜しくも(いや、惜しいかどうかわからないけれど)S&Wで10点ずつ足りなかった!!

2. 4技能について、自分の弱点とは?の分析

いや、「悔しいです!!!」

とはいえ、「達成感」を求めてやまない私の性格。

2018年度に向けて始動しています。

TOEICでは問題は公表されないし、自分がどこを間違えたのか、わかりません。

なので返送されてくるOfficial Score Certificateをもとに自己分析するしかない、のです。

とりあえず、TOEICのHPを調べると、自分の得点範囲の受験者に対する一般的な傾向について以下のような講評がされています。

リスニング(400点前後のスコアを取得する受験者向けの講評)

一般的に、このレベルのスコアを取得する受験者には、解答する際に、あまり使用されない文法や語彙が出てくるときにのみ、弱点が認められます。

「あまり使用されていない文法や語彙?」今回は、多少間違えたかもしれないけれど、減点対象になるような間違いはなかった、ということだと思います。

リーディング(450点前後のスコアを取得する受験者向けの講評)

一般的に、このレベルのスコアを取得する受験者には、解答する際に、多くの考えや複雑な考えが、少ない単語もしくは複雑な方法で表現されている場合、または難解な語彙が出てくる場合にのみ、弱点が見られます。

自分の印象では、やはり「読解」に時間がかかり、正しい情報を素早く捉えることができなかった、と解釈。

では、S&Wですが、スピーキングはやはり4技能のうちで最低ランクになりました。意識しないと練習する機会も少ないですからね…

スピーキング(レベル6。8段階のうち)

一般的に、レベル6に該当する受験者は、意見を述べたり、複雑な要求に対して、適切に応えることができる。しかしながら、少なくとも部分的に意見の根拠や説明が聞き手にとって不明瞭なことがある。これには、以下の理由が考えられる。

  • 話さなければならない時、発音がはっきりしない、またはイントネーションや強調すべき部分が不適切である
  • 文法に誤りがある
  • 使用できる語彙・語句の範囲が限られている

また、ほとんどの場合、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。しかしながら、しばしば内容は理解しにくい。
書かれたものを読み上げる際の英語はわかりやすい。

そして、ライティングですが…もう少し出来がいいと思っていましたが、うーん、ロジカルな説明が苦手かも。

ライティング(レベル7。8段階のうち)

一般的に、レベル7に該当する受験者は、簡単な情報を提供する、質問をする、指示を与える、または要求することが的確にできるが、理由や例をあげて、または説明をして、意見を裏付けることは部分的にしかできない。
簡単な情報を提供する、質問する、指示を与える、または要求するときは、明確で、一貫性のある、的確な文章を書くことができる。
意見について説明しようとするときは、その意見と関連のある考えやある程度の裏付けを提示することができる。このレベルにみられる一般的な弱点には、以下のようなものがある。

  • 要点の具体的な裏付けや展開が不十分である
  • 述べられている様々な要点同士の関連が不明確である
  • 文法的な誤りがある、または語彙・語句の選択が不正確である

3. まとめ 結果を受けて

教えるためには、多分、「できる」と「できない」の両方の気持ち、そして「なぜ」できるか、できないか、がわかる必要があります。

「名選手、名監督ならず」というのと同じです。自分が簡単にできてしまうと、他の人が「できない」ことが理解できない。

これから色々分析し、「なぜ聞こえないのか」「なぜ(情報を)見つけられないのか」「なぜ読むスピードが上がらないのか」

自分や他の人がどこで、なぜ間違えたのか、問題演習を続けながら人に教えられる技能を高め、そして、まずは目標である

2018年度のAward of Excellenceの受賞、そして10年連続受賞を狙っていこうと思います。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)