抗がん剤治療と運動:抗がん剤治療をしながらマラソンを走りきった記録 副作用の発現から練習再開まで!(21)

このシリーズは、乳がん告知から8ヶ月、抗がん剤を打ちながら東京マラソンを走りきった記録で、40話になります。やっと折り返しです

副作用の発現

一日中、熱と口内炎の痛みで何もできず、寝込んでしまったのが、抗がん剤一回目(11月7日)から9日目の11月16日。

翌17日には職場を休み、病院に行き、医師に診察してもらいました。
血液検査でわかったのは、白血球が減りすぎているらしい。注射をしてもらい(多分白血球を増やす?)ました。

看護師さんには「マスクもしないでいるのですか?!」と叱られつつもマスクをもらい(本当は患者が自分で用意すべきもの)、帰宅しました。

抗がん剤の量を減らす

抗がん剤を投与する前に、「薬を減らしてもらえないか」医師に尋ねたときは否定的でした。

しかし、副作用の発現を受け、次回からは抗がん剤の量を7割ぐらいに減らしてくれることになりました。

(できるんじゃん)

少し安心しましたが、「こんなこと、あと5回も続けられない…」と頭の中ではそんな考えがぐるぐるしていました。

翌日にはなんとか起きることができ、出勤しました。
火曜日は自分で決めた練習日でしたが、さすがにやっと熱がさがったばかりでは走る気力がでてきません。
練習はとりあえず週末まで休むことにしました。

水曜日には、口内炎は少しマシになりましたが、痛いことにはかわりありません。(結局金曜日まで流動食ですごしました)

産業医に相談する

職場の産業医は毎週水曜日に来て下さるので、副作用の相談にいきました。
そこで受けたアドバイスは

「口内炎用のビタミン剤は処方量の倍飲んでもいい(いらない分はおしっこで出てしまうから)、熱が出たらすぐに病院に行くこと、そして湿度を保つこと」の三点でした。

チョコラBB、うがい用のイソジン、うがいが出来ない時のためのスプレー口内消毒のためのアズレン、などをそろえ、口内炎を治そうと頑張りました。

口内炎があると、「味がわからない」上に、「痛くて食べられない」のです。

(抗がん剤治療のあいだに4キロは痩せました)

活動は続ける。QOLを下げない

11月21日、金曜日は高校同期の同窓会。(早めの忘年会)
予定していたので、変更せず参加。
11月22日、土曜日は「勝間塾」の収穫祭(文化祭)

塾生がそれぞれの特技を活かし、ブースを構えて仲間にアドバイスしたり、交流したり…自分は参加するだけ、だけど塾生一人一人が自分の得意なことを活かしてビジネスを発展させていくプロセスを見ることはとても勉強になります。

自分は、この世に生まれて死ぬまでの間に何ができるだろう…人生の半ばを過ぎて、いまだお悩み中、なんてちょっと情けない。

マスクはちゃんとしていましたけれど、いったん熱が下がると動き回れるぐらい元気になりました。
口内炎だけはずっと要注意でしたが…

一回目のあとの大騒動はおちつき、2週間を過ぎる頃には口内炎もましになり、熱はでなくなり、味覚も少し戻りました。

練習再開

11月22日、一回目の抗がん剤から2週間がすぎ、練習再開。駒沢公園3周。6キロを走ることができました。

そして、翌週には抗がん剤2回目が待ち構えていました…

練習再開したときの駒沢公園。もうすっかり秋になっています。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)