1. Skypeの仕様変更により、急にシステムが使えなくなった!
Tely HDというウェブカメラを使ってテレビでSkypeをするという
システムを構築し、耳の遠い母と連絡しあっていました。
ところが、今年の夏にSkypeが仕様変更したため、
Tely HDは使用不能になりました。
こちらの記事にもお知らせを載せました↓
【緊急連絡 2017年7月Skypeの仕様変更により使えなくなりました】テレビでスカイプ–離れた老親と画像でつながる
その後、不便を感じながらもなんとかやってきましたが、
ある時、母が補聴器をつけていないときに電話ではどんなに絶叫しても
通じなかったことがあり、疲労困憊して、
あらたなシステムの構築を友人に依頼しました。
彼はシステムのプロです。
2. 新システムの構造
彼が作ってくれたシステムは、
- PCを使う
- PCはスリープにしない。つけっぱなし
- Skypeは自動着信
- テレビとPCはHDMIケーブルでつなぐ
- カメラはPCよりも広角のウェブカメラを外付け
- Google Chromeのリモートデスクトップ アプリを使って私のPCと実家のPCを同期する
というものです。
中古の(といってもWindows10)PCを買ってもらい、カメラを設置して
Skypeは通常どおりの接続方法です。
さらに私のiPhone、私のMacと実家のウィンドウズを
リモートで使えるようにメールアドレスをひとつ作り、
そのアドレスを使ってChromeの「リモートデスクトップ」というアプリを使います。
自分のPC、iPhone、そしてウィンドウズ10のPCにアプリを設置し、
同期しておきます。
メモ帳をたちあげ、これも常駐。
これで、私が自分のiPhoneあるいはMac上のメモ帳に何かを書くと、
同じ画面が実家のウィンドウズに反映されます。
下の画面が私のデスクトップ画面。
そして、こちらの下の画面が実家のウィンドウズの画面 ↓
下の写真では、テレビとPCはHDMIケーブルでつないであります。
モニターが同期している状態ですね。
こうすると、私がSkypeに接続したとき、母の側では
- テレビをつけて、
- 入力をHDMIに変更するだけで(テレビ、ビデオ、HDMIと切替ボタンで切替ができる)
- 私と会話ができます。
- また、メモがあるときはメモを見ることができます。
ウェブカメラは、下のような小さいものですが、よく見えます。(長さ10センチ、高さ4センチぐらい)
ふだんはテレビはテレビとして使います。テレビとPCは、HDMIケーブルでつながっています。
iPhoneからSkypeで見た母の姿
いかがですか?
これで耳が遠くても、視覚を通してコミュニケーションができます。
3. まとめ
いつもは近くにいられない老親をどうやって見守っていくか。
これからもいろいろ課題は出てくるでしょうが、
インターネットの力を借りて
母の安全を見守っていきたいと思います。