乳がんとの日々(2)手術

2014年7月8日 手術
マンモトーム検査の結果、まだ小さいけれど癌が見つかりました。大きさ5ミリ。翌週には手術をする予定になりました。手術は7月8日。7日に入院、局所麻酔で行うため、翌日には退院予定です。

入院前日は日曜日で山梨にサクランボ狩りツーリング。写真はその時のもの。帰途にはそのままバイクで長女が次男出産のため入院している病院に立ち寄りました。心配するといけないので自分の手術のことは言いませんでした。心配するほどでもないのですが。

入院日のことはあまり印象に残っていませんが、手術準備として超音波で術部を確認するなど、様々な検査を淡々とこなしました。次女・三女が主治医の説明につきあってくれました。主治医はとても忙しいので、説明をしてもらったのは午後8時をまわっていた頃だと思います。次女・三女ともに童顔なためか、看護師さんには「中学生?」と聞かれるし、主治医には「高校生?説明聞いて大丈夫?」とか言われてました。若く見られるのはいいこと、でもないか。

手術日は午前絶食。何となく落ち着かないので小説を読んで過ごしていました。手術予定は1時半。一応、車いすで運ばれます。歩けるけど。よく覚えていないのですが、足に注射を刺して、その血が病室の床に点々と残っていたため、私の手術中に病室を訪れた三女を恐怖に陥れたようでした。手術自体は全身麻酔ではないので執刀医が何をしているか、わかります。コンタクトや眼鏡を外していったのが残念でした(コンタクトはだめかもしれませんが)。眼鏡があればもっとよく見えたのに(一応、術部と自分の頭部との間には上からカーテンのようなものが架かっていて直接目視することはできませんが、ライトの金属部分に写っていたはずです)とても残念でした。念のため、リンパ節の組織もとるので、腋の下にもメスを入れましたが、その時だけは痛いので「痛いです」と訴えるとすぐに麻酔を打ってくれました。麻酔のおかげですぐに痛くなくなり、麻酔の威力はすごい、と思いました。

採った組織を見せてもらうと、それは小さなお饅頭ぐらいの肉塊。病理検査に回され、車いすで運ばれて病室に戻りました。手術時間はおそらく1時間もかかっていなかったと思います。(おできをとるようなものでしょか?おできをとったことはありませんが)

翌日には退院です。帰宅したら洗濯物がたまっていて、元気な病人の家族ってこんなものよね、と洗濯をし、ご飯を作り、翌日からの出勤に備えました。実は仕事があまりに忙しかったので、手術入院がこんなに短いのは(それに苦痛もなかったし)とても残念なぐらいでした。傷口には防水のテープが貼られているので、シャワーは退院日から大丈夫。

その週末には「女性のためのバイクレッスン、チームマリ」の練習に出かけました。これは、私が2009年から所属しているライダーズスクールです。

入院も手術も楽になったものです。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)