2018年2月24日 松橋良紀氏 彩塾公式セミナーでの教え:「上手に聞くコツ!」

主婦(女性)のためのネットスキルアップ塾、彩塾のセミナーに参加しました。

2018年2月の講師は「ベストセラー作家でカウンセラー、NLP講師」の松橋良紀さんです。

1. NLPを始めたら人生が変わった!

松橋良紀さんは、まさに「人の心を読む」ことで人生を逆転させた方です。

こちらに詳しいプロフィールが載っていますので掲載します。

青森市生まれ。
26才で訪問営業の世界に飛び込み営業マンとしてスタート。
しかし、あまりに売れないために借金まみれとなり、鳴かず飛ばずの3年間を過ごしてクビ寸前になる。
30才になりカウンセラー養成学校でNLP心理学や催眠療法などの心理学を学ぶ。すると人生が激変する。

学んだ心理スキルをお客様に使ってみると、いきなり売れ始めて、3年間も売れなかったダメダメセールスマンが、たった一ヶ月で全国トップセールスに変貌する。
一躍、社内研修講師に任命されて、全社員の営業研修を担当すると、1年で売上が全体の売上が140%アップする。

その後、ナポレオン・ヒル財団へ転職し、高額商品の営業と自己啓発講師と社員研修を担当する。
営業16年間で、約1万件を超える対面営業とカウンセリング経験する。

2007年にコミュニケーション改善のためのセミナー会社を設立する。
セミナーの参加者が、「すぐに成果が出る」という口コミが広がり、出版の機会を得る。

NHKで特集されたり、雑誌の取材なども多く、マスコミでも多数紹介される。
「コミュニケーションで悩む人を世界からゼロにする!」を合言葉に奮闘中。

コミュニケーション綜合研究所 HPより

NLPを受けた途端、鳴かず飛ばずが翌月全国トップセールスになるって、こんなこと本当にあるのかしら?

しかし、それこそが松橋さんの言葉でいう「人を観察していなかった。」ことに気づいた結果だったのです。

そのスキルを使い、会社の売上をあげ、そして、その実績をもとにナポレオン・ヒル財団に転職。

現在はコミュニケーション総合研究所代表 営業心理学講師、NLP講師 として活躍されています。

2. ところで、NLPとは?

ところで、NLPとは何か?というと…

NLPとは、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)の頭文字から名付けられています。

NLPは、1970年初頭、カリフォルニア大学の心理学部の生徒であり数学者だったリチャード・バンドラーと言語学の助教授だったジョン・グリンダーが心理学と言語学の観点から新しく体系化した人間心理とコミュニケーションに関する学問です。

セラピーの現場で天才と称された三人のセラピスト達の分析から生まれました。

日本 NLP協会HPより

松橋さんは心理学と言語学の知識を使い、コミュニケーション能力を上達させ、パフォーマンスを最高にあげるには?を考えた学問であると(簡単に)説明されていました。

そのコミュニケーション能力を上達させるには、8つの前提があるそうです。

例えば、以下のような前提があると説明し、

その前提から、「どうすればいいか?」ということについて松橋さんが話されたことを→で示しました。(話された内容のごく一部です)

  1. 現実の内容を変えるより、現実を体験するプロセスを変化させる能力のほうが価値があることが多い→自分ができることを考える。自分がコントロールできるところにエネルギーを使う。
  2. コミュニケーションの意味はあなたが受け取る反応にあります→やり方を変える必要がある
  3. 尊敬する相手とは、その人がなりたいリソースをもっている人のこと。→なので、そもそも自分がもっているもの、と考える。
  4. フィードバックvs失敗→すべての結果と行動は成功である。失敗と思わない。反省はいらない。コミットすることが大事。

1つ1つもっともで、いやー自分は普段、無駄なことにエネルギーを使っているなあと改めて思いました。

3. 実習

  • 相手を笑顔にする方法

自分が楽しいと思うことを4分で20個あげてみます。(紙に書きます)

そして二人一組になって発表しますが、「自分の宝物にアクセスした時の顔」は、大抵みなさん、笑顔になります。

つまり、人間関係でうまく行く人とは、「相手の楽しいことにアクセスする」スキルを持っている人なのです。

  • コミュニケーションを取るときの「あるテクニック」

それは、「おうむ返し」です。

これは、このテクニックを使うことで「理解者だと感じてもらえ」、「親近感をもってもらえ」、「味方と思ってもらえ」、「好きになってもらえ」るのです。

おうむ返しでは

  • 口を挟まない
  • 相手の言葉の一部を繰り返す

ことがポイントです。

例えば、相手が「昨日、ディズニーランドに行ってね」と始めたとします。

ここで、「えー、いいなー、私も行きたい!」のような「自分(の意見)」を挟んではいけないのです。

「へえ、ディズニーランドね」と、ただ、相手の言葉の一部をとらえて返してあげるのです。

そうすると、相手は話を続けることができます。

こうやって、次から次へと相手の話を促していく、これが「相手に信頼してもらえる」スキル、というかテクニックの1つなのだそうです。

また、その際、効果的なのは、ペーシングというスキルです。

ペーシングとは相手に合わせて動く、例えば、相手の「あご」の動きに合わせて自分もうなづくとか、同じ動きをすることです。

こうすることで相手はますます親近感を持って話を続けてくれるそうです。

4. 実践:それぞれの悩みの開示

「聞く」テクニックの後は、松橋さんがそれぞれの出席者に「悩み」を開示してもらいました。

一人一人の悩みについて、まさに快刀乱麻を断つように回答されていて、とても興味深かったです。

その回答は特にウケ狙いとか、適当に答えているわけではなく、きちんとNLPの裏付けがあって

  • 悩みは口に出すだけで解決する(ことも多い)(すでに自分で答えを持っていて、口に出すことで整理される)
  • 行動をおこす モチベーションには 快=手に入れる 不快=痛みを避ける という2種があり、それを探る
  • 怒りを持っている人の原因は、「自分の価値を認めてもらっていない」という心理があるのだから「認めている」と言葉を尽くすことが重要…などなど

と、やはり人の心をよく知っているのでどんな「悩み」にもたちどころに答えが出るのですね。

5. まとめ

今日の私にとっての収穫は、「おうむ返し」と「ペーシング」でした。

相手の話を「こちらの感情を混えずに」聞く。

これが、相手との信頼関係を築く第一歩だったのだ…ふむふむ。

これからは「聞くことが得意」な人になろう、と思った「目から鱗」のセミナーでした。

ところで松橋さん、26冊、30万部というすごい著者さんです!

コミュニケーションに悩む方にはオススメの著書がいっぱいです。書店などでぜひ手にとってみてくださいね。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)