冒険ツアーは予約制!
高知県香南市に所用で訪問予定がありました。
夫同行予定が一足お先に最初の一泊は一人旅。
その一泊をどこですごそうか、と考え、
前回、看板を見かけた「夢の温泉」に泊まる計画を立てました。
(夫の実家から車で15分ほどの場所)
夫の家がなくなったら(売却予定です)、もう高知にはほぼ来ることはないかも、
と思い、せっかくの機会を楽しみたいと思いました。
「夢の温泉」から近場で楽しめるところ、まだ行ったことがないところ、
と地図を見て「龍河洞」に狙いを定めました。
日本三大鍾乳洞
日本三大鍾乳洞は、以下の三つになります。
- 龍泉洞(岩手県)
- 秋芳洞(山口県)
- 龍河洞(高知県)
今回の目的地は、3. 龍河洞です。
高知県・香美市にある龍河洞は総延長4㎞のうち「東本洞」と呼ばれる約1㎞が公開されているそうです。
もう、このホームページをみただけで、ワクワクしてくるのですが、ホームページをよく見ると
ナビゲーターにガイドしてもらう「冒険コース」(約1時間半の洞窟探検)というのがあるではないですか!
事前予約制となっており、早速電話しました。
最初、「もういっぱいです」と言われたのですが、すぐに折り返し電話がかかってきて
他の人と一緒でもよければ、ということで予約ができました。
同行者は高三生を一番年長とした4人きょうだい!
当日は、高知空港に降り立ち、そのままタクシーで龍河洞へ。
途中、運転手さんと四方山話をしながら。あいにくの雨ですが、
鍾乳洞の中は天気関係ないのでよかったです!
龍河洞に着いてからは、荷物預け、検温があり、
お昼を済ませての参加です。予約時間は1時半。
(あ、龍河洞のお蕎麦屋さん、美味しかったのでまた別原稿でご紹介しますね)
冒険ツアーの費用は、
見学料:1200円、冒険料金:1700円、ツナギと長靴、ヘルメットのレンタル料金:1000円
合計3900円となります。
今回の同行者は、なんと、4きょうだい。男子3人、女子1人。年齢差40年ありますが、
(ガイドさん、ちょっと心配だったかも)楽しそうな冒険になりそうです。
兵庫から来たご一家で、ご長男の大学合格卒業旅行ということでした。
ご両親は一般コースをご見学。
ツナギに着替え、長靴を履いてヘルメットをつけ、いざ出発です。
ちなみに、ガイドさんが写真をとってくださるというので、安全のため
自分のスマホは持参しませんでした
これは、正解だったと思います。
匍匐前進、身をよじる、ロープをつかむ、梯子を登る
ツアーが始まります。
ガイドさんは、心配だったのでしょう。
一番年長の私を先頭にしてくれました。
天井が低いところは、頭を低くして進みますが、それでもヘルメットが
ごんごん当たります。
途中、狭いところは身を捩り、頭から入って方向を変え、といった
調子で進みます。
また、ところどころ、長靴が沈んでしまいそうな水溜まりもあり、進行には注意が必要です。
途中に3ヶ所、「チャレンジ」という難所があり、高さがあったり、狭かったりで
それなりに身体を使わないと進めません。
それにしても、自然の造形には驚くばかりです。
ドレープカーテンのようになったもの、龍や虎やサイの形になった大きなもの、
にょきにょき筍のようなもの…
そして、すこしスペースのあるところでは全員がライトを消して、音もたてない時間を作りました。
真の暗闇。少しでも明かりがあると「目が慣れる」ものですが、ここでは
まったく光がないため、目はまったく慣れません。そして完全な静寂。
懐中電灯を忘れたり、電池が切れたりしたら、もうそこで行き場がなくなってしまう。
鍾乳洞は怖いところです。
こんな体験は初めてでした。
↓カーテンのドレープのような形。自然ってすごい。
神の壺
ゴール近くになると、一般の方々が見学するコースに合流します。
その場所には、弥生人が置いたという壺があり、
そこに水が落ち、鍾乳石化しています。
本当に不思議な造形です。
そして、同じようなことができるか、現在、実験中です。
実際に雫の垂れるところに壺を置いて、鍾乳石化を待っているのです。
ところで、弥生人は、この鍾乳洞を住まいとしていたようです。
その頃は、農耕は始まっていたため、永住場所ではなかったようですが。
数家族が一緒に住んでいた形跡があるそうです。
最後の場所にはプロジェクションマッピングの上演もあり、
最初から最後まで楽しめるコースでした。
神の壺の写真は、ホームページを参照してくださいね。
夏季限定「西本洞コース」
あ、そうそう、4月29日から9月30日までの夏季限定で、
「水に濡れる」コースがあり、
そちらもおもしろそうです。
地下水の流れを感じながら、進む「本格」コースらしいですよ!
こちらも事前予約制。