実家の片付け
実家のマネタイズ
イベント化
最終撤収
11月21日、サカイ引越しセンターが運ぶものは
タンス2棹、残しておく母の衣類、仏壇、冷蔵庫、洗濯機、
姿見(これは私の好みではないけれど)
次女と三女が「とっておいてほしい」と懇願した
学習机2基、イベント用のホワイトボード、のみとなった。
そして何十年も使っていない空調はこの際なので
撤去してもらった(ちょうどよかった)。
ガスの閉栓、ガス漏れ警報器の撤去などの作業もあり、
結局午前中いっぱいかかったけれど、
かなり簡単にすむ引越しだったと思う。
捨てる神、拾う神
粗大ゴミを出していて面白かったのは、
アルミ鍋や、金属製のものは
大抵、「拾い屋」さんが持っていってくれる。
今回は、スコップ(雪かき用、金属製)、鋤(都会の真ん中にいても
母は花壇を作ったりしていて土いじりが好きだった。若い頃は
屋上花壇を作っていた)、道具箱(ハンマー、ペンチ、ノコギリなどの
道具が入っている)、金だらい(木のたらいはもっていかなかったけれど、
金属製のたらいはもっていった)、少しの植木鉢。先月は、まだきれいな
毛布4枚ももっていってくれた(たくさんあったので数を絞った)。
私が溜め込んでいても使わないけれど、
どこかでそれらのものが活用されているとしたら
ありがたいことだ。
着物の一部はバイセルに
二束三文にしかならないとはわかっていても
そのまま「ゴミ」になるのは忍びない、と思い
整理しながらついバイセルに電話して鑑定にきてもらった。
着物の他に毛皮も含め、10枚ほどを引き取ってもらった。
どこかで使われることを祈って送り出す。
喪服もやまほどあったが、これは引き取ってもらえない。
母は、喪服もたくさんもっていたけれど、父のお葬式のときには
レンタルだった。もう、決してつかわれることはない、と思い、
思い切って処分した。祖母の分も含め10枚近くあった。
ちなみに自分に作ってもらった喪服はリフォームしてシルクの黒ドレスに
している。しかし、着物リフォームも1着5万円ぐらいするので、
そうそう簡単にはできない。着物は、自分で着ることができないと
コスパが悪いのだ。
疲れ切った、やり切った
この数ヶ月、これをやり遂げられるかどうか、
かなり心労があった。
不安だったのだ。
お金も時間もかかる実家の片付け。
しかも今回は明け渡し期限がある。
あれをやって、これをやって、と考えたら眠れない日もあった。
でも、なんとか終わった。
リフォームした新しい部屋は、実はまだかたづいていないけれど
今後はゆっくり整理しつつやっていこう。
実は、母が長年つけていた家計簿も捨てられなくて保管してある。
母の生きてきた証である。きちんと整理して母の喜びや苦労を
辿ってみよう(プライバシーには触れないでおこう、そんな秘密は
ざっと見なさそうだった)。
整理が面倒臭くなったであろう写真類(ここ10年ぐらいは
袋に入れっぱなしだ)を整理しよう。そして
ときどき施設にもっていってあげて一緒に見よう。
来年こそは自由に面会ができるようになっていますように。
そして、実は私の子供たちの作品なども実家においてあった。
これらも少し思い出に浸りながら、すこしずつ整理しよう。
今を生きつつ、そして未来も見据えつつ、過去も
また大切にしつつ、次世代に負担を負わせないような
私の「終活」を丁寧に始めていこうと思う。