山梨県にあるほったらかし温泉は、これまで何度も行ったお気に入りスポットですが、なかなか天気には恵まれず、お風呂からの「絶景富士」を眺める幸運には恵まれません。今回、富士山は見えるのでしょうか?
天気予報は一日中曇り。それでも露天風呂から甲府市内を一望できる景色はなかなかのもの、のはずなのでとにかく出かけることにしました。
9時集合で、本日は中央高速。環七から大原交差点、永福入り口から首都高4号新宿線、そしてそのまま中央高速へ。お天気がいいと9時すぎにはそろそろ渋滞が始まる頃ですが、あいにくの曇り空なので車も少なく、順調に進むことができました。
無理して進まず、が身上の中年ツーリングなので、石川PAで一休み。ヘルメットを取るとウイッグまで一緒に取れてしまう状態にもうまく対応できるようになり、PAに着いたらすぐトイレ。個室で気兼ねなくヘルメットをとる、というスタイルが定着しました。
石川PAではドトールでちょっと食べ物補給。お昼はなんか変わった蕎麦屋さんに行くと師匠が言っていたのであまりお腹一杯にはならない程度に、でも小腹は空くのです。
一休み後は一気に山梨入りするつもりで出発。私のナビは一宮御坂ICで下りるよう指示していましたが、師匠はなぜか甲府昭和まで行くと言い張ります(ICだと二つ先になります)。うーん、この選択はなぜだろう?
ま、その方が甲府市内を避けることができて最短ルートなんだろうな、と先行する師匠についていきながら、甲府昭和ICを下りました。この時点でちょうどお昼ごろ。お蕎麦気分になってきました。ところが、師匠はお蕎麦屋さんとは違う方向に。どんどんお蕎麦屋さんから離れて行きます。実は師匠は、ナビをバイクに固定する部品がなくなったのでバイクショップに行きたかったとか。グーグルマップでバイクショップを探していたのは気づいていたけど、いつの間にか立寄先を追加していたのですね?2人でナビ使っていても別方向を示すはずです。
甲府市内を走り回ってバイクショップには行きましたが結局部品は品切れで、お昼時間をかなりずれてお蕎麦屋さんに到着。幸い、そのおかげかお店は空いていました。
このお店では、めんつゆにラー油が入っていて、つゆは辛くて濃厚。蕎麦はコシがあってつゆに負けない。自分ではきっと敢えてこういったお店は選ばないけど、こういう機会でないと試せない。なかなか美味しゅうございました。
お昼終わって、いざ温泉に向かいます。ほったらかし温泉は山の上にあるのでいくつかの果樹園や観光農園を通り過ぎ、山腹にあるフルーツ公園を通り抜け、最後はかなり傾斜のきつい坂道を登り切った先に砂利のひろ〜い駐車場があります。
砂利は苦手です。なので慎重に進みます。天気予報は曇りだったけど、昼頃からはポツポツ雨も降り始めました。入り口には「あなたはどっちの湯?」とあります。さいころを振って「あっちの湯、こっちの湯」を選ぶのですが、私たちは前回来た時は「こっちの湯」にしたので今回は「あっちの湯」
あっちの湯は内風呂一つ、露天風呂二つでまさに甲府市内を一望に見渡せる絶景のお風呂です。
露天風呂の雨は嫌いではありません。頭にポツポツ雨を受けながらゆったりまったりの温泉。まさに自然の中にいる感じがします。湯船で少しうたた寝をして(お風呂でも寝られるのが特技)帰りへの英気を養います。お風呂を出るとすっかり夕方。お風呂上がりに白桃ソフトを食べ、5時少し前に温泉を後にしました。
さて、お家に帰るまでが遠足。高速に入る前にすでに渋滞情報は得ていたけれど、どうやら事故で発生した渋滞のようです。処理がなかなか進まないのか、一向に20キロ渋滞表示が短くなりませんでした。結局、のろのろ進んで、数珠つなぎの車は八王子まで続きました。いやー、疲れます。事故処理による車線規制が原因でしたが、どうやら最初の事故があり、さらに渋滞の影響で次の事故が発生したようでした。
事故現場にはまだ車両が残っており、バイクが横転、少し離れたところに後部が大きくへこんでいるセダンがありました。バイクと自動車の事故。こういうのを見るたび、安全運転に対する気持ちが引き締まります。ライダーの方、大きな怪我でなければいいのですが…
事故現場を通過すると、あとは一気に順調に流れました。石川PAの吉野家で晩御飯。渋滞の疲れもあったので身体を休めがてらの夕食となりました。帰宅8時半。
渋滞に掴まると運転にはかなり注意が必要になるので翌日はあちこちの筋肉がガチガチになります。今回は腕に力がはいっていたようで二の腕が筋肉痛です。
ほったらかし温泉、ほったらかさないで今度こそお風呂から絶景の富士山を眺めたいものです。