主婦をやめて一人暮らしはじめました(41) パパもスピンオフ?

夫が「部屋を借りるので物件探しをする」と言いはじめました。

パパは主夫ではないので「やめ主夫」にはならないのですが…なぜ突然?

1. そのワケは?

タイトルがセンセーショナル(???)な時ほど

種明かしが「なーんだ」ということ、多いですが…

すみません、これもその一つです。

前々から税理士開業には「事務所」が必要である、ということは

夫から聞いていて、

私がスピンオフした時も、「じゃあ、そこ事務所に

してもらおうかな」とか言っていました…

まさか、本気で開業するつもりだったとは!

確かに彼も定年が近いし…そろそろ別の途も考えないといけない。

とにかく「仕事大好き」人間なので、

子供達が「パパ、お仕事やめたらどうなるんだろう」と心配するほど。

考えていたんですね。

「複業」で徐々に給与所得者からシフトしていかないといけないので、

開業準備として部屋を借りることにしたようです。

2. それぞれの思惑…下心満載の内見

探しはじめて数回、不動産屋さんと内見に出かけていたようですが

なかなか適当な物件がなく、

先週の日曜日、たまたま家族全員がフリーな午前中、

揃って内見に出かけることになりました。

それぞれ違う思惑を胸に…

  • 夫は「まず自分の書庫・書斎として使える場所」を(一番真っ当な理由)
  • 私「机や本棚を家から出してもらい、床に転がる書籍類も送り出してもらい、家の中をついでに断捨離
  • 私「次に借りるときはやっぱマンションタイプかな…」の下見も兼ねて
  • 私「バイクが置けるフラットな駐輪場、ついてないかな(自宅駐車場は手狭なので)」
  • 子供達「あわよくば自分の別荘に??どうせパパはほとんど仕事に出かけてるし
  • 子供達「(あるいは)これで自宅は私(私たち?)のものパパ・ママはそれぞれ1Kで住んでもらって…???

と、「パパに協力」するフリをしながらもあくまで「自分視点」を忘れない…

とはいえ、夫が希望する職住接近を考えると都内はなかなか高いです。

その日は不動産屋さんに案内されて5物件見て回りましたが、

書斎・事務所としてはあまりいいものがなく…かなり手こずりました。

内装はどれもキレイにしてくれていて好感が持てたのですが。

↓階段幅約40センチ。なかなかスリリングな階段の物件…引っ越しできない…

↓中はキレイで、庭に梅の木(実がなっていた)、縁側、床の間がある昭和な部屋とか…

↓ロフトがあるのはいいけど座っていても頭がいっぱいいっぱいで背筋を伸ばすと頭を打つという…

メゾネットタイプで押入れが印象的(?)なお部屋とか…
結果、なんとか「まあ、ここなら」という物件に決めました。

家の近所の築30年ほどの賃貸マンション。

4階なのでエレベーターつき。街路樹がすごい。

アパートタイプは意外と壁が薄く

近隣の音を気にすれば気になってしまう、ということに

自分が住んで気がついたので

夫にはマンションを勧めました。

3. 家族のカタチは?

今回の夫のスピンオフは

「事務所の必要性」

「家では作れなかった書斎の必要性」

といういわば実用的な目的。

「起業準備」の側面もありますが

やはり「他の場所」に「部屋」を構えるということで

家族それぞれの時間の過ごし方が変わってくる予感がします。

とはいえ、仕事第一の夫なので彼の滞在場所が職場か書斎か、の2択になり

寝泊まり・食事は自宅、というスタイルは変わらないでしょうね。

…実は私の本音としてはまず子どもたちが

「幸せ」に家を離れていく、という順序を

期待していました。

それが何と、「私」そして「夫」の順にスピンオフ。

この「親たち」のスピンオフ、家族をどこへ連れていくのでしょうか?

4. 部屋のしつらえはお任せくださりませ!

ところで、スピンオフの先輩としては、

色々「一人暮らし」候補生にアドバイスしたい気持ちがいっぱいです。

  • 家電(調理はしないので電気ポットぐらいですね)の選び方
  • 家財道具(処分しやすいものがいいです。家にあるものも活用してもらいたい)の選び方
  • インターネット(事務所には必要でしょう)はどうするか…
  • カーテンの選び方

などなど…

夫が「インテリア」にこだわるか、あるいは「本棚さえあればハッピーなタイプか」

実はまだわかりません。これからどう出るか、興味深いです。

新しい空間ができるということについては、やはりちょっとワクワクしますね。

5. 一番の懸念事項

ところで…やめ主婦としてはとても気になることがあります。

それは、私が管理するトイレが5つになった!

ということです。

  • 自宅2器
  • 私の部屋1器
  • 大阪の実家のきよみハウス1器
  • そしてパパの書斎1器。

ごめんなさい、トイレにこだわっていますが…

子供の頃、自分の家が貧しくてかろうじて水洗だったトイレにはドアがなく、

和式の便器の周りにはカーテンしかありませんでした。

しかも水栓が壊れていてタンクに水を貯め始めると水が止まらないのです。

タンクは頭上にあり、

トイレが終わってすぐに水栓を止めないと頭から水が降り注いでくるトイレでした。

ああ、まさにこのタイプ(あ、これは壊れていませんよ!!)。

久々にお会いしました!(トラウマ…)

もう、怖くて怖くて…

なので、とにかく、自分が使う可能性のあるトイレはキレイでいてほしい。

実は駅のトイレですら自分が入った時よりできるだけキレイにして出てくるのです。

でも、きっと、きっと夫はほとんど掃除しないに違いない…

今からそれが恐怖です。。。

ただ、やめ主婦としては、家族それぞれがちゃんとトイレ掃除ができるよう、

今後は指導に力を入れたい、と考えています。

6. まとめ

昨年、私がスピンオフしたことで、

自宅以外の部屋を活用する、という新たな選択について夫の

ハードルが下がったのではないか、と想像しています。

それぞれが自分のベストを尽くせる空間にえいやっと先行投資。

こんな行動も私たち夫婦のあり方だと感じています。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)