口内炎を治す特効薬は?

1. きっかけ

9月半ばごろから口内炎ができて長らく治らず苦しんでいた。なんと2ヶ月続いたこの疾患。最初は「睡眠不足」で始まった(と、思う)

もともと、口内炎ができやすい性質だった。毎年、秋から冬ににかけての恒例。

東京マラソン初出場に向けて練習した2013年秋にはできなかった!多分、これまでにない運動量で代謝が高まったからだと思う。これはいい!と運動効果を実感したものだ。

2. 抗がん剤の後遺症?

残念ながら、昨年、2014年秋から冬にかけては抗ガン剤の影響で口内炎ができては治し、を繰り返した。

抗ガン剤は増殖の早い細胞を攻撃するようにできているから、毛根細胞とか、粘膜とかもトコトン攻撃していまうのだ。
3月には終了していた抗がん剤治療。うーん、半年たって影響が出たのか?しかし、それだけの根拠がない。だとすると、ストレスかなあ。

しかしながら、今回長引かせてしまったのは、体調についての過信があった。
口内炎ができても、「去年より、いまの方が丈夫なはず」とか、「免疫力高まってるはずだから大丈夫」とか、最初はすぐ治ると過信していた。

ところが、口内炎ができている上に乱暴な歯磨きをしたりして歯ブラシの柄で粘膜に傷をつける、ということを忙しさにかまけて繰り返してしまった。その結果、粘膜に傷がつき、修復できないまま化膿してしまったようだ。

3. 症状は悪化の一途

とにかく、食べるたびに痛い。舌が触れても、痛い。お腹は空くけど食べると痛い。

そして!食べたら必ず歯ブラシとうがいをしないといけないけど、ひどくなってくると痛くて歯ブラシが口に入らない。

そうなると、悪循環の一途を辿る。

4. 市販薬を試す

食事を楽しめなくなってかなりやばい。とにかく治さなきゃということで市販薬を色々試してみた。

トラフル、ケナログ…
1日休暇をとって半日寝る、ということもやってみた。
いつもお世話になっている歯医者には行ったけど、よく寝なさい」と匙を投げられた
軟膏を綿棒につけて患部に塗ろうとするのだが、まず、痛くて口が開かない。

無理やり指で開き、軟膏を塗るが、唾液が邪魔をして軟膏が付着しない。

それどころが、綿棒の先には患部からにじみ出る血と、化膿した場所から出る膿が付いてくる。ぎゃー!

そう、単なる口内炎を通り越して、口の中が傷だらけになっていたのだ。
特にひどかったのが左頬の内側、奥歯のあたり。薬も届きにくい。
それでも軟膏を口内粘膜に付着させ、「明日こそは良くなっていますように」と、毎日祈りながら寝る。
あさ、まだ痛い。の繰り返し。

5. 最後の最強の手段

ある時、職場の化粧室で軟膏を塗ったり、うがいをしたりしていると(うー、とうめいている私…)、同僚が心配して声をかけてきた。口内炎で苦しんでいる話をすると、彼女が正しいうがいの仕方を教えてくれた。

「イソジンは、殺菌してくれるけど、そのままにしておくといい菌まで殺してしまうから、濃いめのイソジンでうがいをしたら仕上げに真水でうがいをしなさい」

これが劇的に効果があった!!

2度うがいをすることでうがい後は口の中がヒリヒリしない。それに、これまでイソジンのために封印されていた唾液の殺菌効果も発揮されたのかもしれない。

とにかく、いろいろ試した中で、これが一番効き目があったのだ! 「2度うがい」。「真水仕上げ」

薬局で手に入る飲み薬もしばらく飲み続けたが、ちょうど漢方医の石原先生の本「医者が治せない病気には漢方薬が効く!」も手に入れたので漢方も試してみた。効果があるのはこちら→半夏瀉心湯

今回、漢方は少ししか飲んでいないので効果のほどは検証できなかったけど、今後は口内炎が起こりかけたら早めにうがい、早めに漢方を心がけるつもり。
そんなこんなでやっと普通に食事ができるようになった。明日は金沢マラソン。終わったらおいしいものを楽しむぞ!

 

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)