めいくみらくる(8)2023.6.11 伊豆稲取キンメマラソン!

「世界一楽しい地獄」へ行ってきた!

伊豆稲取高原の高原中腹から海まで、「げんなり坂」と「げげ!げんなり坂」と名付けられた急坂を2箇所、そしてそのほかにも細かなアップダウンを含むコース。しかも、最初の数キロはクロスカントリー。

クロスカントリーは、草に足が沈むので足には優しいけどスピードは出ない。

まあ、こんな感じで難コース、と聞いていた。

レース当日

前日から雨。ホテルの部屋を出る時に、すでに用意してきたゴミ袋を頭からかぶる。ゲーターを忘れたので、短パンの下は素足が丸見え。気温も低いからちょっと失敗したかなー、と思う。

会場そばのホテルをとってくれたので、会場まではほんの数分の歩き。

荷物を預けると、もう傘もないから、スタートまでなるべく濡れないように、木の下で待機。

生オレンジジュースやお菓子、パン、コーヒーなどがスタート会場で振舞われていて、ありがたい。主催者、地元の方の意気込みを感じる。

今回の大会は、開催6回目でコロナの影響で4年ぶり。アンバサダーのりり子さんの気合いも半端ない。元気な声に送り出されて、雨でぬかるんだクロカンコースを走り始める。

道は狭く、なかなか前に進めないし、足元、ところどころに水たまり。早速転んでいる人もいる。ひゃー、私も気をつけないと!

足元に気を遣いながらまずは下り。昨年行ったトレラン合宿の山下りを思い出しながら、なるべくリズミカルに足を動かすように心がける。

下りは調子に乗りすぎてスピードを出すと、後から足にダメージが出てくるので、抑え気味に走る。

いったん、クロカンを終わると、エイド。OS1をいただく。

そこから上り坂。どこが「げんなり坂」なんだろうとアップダウンの繰り返される道をひた走る。

7キロ、3分の1あたりで折り返し。そろそろ上り坂を歩く人も出てくるけど、今日は「上りで歩かない」と心に決め、たとえ「歩くような」スピードになっても走り続ける。

げんなり坂は、どこだー、げげっげんなり坂はどこだーと思いながら走り続ける。

どんどん高原を下るから、ところどころで海が見える。普段、レースでは携帯を持たずに走る。今日は景色とエイドを楽しむために参加する、と決めていたのでところどころで立ち止まり、撮影したり、エイドをしっかりいただいたりする。トマト美味しい!

3分の2ぐらい走ったところで、ほぼ下り基調に。さっきも書いたけど、割と慎重に下る。それにしても、楽しい!私、やっぱり下りは大好物なんだって思う。

下り切ったところで海が眼前に広がる。ここでも立ち止まり、写真!

そして海沿いを走る。あと4、5キロ、稲取温泉の温泉街を沿道の住民の方々の声援を受けながら走る。

そして、いったん見えるゴールを通過し、最後のダラダラのぼり。これを折り返せば、ゴールまでは下りいっちょくせん、と期待しながら海沿いの道を上る。

最後の折り返し。やった!まだ足が残ってる。ラスト1キロは、何人も追い越して、リズミカルに坂道を駆け下りる。

ゴール!いやー気持ちいい!記録はもちろん2時間超えてしまったけど、最後まで走る足が残っていたのが嬉しかった。

ゴールして、おしぼりをもらって体を拭く。最初雨で、途中で止み、その後はずっと曇り空。気温が急上昇しなくて助かった。それでも体中から汗が噴き出ている。

おもてなしのキンメダイ味噌汁をいただき、ラン友を待つ。そうこうするうちに、汗が冷えてきて着替え。身体中ベタベタだ。

豪華列車とコテージ、そしてキンメダイ

ラン友のさっちゃんが列車も宿泊先も何もかも手配してくれて、私はそれに乗らせてもらうばかりのラン旅。いつもいつも感謝です!

お風呂に入りたかったけど帰りの列車の時間もあるので、そのままの姿で帰路に着く。顔が塩だらけだ。

駅にある小料理屋さんで、私はサイダー、ラン友2人はビール、そしてキンメダイ煮付けで乾杯。

あー旅ランは楽しいなぁ。いつまでも走れるよう、ますますトレーニング、頑張ろう。

難コースのわりにはがんばった!60歳以上で10位入賞!

広告

この記事を書いた人

アバター画像

大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)