抗がん剤治療と運動:抗がん剤治療をしながらマラソンを走りきった記録(25)副作用を記録する「働きながらがん治療」

がんと働くリワークノート

NPO法人キャンサーリボンズ という法人が出している小冊子「Work-Life Vision with Cancer:がんと働くリワークノート」があります。

「復職に向けて」のアドバイスが色々まとめられています。

自分は、本当に初期だったので、がんの症状はなく、ただ抗がん剤の副作用が時々辛いだけで職場を休むことはほとんどありませんでした。

また、産業医の先生が「あとになるほどつらいこともあるので、病気休暇はなるべくとっておいたほうがいいわよ」と言っていました。

なので、頑張れるうちは頑張ろうとおもいました。

その小冊子は産業医の先生に相談にいったときにいただいたものです。

日々の体調について記載する欄があり(体調チェックシート)、6回の治療のそれぞれの時期にどんなことが起こるか、書いておくことで予想ができてとても役にたちました。

書き込む項目は

  • 仕事(集中力・やる気、不安感)
  • 通院日
  • 体温などの体調、体力(運動量、疲労感)
  • 気になる症状(便秘・下痢、吐き気、痛み、しびれ、口内炎、皮膚炎、その他)
  • 頓服薬の服用(吐き気止め、下痢止め、痛み止め、その他)

など、がん、抗がん剤治療後に起こりうる症状をチェックするように出来ています。

身体ってこんなにいろいろな症状を出すのですね…

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自分の傾向は

  • 抗がん剤点滴後数日は便秘
  • そして2回目の点滴以降は味覚障害。
    口のなかがヌルヌルして、食べ物の味を感じなくなります。何を食べても美味しくない。

47キロあった体重がわずか1ヶ月で43キロになりました。

走るには軽いほうがいいとは言いますが、プロではない市民ランナー、普通でいいのであんまり痩せすぎるのもみっともない、と感じていました。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)