主婦をやめて一人暮らしを始めました(2) そのわけは?「気になる気になる」編

主婦をやめて一人暮らしを始めました(1) 理由その1「勉強部屋がなくなった!」

の続きです。

結局家事がエンドレスであることがとてもストレスになる、という話から始めます…「家事いや」というのは今さら感がありますが。

1. 当事者は「気になる」

現在、通勤時間が家族の中で一番長いのは私で、片道一時間半かかります。

家族は夫、成人した娘2人(次女・三女)。

夫は夜間大学の先生をしているので毎日帰りが遅いです。帰宅時間はだいたい10時半から11 時ごろでしょうか。

家で食事はしません。

次女も残業の毎日で夫と同じぐらい。こちらも家でほとんど食べない。

2人ともほとんど家では寝るだけ、の生活です。

そこで、家にいる時間が長い私が家事負担をするということになります。

主婦なので、当事者。大人4人分の家事が、通勤時間が一番長い私の仕事になっている。

もちろん、家族も「時間があるときは」、「手伝って」くれるし、言わなくてもやってくれることもたくさんある。

でも、あくまで「手伝い」なのです。「やる義務はないけどやってあげる」みたいな。

当事者意識のない人にその意識を求めるのは互いの不幸を招くだけですよね…

たとえば、こんなことを思い出しました。

3年前、私が乳がんの手術をしたとき、3日の入院で退院して家に帰ってくると、

汚れた洗濯物が洗濯ものかごに山と溜まっていました。

「そうか(当時家にいたのは夫と次女だけだったかな?)、彼らは自分の着替えがまだあるから、困っていない」。

困っていないから洗濯をする必要性を感じていないのだ、と気がつきました。

お見舞いにはよく来てくれたけど、家族には、私が留守の間に家事をしておく、という発想はなかった。

家事の「当事者」は私。

「洗濯物が溜まっている」という「状態」が気になるのは「当事者である私だけ」です。

また、家族と一緒にいると、家族それぞれのものがあちらにもこちらにも置いてあって、とても気になります。

前稿でも触れましたが、これがとてもつらい。

それぞれの机の上も(自分も含めて)ごちゃごちゃ。リビングのテーブルもごちゃごちゃ。

特にリビングのテーブルは全員の共有の場所なのでそれぞれのものは引き取ってほしいのですが、

ピクリとも動きません。斜めになったものは斜めになったまま、永久保存されています。

それを、自分が片付ける日は各人の机に運ぶのが私の仕事だったのですが…もう疲れました。

私はテーブルの上、床の上にはスッキリ何もないのが好きなのです。

でも、その好みを実現しようとすると、自分が時間を使わなければいけない。

しかも片付けたところで誰も喜ばない。(気づかない。気にならないから)

夫にすれば、「全員で食事をするときにそれぞれがそのときに片付ければいい」。

つまり、食事で使用するときまでは、リビングのテーブルは「もの置き場」でいいらしいです。

着替えが足りなくなりそうになったら洗濯をするのと同じ発想ですね。

でも、私には「気になる」のです!

2. 家族の健康が「気になる」

夫も次女も帰宅が遅く、ついつい心配してしまいます。

夫は仕事(研究や教職)が大好きだし、好きで長時間労働しているところもある、と私は見ていますが、

家で食べることはほとんどなく、次女も外食がち。

身体に悪いのではないか、と気になります。

家で食事をすることが多い三女も時々体調を崩します。そうすると、やはり心配で、気になってしまいます。

でも、どちらも大人で、それなりに栄養や身体のことも基礎知識として知っているはず。

健康管理もそれぞれの仕事!

そう、頭ではわかっているけれど…やはり「気になる」

こんな「気になる」から、せめて少しの間だけでも解放されたい、とちょっと妻業、そして母業から解放されたい。

いや、むしろ信頼して任せないといけない

「気にしている」のは私だけで、それぞれはちゃんとがんばっている、はず、なのです。

3. いろいろ「気になる」

2年ほど前に算命学鑑定士のMasayoさんに鑑定をしてもらったことがあります。

算命学鑑定士@東京&Skype Masayoのブログ「宿命を知り、運命を動かす」

Masayoさんは、「まず第一に、成人したお子さんがいつまでも家にいることはあまり感心しません」と言っていました。

そしてこのようにも。

「きよみさんは家族の中では『太陽』なのです。そしてお嬢さんたちは『月』。

太陽がいつまでもそばにいる限り、月は輝くことができません」

家族からスピンオフすることで自分が犠牲になる、という意識はまったくありませんが、

家族の関係性を少し変えてみたい、

その時の鑑定結果が「気になっていて」、自分が変化を起こすことで何かが変わるのではないか。

「変化」を恐れるのではなく、自ら起こしてみたい、という気持ちが高まりました。

4. まとめ

こうして、「気になる」「気になる」「気になる」が重なって、自分ではどうしようもなくなってしまっていました。

何か違和感がある、解決できない問題がある、その場にとどまっていては解決できない、

変化を恐れるのでなく、あえて自分から変化をおこしたい、と考えました。

そうして、少なくともしばらくは、そして少なくとも平日は、家事の当事者を免除してもらおう、

健康管理もそれぞれがちゃんとやっているはず、と信頼して任せよう、

と思ったのです。

さて、次の項では、いよいよ本丸。「やりたいことが溢れたから一人暮らし」について書きます。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)