54歳女子大型免許取得までの時間と費用(そして鎖骨骨折事件)

54歳でバイクの大型免許をとりました。どれぐらい時間とお金がかかったか、記録したいと思います。

1. 48歳で中免!その後…大型

2006年48歳で中型免許、その6年後の54歳、2012年、大型免許をとりました。

中型免許をとってから3年はレンタルバイクをいろいろ試し乗りしていました。

メンテナンスの手間もいらないし、いろいろ乗れるし、

でそれはそれで楽しかったのですが、「返す時間があるので帰りの時間が気になる、

朝は店が開いてからしか利用できないので日帰り遠出は困難」などの不便がありました。

あるとき、新車のVTRを駐車場で倒してしまい、マフラーに小さな傷。

結局マフラー1本「お取り替え」となり、払った金額が3万円。

レンタルが一日2万円ぐらいだったかな…相当な出費に懲りて、ついに購入を決意した事件でした。

その後中古のVTR(旧型)を入手。購入時は3000キロしか走っていない、

グリップヒーターつきの綺麗なバイクでした。

とても気に入っていて、今ももちろん使っていますが…

納車の日のVTR。当時はガラケーで写真を撮っています

1529098010_232

初街乗りの日のVTR

sDSCN3088

ふと、「いつまで乗り続けられるかなー」と考えた時、

スポーツタイプは歳を取ったら苦しいかなあ(前傾姿勢なので)、とか、

次にどうしても乗りたい、と思うバイクに出会ったときに

(たとえば、BMWとか…?)大型でなければ乗れない車種だったら…

とても悔しい!!と思うに違いない。

と、思い至り、免許とるなら(今なら乗り馴れている、まだ体力がある)

「今のうちに!!」と決意して大型に挑戦しました。

フルタイムで仕事をしながらかかった時間と費用(2012年当時)を参考までにご紹介します。

2. 参考時間と実際かかった時間

参考時間@小山ドライビングスクール@二子玉川

入校して、最初に払う金額は、12時間分の技能教習およびシミュレーター。
第一段階 最短5時間
第二段階 最短7時間

計12時間です。

練習はCB750の車両で。はあ、自分が「ナナハン」に乗ることが生きている間にあったなんて…

人生の不思議を感じる一瞬でした…

実際かかった時間

一段階
1) 2011年12月16日 教習1時間
2) 2012年3月28日2時間(一日に受講できる実技時間は2時間以内に限られています。しかも間に休憩を入れないといけません)
3) 3月31日1時間
4) 4月21日1時間
5) 4月25日1時間
6) 4月28日1時間

これで一段階修了。標準5時間のところ、7時間かかっています。2時間オーバー

どんな練習かって、狭路、スラローム、急制動、クランク、1本橋、波状路、

坂道発進、S字、8の字 など他の人のブログをみてああ、

こんなことやったなあ…とひとつひとつ思い出します。

なかでも、波状路と一本橋は大変だったなぁと感慨も深いです。

7) 5月3日1時間

8) 5月4日1時間

9) 5月6日 2時間 (連休のあいだ、頑張りました)
10) 5月9日 1時間(この日はお誕生日。54歳になりました!!)
11) 5月12日 2時間(連続教習、頑張ってます!)
12) 5月15日1時間(この辺から時間超過ですね。どこまでいったら終わるのか…不安になるところです)

時間が超過になると、時間ごとの技能教習費用を払います。だいたい5000円位ずつ。

13) 5月16日1時間
14) 5月19日 シミュレータ(実は、シミュレータでは酔ってしまいました。時々そんな人いるみたいです。)
15) 5月23日1時間
16) 5月24日1時間 (結局4時間オーバーで技能は修了!!)
17) 6月2日 自由練習 (試験前にコース覚えです)
18) 卒業検定 合格

半年かかったなあ‥大型とるのに、一段階、二段階合わせて6時間オーバーしました。

基本が12時間なので、18時間かかったことになります

3. 鎖骨骨折事件

1回目と2回目の練習の間が3か月あいています

実は第一段階の第1回の教習の翌日12月17日の事件です。

勝間和代さんが主宰する「勝間塾」冬合宿にバイクで出かけようとして、

私道の狭い道から公道に出ようとし、いったん停止…しようとして、

左足を付こうと足を伸ばしたところ、道路がカマボコ状になっていて左側が傾斜。

思ったところに足をつけようとしたら届かず!!!

そのままバランスを失い、傾いたバイクの重さに耐えきれず転倒。

その際、バイクをかばって自分が肩から落下!

隣家の駐輪場の固いコンクリートに肩を強打し、鎖骨がボッキリ折れました。

同行者が「ついてこない」ので不思議に思って戻ってきたら隣家でバイクごと転倒している私を発見。

病院に行き、鎖骨ベルトをしてもらって、合宿にはかなり遅れて出席(車で送ってもらいました)しました。

鎖骨ベルト。肩のあたりをしっかり固定します。

sIMG_0367

折れた鎖骨のあたりの痣。内出血、ですかね。

sIMG_0369

免許は申し込んでから9か月以内に修了しないといけなかった、はず。

ちょっと焦りましたが、なんとか3か月で復帰できました…はあ。

4. かかった費用の目安とその後

私がとった当時とは少し料金がかかっているので最新情報を記載しておきます。

(とはいえ、デフレ時代。それほど大きくは変わっていません)

基本12時間コースで93,800円(税込み101,304円)。1時間増えるごとに4,400円(4,752円)。

なので、今の価格でいうと自分の場合6時間オーバーなので26,400円(28,512 円)。

ということは、自動2輪の免許をもっている人がさらに大型二輪をとろうとすると、

だいたい13万円前後かかる、と言えるでしょう。(もちろん、時間超過しない人もいるでしょうが…)

でも、たくさん練習すればするほどうまくなる

はずなのでお金はかかってもたくさん乗った方がいいに決まってる。

今となっては記憶も怪しいけど、波状路とか、一本橋とか、ほんとうにすごーく苦労しました。

とくに、波状路ではゆっくり進みすぎて転倒したことがあり、鎖骨骨折の悪夢再来か!とドキドキしたことも。

でも、何より大切なことは50歳半ばでも大型免許に挑戦することができる!

そして達成することができる、という「事実」です。

っていうか、鎖骨骨折で心が折れなかったことがちょっと自慢です。

その後も、バイクスクールでレッスンをとるなど、安全確保への練習は欠かしません。

とはいえ、「その後」も相変わらず乗っているバイクは2016年8月現在、VTR250です。

もし、トライしてみたい方がいれば、こちらをご参考に➡️合宿免許受付センター

広告

この記事を書いた人

アバター画像

大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)