主婦をやめて一人暮らしはじめました(65) 「やめられたら困るなあ」

「出戻りの」娘が…

次女が久しぶりに家(都内の自宅)に来ました。

一般企業に勤務しています。

家にいた頃はやや気難しく、どう付き合ったらいいのか、

なかなか悩んだ娘でした。

私がやめ主婦をはじめた一年後に結婚を決め、昨年12月に披露宴を

挙げました。

私が新著・「やめ主婦、はじめました!」に書いたように

彼女の結婚が決まってからは職場近くの自分の部屋で

毎夜のように彼女の成長を記録したビデオを制作、

サプライズで披露宴で発表、笑顔で送り出した娘です。

こうした作業ができるのも、職住接近の部屋を借りて

一人暮らしをした効用と、本では書いています。

ところで、

私たち一家は予定を立てる、集中して勉強する、などの

時にいつも駅前のカフェに行きます。家にいるより

カフェで四方山話をしながら情報交換することが昔から多かったです。

日曜日の朝、久しぶりの次女との会話です。

「本は4冊買ったよ」

え?

1冊は彼女の夫のお母さんに(!)

1冊は職場で紹介(!)

1冊は上司に(!)

1冊は元同僚に…

配ったそうです!!!

「本では、転勤先から『出戻りした』と

言われている娘です」と、いいながら本の紹介をしてくれたとか。

内緒の執筆

エッセイやブログを書く、ということは

自己開示であり、

時には他人にはヒミツにしておきたいような内容もあります。

とても難しい作業で

特に家庭の中のこと、散らかった部屋のことなど

本当は世間には隠しておきたい。

関わり方が難しかった娘との関係も、できれば

誰にも言わないで「うちは平和よ」と、外では平静を

装うほうが「見かけ」はいい。

でも、私と親との関係だっていろいろあったし、

私自身も上手にこどもとつきあえたとは言い切れない。

本を書くということは、そんなことまでさらけ出してしまう。

そして、

自分の好きな空間を作るために家を出て

自分の時間がほしくて平日の家事を投げ出した。

かっこいい、とか振り切ったとかいわれることもあるけれど

片頬の笑顔で「ありがとう」と答えてきたように思います。

忸怩たる思いがないわけではないから。

なので、本を書いていることも配本が決まるまで家族には言わなかったし

出来上がった本もひっそりと家の片隅に。夫や娘には渡さなかった。

渡せなかった…いいことばかり書いているわけではないから。

(それでも夫は「君の売り上げに協力するよ」と神田の三省堂で

注文してくれました)。

書いている間は誰にも言わず、言えず(ブログには書いていたけど)

実は私自身が家族に心を閉ざしていたのかもしれません。

(長引く口内炎(扁平苔癬)の本当の原因はそこにあったのだと。身体は正直です)

やめられたら困るなあ

ところで、次女の職場は、まだ既婚女性が少なく、

ほとんどが男性です。

なので、タイトルと内容は彼らにとってやや刺激が強すぎるかも。

それに、男性にとっては耳に痛いことも書いていて

(でも、気づいてほしいので敢えて書いています)、

「(奥さんに)主婦やめられたら困るなあ」という言葉が

出てきたようです。

自分らしく活き活きと

私がめざしたのは「主婦をやめる」ところに重点があるのではなく

「自分らしく、活き活き生きることができる環境を自分でつくる!」

ということ。

そこに男も女も主婦もサラリーマンも関係ない。

「やめられたら困るなあ」とおっしゃるのはごもっともで

円満なご家庭に波風たてるつもりはまったくありません。

本書の内容にちょっと耳が痛い男性の方には、

抗がん剤治療中に走りきったマラソンのストーリーを

気に入っていただけているようです。

思わぬ援護射撃に涙した

次女が私の本を読み、4冊も買って

自分の周りの人にも紹介してくれるなど、

夢にも思っていませんでした。

こんな日がくるとは…

ちょっとほろりとした一日になりました。


アイキャッチ画像は、東京新聞1月17日に広告掲載いただいたものです!

まだまだキャンペーン実施中。

書籍を買っていただいた方、当日講演会場でご購入予定の方も

以下のキャンペーンページからお申し込みください!

お待ちしています!!!

広告

この記事を書いた人

大野 清美

大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)