みえ松阪マラソンとお伊勢参り旅 (2024.12.14-16)

エイド全制覇?

「みえ松阪マラソン出ない?エイドが豪華らしいよ」

ということで、「食べ物」に釣られてつい、参加。

11月24日につくばマラソンを走っているので、今回はあまり無理をしないで

エイドを楽しみながら走ろうと思いました。

みえ松阪マラソンは、三重県唯一のフルマラソンだそうです。

いろいろアトラクションもあり、エイドのほかに30キロ付近のトンネルで

繰り広げられるプロジェクション・マッピング。

そして、最後の激坂。

さあ、どんなふうに走りましょう?

レース記録

ネットタイム:4時間24分0秒

さて、どんなレース展開だったかというと…

スタートから中盤

朝は5時起きで朝食。おにぎり二つとお味噌汁。

今回は、エイドを食べるからそれほどたくさん食べないでもいいですね。

(普段はスポーツゼリーなのでもう少ししっかり食べたいところです)

宿泊している浅吉旅館がある五十鈴川駅から松阪駅へ、そして

松阪駅からシャトルバスでスタート地点へ向かいます。

寒い朝だったので、ぎりぎりまで温かいところにいたかったのだけれど

残念ながら着替え所は用意されていない(ここが残念)。荷物預けの駐車場は

スーパーのマックスバリュー、コインランドリーがあり、そこでしばらく

温まっていました。

荷物を預ける前にバナナを一本。これでハーフまではもつはずです。

スタートブロックは「F」。

順調にスタートを切り、長旅が始まりました。

周りもだいたい同じスピードだったので、走り心地はよく、流れにのって

走りました。

つくばの時とちがって4時間ペーサーはかなり先に行っていたので

ペースは気にせず、淡々と走ろうと心掛けました。

最初のエイドは、塩飴。一個とって口に入れたのだけど、

「しまった、エネルギーが切れた時用にいくつかもらってポケットに

入れておけばよかった!」と気づき、次のチョコレートからは2、3個

一度にもらうようにして、ポケットに貯蔵。

暑い日ではなかったので、給水はポカリだったり、水だったりしました。

16キロ地点でもらったおにぎり(一口サイズ)は、美味しくて元気が出ました。

うん、レース中に食べるのも悪くないな、と思ったのですが…

22キロ地点で出た羊羹は、普段自分が食べているミニ羊羹。一つ、お守りとして

自分でもっていたので、これはパス。(後半に食べた)

ところで、松阪は海に近いせいか、とにかく風が強い。

向かい風だったり、横風だったり、時には追い風。

風の影響はかなり大きく、思うように進まないのでだんだん疲れがでてきました。

それでも、結構順調に走っていたつもりだったけれど、

ハーフは2時間2分。自分の感覚より遅かったのでかなり風とアップダウンの影響を

受けていたようです。

ちょっと、小さい画像でわかりにくいですが、エイドは充実。

中盤の走り

ハイライトの松阪牛のステーキは24キロ。

残念ながら、行列ができていました。

この行列を並んで食べるか、あきらめて次に行くか?

急ぐ旅ではなかったけれど、並ぶのはやっぱり時間もったいない、と

決断、通過してしまいました。

28キロではミニトマトをもらい、30キロの「ちゃちゃも汁」へ。

お肉と榎茸のスープなんだけど、だんだんお腹が受け付けなくなってきた。

うーん。お汁だけもらって具はあきらめました。残念。

プロジェクション・マッピングから終盤の激坂へ

そして30キロのちゃちゃも汁を過ぎると、まずは

一つ目のトンネル。これは普通のトンネル。

そして、次が有名なプロジェクチョンマッピングがあるトンネル。

阿波曾蛸路(あわそたこじ)トンネル。

ついに来た!

トンネルの壁をスクリーンがわりに、伊勢木綿の柄などが映し出される。

そして、プロジェクションマッピングの後半は、子供たちの応援動画。

幼稚園や保育園、小学校、中学校、高校その他松坂の地元の方々の

動画による応援。大変な労作。涙が出るぐらい、嬉しかったです。

そのあと、みかんなどのエイドを食べ、とにかく走る。

しかし、しかーし、普段とは違い、いろいろ固形物を食べたせいか、

お腹が苦しくなってきた。

焼き鳥やお菓子はパス。やっぱ、だめだー。走りながら

いろいろ食べるのは、私にはちょっと無理。

かなり我慢していたのだけれど、ついに39キロ地点でトイレに。

空いていたのでよかったけれど…ここで最低でも3分はロス。

いや、速く走るつもりはもともとなかったけれど、もうここまで来たら

早くゴールしたい!

そして激坂はどこだろう、と思いながら走っていると、なんと

最後の1キロで4時間半のペーサーに抜かれる。

「え?そんなに遅くなった?」と思いながらコーナーを曲がると…

そこには、本当に激坂が。

ペーサーに「がんばれー!自分に負けるなー!」と励まされながら、

ついにてっぺんに辿り着きゴール!

いやー、やっぱりフルは長い、遠い、しんどい…

そして、エイド全制覇できなくて残念!

私の胃腸はそれほど丈夫ではなかった、ということがわかりました。

そして、改めてコース高低図を見ると、何度も山あり、谷ありのコース。

まあ、結果的には、がんばったレースだったと思います。

足には負担はあまりなかったけれど、「食べながら走る」難しさも

経験になりました。

浅吉旅館とお伊勢さん参り

宿泊は老舗の浅吉旅館にて

ランが終わると、あとはお楽しみだけ。

今回は、五十鈴川駅にある超老舗の「浅吉旅館」に宿泊しました。

創業200年。とにかく「古さ」と「懐かしさ」がここのいいところ。

とはいえ、どの部屋に行くにも急な階段があり、マラソン明けの

友人にはちょっと厳しいつくり。

夕食付きのコースを選んだら、いやー、お料理がどれも美味しいこと!!

2泊しましたが、どちらの夕食も、それは豪華で上品で、美味しい。

お伊勢さん参り

今回のマラソンの目玉とも言うべきお伊勢さん参りは、

内宮へのガイド付きツアー。

今回のツアーは、同行のSちゃんが予約してくれた伊勢商工会議所が主催する

もので、約90分にわたり、

宇治橋、御手洗場(みたらし)で五十鈴川の清い流れを眺め、

瀧祭神(たきまつりのかみ)、風日祈宮(かざひのみのみや)

内宮 正宮(ないくう ごしょうぐう)、荒祭宮(あらまつりのみや)を

それぞれ解説つきで案内してくれます。

↑五十鈴川の流れ。かつてはここで禊を行ったとか。

このような解説がなければ、本当に何もわからず

正宮をお参りするだけで通り過ぎてしまっていたことでしょう。

そして、20年に一度行われる遷宮(神社の神殿を改築や修理する際に、

神体を新しい御社殿に移すこと)ですが、

次の遷宮は9年後。(私が後期高齢者になっている年!その歳まで

元気でマラソンを走っていられるでしょうか?)

日々、その準備が着々と進められているそうです。

おかげ横丁あたりで赤福餅を食べ、名物のやわらかい伊勢うどんを食べ、

内宮を案内してもらい、お昼をおかげ横丁でいただき…

大満足の観光でした。

今回も、ツアーの演出は知識のかたまり、ラン友のSちゃん。

あの難しいみえ松阪マラソンで自己ベストを出してマラソン快進撃中の

Aちゃんとの3人旅。

↑マラソン前日、ユーチューバー「けん玉ランナー」さんとの交流会@松坂城址。

Aちゃんが大ファンなんだそうです。

ランニングを通じて知り合った3人の「おば旅」はこれからも続きます。

旅の〆は、「伊勢牛ラーメン」でした!

 

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)