私の英語勉強遍歴ー翻訳家になりたかった頃のお話ー通信講座から「Amelia」ネットワークへ

かつて英語の資格取得には熱心に取り組んでいて、

2008年、TOEICで990点(最高点)をとり、

その後2009年には英検1級を取得しました。

一応課題を達成したため、その後は受検していません。

しばらくこうした集中力を要する試験を受けていなかったのですが、

TOEIC高得点のコツを教えて欲しい、といった要望もあるので

それに応えられるか、まずは実践してからと

近々、久しぶりにTOEIC を受検します。
(大丈夫かなあ)

新形式になって始めての受検です。

ところで、

そのことをきっかけに英語に関して過去、

自分がどんな勉強をしてきたかを思い出しました。

入り口は翻訳の「通信添削」でした。

1. 翻訳家になりたかった

大学卒業後、就職しないで結婚した(1982年、昔ですねー)ので

フリーランスで稼げる仕事をしたいと考え、

英文科卒という「看板」を活かそうと思いました。

 

結婚して3年目、

転勤と妊娠がわかり、資格は使うことなく海外赴任(1985年のことです)。

海外在住1年を経て、子連れで帰国。

英語の「産休先生」もしましたが、家でもできる仕事がしたいと思い、

翻訳の勉強を始めました。

そのとき出会ったのが実務翻訳で

(文芸翻訳より手早くお金になりそうだったので)、

「日本翻訳学院」という翻訳スクールの通信教育を受講しました。

最初は「工業英語翻訳」という講座だったかな。

当時は栃木県在住・長女はまだ赤ちゃんだったので通信講座を選びました。

通信教育の課題提出では、精一杯訳文を考え、必ず締め切り前に郵便で提出。

そして、いつも成績優秀者に選んでいただき、さらに頑張って勉強しました。

その講座が終わる頃、「勉強はしたけれどこの先、

どうなるんだろう。何か仕事に結びつくんだろうか」

と不安になり、

ある日、赤ん坊をだっこしながら栃木県から

東京の青山にある「フェロー・アカデミー

(「日本翻訳学院」が改変された)に行きました。

アポなしの突撃「通信学生」相談でした。

2. 翻訳の勉強をしていた頃、私のチャレンジ

その時のアドバイスは「トライアルを受けたらどうですか」という言葉。

機関紙「アメリア」に毎月出される課題に取り組み、

毎月成績優秀者に名前を連ねることができました。

トライアルはこんな感じ、でした(今はネット申し込みになっています)。

「アメリア」の名前は、「1927年のチャールズ・リンドバーグの快挙に続き、

女性として初めての大西洋単独横断飛行をした

アメリア・イアハート」からもらったものです。

こうした投稿を続けているうちに

実務翻訳講座「BETA」(執筆講師:吉本秀人)の「添削講師」をやりませんか、

と声がけをしていただくようになりました。

3. 翻訳でお金をもらえるようになった!

実務翻訳講座「 BETA」の講師を次女が生まれた1988年から始めました。

長女は保育園、次女は生まれたてでしたが、

翻訳講師(通信添削)としてデビューしました。

また、知り合いの雑誌社からも時々翻訳の依頼をいただくようになっていました。

その後、夫がニューヨークに赴任する1994年まで翻訳講師を務めました。

その間にフェロー・アカデミーの「実務翻訳トライアル」に合格し、

フェロー・アカデミーからもお仕事をもらうようになりました。

その間に三女誕生。

在宅で翻訳しながら育児もできて「やればできる」と思いました。

4. 海外赴任中は原稿寄稿で「アメリア」のお世話に

その後、家族でNYに赴任したため、通信添削の翻訳講師は一旦休止です。

(帰国後、再開しましたが勤務仕事が忙しくなり、卒業させていただきました。)

アメリカにいた頃は、フェロー・アカデミーの機関紙

「アメリア」に寄稿させていただきました。

この記事は推理小説をオーディオブックを使っての「読書」を紹介したもの。

こちらは小学校で「日本文化紹介(お習字)」を

現地校の方々に教えた時の体験を寄稿。

5. 「アメリア」の今ー同期が活躍!

本稿を書くために久しぶりに「アメリア」を検索しました。

アメリアは、

翻訳の仕事獲得とスキルアップを応援する有料の会員制サービス
翻訳者ネットワーク「アメリア」

となっていました。私が学んだフェロー・アカデミーは翻訳のプロ養成学校で、

「アメリア」は翻訳者になりたい人の

ネットワークとなっています。通信添削をやっていた頃は

添削講師同士で勉強会を開催し、

一緒に学んだ方々が今や「講師」となっています。

佐藤佑子さん

佐藤洋一さん

とても嬉しいです。

また、通学講座に一緒に通っていた

光野多惠子」さんはすでに17冊の訳書(児童文学他)を

出版しています。彼女も

フェローアカデミーの「トライアル」や「リーディング」から

仕事に繋げていった人です。

机を並べた方々が研鑽を重ね、そのノウハウをきちんと伝えていく、

いい循環になっているようでよかった。

自分の選択は間違っていなかった、と思いました。

6. まとめ

英語が好きで通訳や翻訳の仕事をしたい人は大勢いると思います。

すぐにはなれません。

でも、小さな努力を積み重ねることで、少しずつ近づいているのです。

もちろん、向き不向きはあります。それを早く見極めるためにも自分が

翻訳ができるかどうか、知る必要があります。

日本語も英語もたくさん読むことが大事です。

添削をしていた頃は、多くの生徒さんが「読書不足」であることを感じていました。

多読、多読の上に文法力をつける。そしてトライアルをどんどん受ける。

翻訳者の道を探るならアメリアのネットワークに入って

何度も力試しをすることをオススメします。

秋の夜長に昔を思い出してこんなこと書いています。

自分が過去、お世話になっていたところが今も発展していて嬉しかった…

 

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)