富山マラソン 途中歩いてセカンドベスト? 次の大会への課題

歩いてセカンドベスト?

好天で迎えた2021年11月7日の富山マラソン。

暑くなる、という予想で半袖、アームウォーマー、ショートスパッツ、ランパンで

臨んだ。気温は14℃〜22℃。

結果4時間30分51秒。セカンドベスト。

しかし、途中経過は散々なもの。

35キロすぎから足の痙攣で6−7キロは歩いた。

本当に途中棄権しそうだったけど、なんとかゴール。

そして、これがなんとセカンドベスト。

この2年の走り込みで地力はついてきたけれど、

ラスト10キロの攻略が逆に大きな課題となってきた。

振り返り

大会前の練習

大会前3ヶ月の練習量(月間走行距離)は、

2021年  8月  230キロ

9月  216キロ

10月  217キロ

コロナの収束も近づき、出勤回数が増えてきたことで練習量はずいぶん減った。

在宅勤務が多いと通勤時間をランニングに充当できるため個人的には

その方がありがたいが、世間的にはやはり「普通の生活」がいいよね。

自己ベストを出した名古屋マラソン(4時間14分50秒)の直前3ヶ月の練習量は、

2020年 12月  310キロ

2021年 1月    322キロ

2月   267キロ

やはり、練習は嘘をつかない、ということか。

コンディション

気温は高め。

予想はしていたが、思った以上に汗がでていたようだ。

終わってから顔を触ると塩でざらざらしていた。

ウェストポーチもベルトが汗の塩で白くなっていた。

しかし、前日は早めに寝ることができたし、体調は悪くなかった。

走る前は寒さを警戒して100均のカッパを着込んでいたが

スタート前に廃棄しても大丈夫だった。

朝ごはんは、ホテルのお弁当(ロールパンとソーセージ、卵焼き、バナナ3分の1)と

お赤飯の入ったおにぎり(コンビニ調達)。

会場までは、ホテル近くのシャトルバス乗り場からバスで直行。

前回参加の時のように新幹線で移動、という必要がなく、快適だった。

レース運び

岩本能史さんの「非常識マラソンマネジメント」は本当にマラソンに役立つ本で

初マラソンからいつもレース前には参考にさせてもらっているが、

その中に「ペーサーを追いかけるな」というアドバイスがある。

今回は、しかし、体調もよかったので、ついつい「時計がわり」に

追いかけてしまった。

私のはいっていたブロック(Hブロック)には4時間のペーサーがいたのだが、

おかげで前半はかなり飛ばせた。

むしろ、飛ばし過ぎたといってもいい。

5キロラップ   28分11秒

10キロラップ   27分23秒(55分34秒)

15キロラップ  27分45秒(1時間23分19秒)

20キロラップ  28分07秒(1時間51分26秒)

half     1時間58分26秒

25キロラップ  29分38秒(2時間21分4秒)

30キロラップ       30分35秒(2時間51分54秒)

35キロラップ  33分04秒(3時間24分58秒)

ここまでは自己ベストの名古屋での3時間24分52秒と

あまり変わらない快走だった

問題はこのあと!

40キロラップ     47分39秒

Finish                18分14秒

いやー、これでよくセカンドベストがでたもんだ!!

35キロすぎからかなり歩いている。

20キロと32キロあたりで痙攣どめの「ツラレス」のゼリーを

それぞれひとつずつのんでいるが、効かなかった。

ふくらはぎだけでなく、膝周り、そして太ももまで、そして

両足の筋肉が硬直し、少しでも走り始めるとまたガチガチに

固まる。

止まると絶対2度と走り出せないと思い、とにかく歩く歩く、

しかもできるだけ早足で。

最後の2キロは、ほとんど歩いたけれど、キロ10分かからなかったのは

すこしでも回復したときに走ったから。

ペーサーを追いかけたのは失敗と言えば失敗だったけれど(15キロすぎから

給水のたびに遅れ遅れになっていき、富山マラソン名物の

新湊大橋(ハーフはここで迎える)に着く頃にはペーサーは

はるか先を行っていた)、おかげで「どれぐらい飛ばせば後半つらくなるか」

がよくわかった。

補給

5キロ、15キロ、25キロ、35キロでアミノダイレクト

10キロ、20キロ、30キロ、40キロでショッツ

20キロではさらにアミノサプリ

を補給した。

でも、岩本さんの「非常識マラソンマネジメント」を

読み返すと、ちょっと間違っていたようだ。

本当は

各給水ごとにOS1

10キロ、20キロ、30キロ、40キロで BCAA(アミノダイレクト)

15キロ、25キロ、35キロでショッツ

さらに20キロでアミノピュア、胃腸薬、とある。

そういえば、40キロあたりで腹痛まで襲ってきたな。

ウェア・もちもの

今回、足の痙攣で失敗した、と思ったのは

ショートスパッツだった。

せめてゲーターを履くべきだった。

本来、マラソンは太ももの大きな筋肉を使って走るべきで

ふくらはぎの筋肉は太ももほどには大きな筋肉ではなく、

走った揺らすことで疲労が蓄積していくのだそうだ。

小さな筋肉がどんどん疲れを溜めて痙攣につながる。

シューズはナイキ ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% 2

上半身はずっと半袖・アームカバーでよかったと思うし、

スマホも重いので持って走らなかった。

その分を補給にまわせたのはよかった。

腕時計は、いつものエプソン。GPSをとるのに時間がかかり

普段は使わないのだが、今回は、しっかり働いてくれた。

課題がみえた

今回はもともと自己ベストを狙っていなかったので、

それでもセカンドベストをとれたのは自分なりにはよかったと思う

しかし、歩いた距離が長すぎる。

次回は絶対に痙攣しないような対策を立てたい。

そして、2022年3月6日の東京マラソンでは、

初のサブ4を狙う。

その準備は、すでに始まっている。そして、「非常識マラソンマネジメント」を読み返し、作戦を練っている。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)