乳がんとの日々(1)告知

本日2015年4月28日より、伊豆にあるサナトリウムで10日間の断食に入ります。がんの告知から10ヶ月、色々ありました。今回の断食は二度とがんを発症しないように自己免疫力を高めようと思って計画しました。昨年から今までのこと、少しまとめてみたいと思います。

2014年7月2日 告知
毎年、5月にはマンモグラフィを受けます。何年か前に人間ドックで乳腺症があると言われてからです。毎年、問題なし、のお墨付きをもらって元気さを確認するだけだった行事が、今年は違ってました。「右乳房の一部に石灰化が見られるので、検査しましょう マンモトームを行いますので予約します」

石灰化?初めて聞く言葉でした。インターネットで調べると、癌の兆候であることもありますが、9割がた良性であるとの診断が出ることが多いです。ただ、気になるのは私の主治医はとても見立てのいい人で、彼が疑うということはなんとなく、悪い予感、ということ。でも先の心配をしても仕方ないので素直に検査し、「疑いを晴らす」つもりでいました。マンモトームの予約は6月24日。その頃は、ランニングイベント-1日かけて東京十社巡りとか、マラソン完走クラブの練習とか、所属している勝間塾の「洋上麻雀」とか、楽しいイベントが毎週のようにありました。

ところで、マンモトームとは、生検を取る方法で疑わしいところに針を差して組織をとる方法です。検査自体は簡単です。被検査者は処置台にうつ伏せになりますが、乳房のところだけ処置台に穴が空いていて、そこからおっぱいが突き出る状態になっています。針を刺して内部の組織を摂ります。針のあとは小さな傷ができますが、切開するほどではありません。自分の場合その傷はなかなか深かったらしく、2週間ほど傷口がふさがらず、長い間絆創膏を貼っていました。

検査結果を聞きにいったのが7月2日。その頃には私の治療方針も決まっていたのでしょう。がんである、という告知と同時に手術日も決められました。手術は7月8日。入院は七夕。あれよあれよと言う間でした。ただ、非常に小さな癌だというので(おそらく私の主治医でなければ見落としていたでしょう)、何の心配もしませんでした。体調も悪くなかったし。ただ、仕事が最も忙しい時期なので、職場で3日間の休みをとることが気がかりでした。

続く

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)