ESAC認定英語学習アドバイザー
ワークショップ2日目(2018/8/26)のまとめを行います。
1日目のまとめはこちら
1. 2日目の流れ
2日目のながれをまとめておきます。
- 課題振り返り
- 実践練習とピアフィードバック
- 英語資格試験の関連情報(TOEIC)
- 現役アドバイザーのトークセッション
- モニターセッション(2人)
- モニターセッションの分析とディスカッション
- まとめ
最後まで頑張りましょう!
2. 課題振り返りとさらなるワークショップ
1日目に宿題が出ています。
一日目に受講者全員(8名)でやったワークショップを
今度は1人でやってみます。
ある理系学生の事例を
精神面、学習面、環境面
に分析し、
ワークシートに埋めます。
こうした情報収集で、さらに大事なことは、
- 質問を入れる(縦掘り、横堀り)
- メモをとる
どんなことで悩んでいるかをしっかり汲み取ることです。
次にそれぞれの受講生が宿題として考えてきた
事例をもとにさらに相談事例の受け答えの練習をします。
どんどん実践的になってきました。
こうした実践例をこなし、
- 共感する態度
- 気持ちを深堀りする
- 一緒に考える。
ということを考えていくのです。
3. TOEICアドバイザーの方の話を聞く
さて、次の話題はTOEICアドバイザーの方のお話です。
今、なぜTOEICか?という話から入っていきます。
TOEIC is simply a driver’s license that will help you achieve that final goal by Robert Hilke (God of TOEIC)
つまり、TOEICは運転免許のようなものだ、とロバート・ヒルキ先生は言います。
(ヒルキ先生はTOEIC教育の第一人者です)。
TOEICは、入学、進級、卒業、就活、
会社の昇格試験、海外留学・海外派遣の基準として、
実用的で仕事に役立つ英語の運用力を試すテストと
なりました。
内容は、「朝起きて寝るまでの生活に役立つ」ことが基本で、
試験内容はそのようになっています。
ちなみに英語公用語を薦める企業の場合のスコアの目安は
- 某自動車メーカー:管理職試験合格条件550点
- 某鉄鋼関連メーカー海外派遣要員600点
- 某インターネット物流大手800点
となっており、昇進も昇級もTOEIC試験にかかってくる時代となりました。
ところで、この試験の公開テストは平均580点。
当てずっぽうで受検するとだいたい220点(monkey scoreといいます)
スコアの目安は以下のようで、
470-730点:限定された範囲内では業務上のコミュニケーションができる
730-860点:どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地がある。
と判断されます。
こんな目安も1度試験を受けると得点のシートと一緒に送られてくる用紙に
書かれているのでしっかり読んでくださいね。
なお、TOEICを受検する場合は、TOIEC用の単語本を使うことが効率的です。
幅広く「時事問題」単語本を利用する必要はありません。
TOEICで使われる単語は「限られているのです!」
そして、TOEICで大事なことは一にも二にもTIME Management(試験時間配分)です。
- Part 5:12分
- Part 6 :8分
- Part 7 :55分
この黄金配分をなんとか死守して(たとえば、Part6を抜かして
Part7を先にやってもいいのです)、得点をあげましょうね。
さあ、みなさん、試験は大変、だけどTOEICを使ってやりたいことをやる、
こんな気持ちでチャレンジしてみませんか?
4. 現役英語学習アドバイザーによるトークセッション
ここでは2人の現役英語学習アドバイザーのお話を聞きました。
アドバイザーになったきっかけや
アドバイザーとしての苦労、失敗談
など。
そして、アドバイザーとして
気をつけていることは
- 黙って聞く
- 聞きすぎない
- 「それでどうしたいんですか?」話を促す
- 沈黙を大事にする
のようなことだそうです。
そして、大事なことは、
「相手が直近で必要としているものを実現してあげる」ということでした。
また、アドバイザーという職の今後の展望については
「英語学習アドバイザーは求められる=
スキル、経験をもった人が教えることが求められる」というお話でした。
そして、そのために
アドバイザーも切磋琢磨しながら、人間としても魅力を磨くことが大事であると
おっしゃっていました。
やはり現役のアドバイザーの方々のお話は説得力がありますね。
5. モニターセッション
最後のパートは、「モニターセッション」です。
8名の参加者の中から2人を互選で決めてモニターカウンセリング
を実施するもので、
相談者は、一般の方2名。
本当のご相談を人前でやる、という
かなり大胆な、まさに実践的なワークショップになりました。
他の参加者はモニターとしてあとでコメントが
求められます。
提案には
- why
- what
- how
がはいっているようにします。
本当の相談者とあって、代表になられた
お二人はかなり緊張したかとは思いますが、
なかなか堂々たるアドバイスぶりで、素晴らしかったです。
私も現在お一人クライアントさんをもっていますが、
さらに研鑽していいアドバイスをしていきたいと
感じました。
6. まとめ
かなり内容のつまった役に立つ2日間の
ワークショップでした。
いやー疲れました。でも充実していました。
今回、この資格の4段階のうち
ワークショップまでの課題で私は
すでに
「ジュニア資格」を取得しています。
次に課題をこなすと、次は
「アソシエイト」となります。
そしてさらに課題をこなしていくと
「プロフェッショナル」となるわけですが、
英会話の試験もあり、なかなか大変です。
でも、「TOEICで人生を変える」人を「量産」するため、
頑張って進めていきたいと思います。