抗がん剤治療から5年目のコロナ禍
2014年6月に乳がんと診断を受け、そのがん細胞のタイプが「浸潤性微小乳頭」だったことで
抗がん剤治療を受けました。
Invasive micropapillary carcinoma(浸潤性微小乳頭ガン)とよばれる病理型の乳ガンでは、非常に早期から転移を起こしやすいという性質があります。したがって多く抗がん剤の適応となります。 姫路赤十字病院のページより
抗がん剤治療中は、味覚障害や脱毛など、一通りの副作用を経験しましたが、
当選していた東京マラソンに出たい一心で練習を続け、完走。
抗がん剤治療中は、その治療を受ける前に読んでいた石原結實先生の著書
「もしがんになったら、でもならないために」で紹介されていた
先生が経営するヒポクラティックサナトリウムに行くことを目標とし、
ついに5月の連休に初めての「ジュース断食」(10日間)に臨んだのです。
初めてのジュース断食でしたがひもじい思いをすることもなく、
毎日伊豆高原をかけまわり(毎朝7キロ走っていました)
施設の人と話をしたり、ブログを書いたりしてすごしました。
その後も毎年連休には訪問していたのです。
時には家族が近くのペンションを借りて、宿舎を訪ねてきてくれることも
ありました。
それが今年は静岡県に行くことすらままならない状況になってしまいました。
50年来の便秘を治したにんじんリンゴジュース生活
私は医療従事者ではないので、詳しいメカニズムはわかりませんので
あくまで「個人の感想」としか言いようがないのですが、
乳がんになって、様々な本を読んで、結論として朝、
「ショウガ・蜂蜜入り紅茶」と
「にんじんリンゴレモンジュース」を飲む、固形物は食べない、という
食生活をし始めた結果、劇的に50年来の便秘が解消しました。
読んだ本は、石原先生のご著書のほかに
- 甲田光雄先生の
「奇跡が起こる半日断食―朝食抜きで、高血圧、糖尿病、肝炎、腎炎、アトピー、リウマチがぞくぞく治っている! 」
- 済陽高穂先生
「今あるガンが消えていく食事 」
どれもが
「朝は排泄の時間」と書いており、胃腸を休めることの
重要性を説いていました。
それまでの私は、「朝ご飯は食べなければならないもの」、
「胃腸を刺激するためにも」食べるべし、という説に
縛られ、朝はトーストと珈琲という生活を続けていました。
そして、昼ご飯、夜ご飯、お三時…胃腸が休まる間がなかったのでは、と
思います。
ところが、朝を「水分」だけの生活に変えたことで、「働き詰めで疲れきっていた」
胃腸が再活性化されたのでしょうか。急に便通がよくなったのです。
抗がん剤治療をしながら東京マラソンに向けて毎朝走っていた時も
途中で「行きたくなる」という私の人生にはそれまでなかったことも
経験しました。(公園なのできちんとトイレは完備されていますよ)
それまで、便秘薬でも、そしてひどいときには浣腸でも効き目がなかった
便秘が、単に胃腸を休めるだけで解消したとは…驚きの経験でした。
快腸なので快適
いったんお腹が快調になると、想像ですが「善玉菌」が増えたのでしょうか。
朝、固形物を食べた時でも便秘するようなことはなくなりました。
休日などはゆったりブランチを楽しむこともあります。
かつては人間ドックの検査のときなど、
どんなに頑張っても1週間に2回分の検体をとることができなかった私が
今はまったく平気です。
そして、朝のお通じがしっかりあることで、一日中機嫌よくすごせます。
本当に腸は「第二の脳」と言われるように、腸の機嫌が
脳の機嫌にも影響するのだと感じています。
にんじんリンゴレモンジュースの作り方
私のブログでは、他のページでもご紹介していますが、
簡単なのでここにも書いておきます。
材料:にんじん(中)2本、リンゴ1個、レモン1個
にんじん、リンゴはそれぞれ1センチぐらいの大きさにカット
レモンは皮をむいて8つぐらいに切っておく。
固いものから順にジューサーに入れていく。つまり
- にんじん
- リンゴ
- レモン
の順です。簡単です。コツはありません。
上記材料からだとだいたい400ccぐらいのジュースができます。
ジューサーは、私は以下のものを使っています。手入れも楽なのです。
そして、にんじんやりんごは重いということと、レモンは高くてもやはり国産がいいと
私は思っているので、材料はこちらから購入しています。
また、一人暮らし部屋(私のブログ「やめ主婦」シリーズをご参照いただけると嬉しいです)
で使っているのはこちら↓安価ですが、小さいので1-2人用。
お試しで始める方にはこちらがとっつきやすいかも。
ただし、2年ぐらいほぼ毎日使うとモーターがもたなかったかな。
いまは2台目を使っています。
まとめ
便秘に悩む方、「繊維質の多いものをたくさん食べて」とか、
「朝ご飯をしっかり食べて」とか、
「緩下剤を服用して」とか、
「お腹をマッサージして」とか、
なんとかして「押し出す」のがこれまでの便秘解消法だったと思います。
でも、「出さなきゃ」という「気持ち」が
かえって腸の働きにブレーキをかけている、そんなことないですか?
ここで、いちど、作戦変更。「引き算」をしてみるのはどうでしょうか?
「薬に頼るのをやめて」
「朝ご飯を水分(にんじんリンゴレモンジュース)だけにしてみて」
(あ、石原先生は珈琲でなく、紅茶推奨派なので、
私は身体を温めるショウガをすりおろし、甘味がほしいので
蜂蜜をいれています)
「繊維質はいいけれど、あまりたくさんだと胃腸に負担」
なので控えてみる…