【ブックレビュー】「世界一ラクにスラスラ書ける文章講座」山口拓朗著を読んでー文章を書くことに悩んでいる方に超絶オススメ!

文は人なり

やまたくさんの本を読ませていただくと、「文は人なり」という言葉が思わず浮かんできてしまいます。

この言葉は、フランスの博物学者ビュフォンが1753年、アカデミーフランセーズの入会演説で言った言葉で、

「文章は筆者の思想や人柄が表されている。 文章を見れば書き手のとなりが判断できる」

と解説されています。

そして、この文章を書くためにその言葉を検索していると、

なんとやまたくさんのブログにも「文は人なり」について言及したページがありました。

今回の本は特にその言葉そのものを反映している、と読み進むにつれ、ますますその思いを強くしました。

文は人なりを念頭に置き、この本をおススメする理由を三つ挙げます。

平易に書くことの大切さがわかる

やまたくさんを直接存じ上げているので、行間からあの優しい人柄がにじみ出てきます。

なので、やまたくさんの本を読んでいると、まるで会話しているみたいな気分になってきます。

しかしながら、この本は、単に平易というだけの内容ではありません。

実はこの本は、文章を書くことが「苦手で難しい」と感じている方だけでなく、

自称「得意」と思っている方にとっても読むべき本、と言えるからです。

まず、内容が平易なのでどんどん読み進められる。

しかしながら、この、平易というのが曲者で

「本当に物事をよくわかっている人にしか易しく説明できない」

という重大な事実が隠れています。

世の中には、難しいことをもったいぶって、よりややこしく説明する人と、

難しいことを難しいままにして読者を置き去りにする書き手や話し手が多いのです。

皆さんの周りにも「教養がある人」ぶってそんな人いませんか?

私はよく見てきました。実は難しいことをやさしく説明できる人は少数派なのです。

やまたくさんは、その少数派の一人で、読者の知りたいことをよくわかっているからこそ、

やさしく説明でき、ときに上手なたとえ話を使って読み手に歩み寄ってくれる書き手なのです。

そして、なぜ自称「得意」な人がこの本を読むべきかというと、

そういった人たちは基本を忘れがちで、得意に溺れ、

我流に陥っていることに気づいていないことが多いからです。

初心者であれ、ベテランであれ、どちらのタイプの方にもとにかく活用できること、

肝に命じるべきことが書かれているのです。

その辺りの書くことに対する確認事項が前半、32ページあたりから書かれています。

その文章を書く目的は何?誰が読む?読む人のニーズは?どんな反応をしてもらいたい?

読む人の知識レベル?

初歩的なことかもしれませんが、ついつい思考の垂れ流し的な文章になってしまいがちな

中級〜ベテランさんは今一度確認してもいいことかもしれない、そのことを敢えて指摘してくれた

ことはありがたいなあ、と感じました。

テンプレートは使い勝手がすごくいい

この本には、三つのテンプレートが紹介されています。

文章が苦手な人は一行ずつの骨組を考えることから始められ、

練習しながらよりふくらました文章の組み立てを学ぶことができます。

一行ずつ、となるとハードルはかなり低くなりますよね。

また、自称得意者はこれまでたくさんの「伝えたいこと」や「表現したいこと」で「思考がからみあい」、

無秩序状態になった頭の中の言葉のかたまりを、テンプレートに落とし込むことにより、

すっきりと吐き出すことができます。

試しにテンプレート1、2、3を使ってそれぞれ文章を作ってみました。

それぞれものの5分でできましたよ!どの文章も「運動の効用」を主題としています。

私の例

1.列挙型

私は運動が好きです。その理由は三つあります。

 

まず、好きな運動を通じて仲間ができます

次に運動すると心肺機能が高まりまり、体が丈夫になります。

三つ目にスタイルがよくなり、自己肯定感が高まります。

 

このように、運動をすることで私の生活の質は高まります。みなさんにも運動をおススメします。

 

2.結論優先型

運動をすると、多くの人の生活の質が高まります。

 

なぜなら、運動をすると、ストレスに対して効能のある脳内物質のセロトニンというホルモンが分泌され、気分がよくなります。

また、同じ運動をする仲間ができます。

運動をすることで筋肉がつき、余分な脂肪が減るためスタイルがよくなり自己肯定感が高まります。

 

例えば、私の場合、多少気分が落ち込んだ時でも友人とともに走ると悩みが吹き飛んでしまいます。

また、体組成計で継続的に計測していますが、体脂肪率は20%前後で長い間推移しており、10年前の服もサイズアップなしに着ることができ、経済的です。

 

だから、運動をすることには多くのメリットがあると思います。

 

 

3.ストーリー型

お正月の間はテレビを見たり、家族で食事にいったりして運動をする時間がとれませんでした。

その結果、わずか1週間で3キロも体重が増えてしまいました。

 

そこで一念奮起!でも一人では続けられないと思い、職場でイベントを立ち上げ、

「みんなでチャレンジ(みんチャレ)」という形で運動結果を報告しあうことにしました。

 

グループを作ったおかげで大勢の「お正月太り」を気にする人が集まり、仲間も増えて楽しく減量しています。

みんチャレをはじめて一か月たった今、元の体重に戻りました。

 

グループの仲間もそれぞれ2-3キロの減量に成功しており、みんな溌剌としています。

皆さんも職場でこのようなグループを作って健康機運を盛り上げませんか?

 

どうですか?運動の効用、というだけでこれだけの文章ができました。

これ、ほんとにおすすめです。テンプレートのガイダンスにしたがって思いつくままに書いているだけなのですが、

まとまっている感じがしませんか?これは、まさに「世界一楽に書けるメソッド」に間違いないです。

スピーチにも応用できる

ちなみに私はこの本を読んでいて、やまたくさんのテンプレートを使うことは、

書くことに限らず話すことにも使える手法であると気づきました。

私たちは、言葉を使って人に自分の考えを伝えます。書き言葉であれ、話し言葉であれ。

どちらかが一方的に上手な人もいますし、書くか、話すかだけが得意な人もいます。

 

私は英語を教えようとしていますが、なかなかスピーチの試験でいい点数がとれません。

いつも内容がごちゃごちゃしています。

 

でも、このテンプレートを頭に入れておくとどのような質問であれ、

論理的展開に破綻がありません。今後はこのテンプレートを活用し、

状況に応じて「どれを使うか」素早く判断し、まとまりのあるスピーチをしたいと思います。

 

まとめ

本書に限らず、やまたくさんの本はどれも簡単なアプローチから入っていきますが、

決して初心者だけの本ではありません。

中級者も上級者もテンプレートを念頭にいれておくと、これまで以上に書くスピードが上がり、

スラスラ書けるようになると思います。

そして、私はこの文章全体を列挙型テンプレートを念頭におきながら書きました。

 

「文章苦手」な方はもちろん、「得意」な方もこの本を手元に置き、

テンプレートを活用してバリバリ文章を書いて発信していただきたい、そんな気持ちになる本です。超絶おススメです。

なお、ギリギリのご案内で申し訳ないですが、1月17日山口拓朗さんの

出版記念講演会が開催されます!!

金曜日の昼または夜、お時間作って是非お出かけください。

文章に悩む方、必見です。

また、私も明日はお時間をいただいて自分の本の宣伝もさせていただきます。

(ご親切に時間をくださいました)今からチラシ作ります!!

そして、やまたくさんの本のご紹介、こちらも貼っておきますね!!

↓こちらはやまたくさんのHPからお借りしています。是非やまたくさんのHPをご訪問くださいね!

 

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この記事を書いた人

大野 清美

大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)