TOEIC(R) AWARD OF EXCELLENCEを受賞しました!

私は、20代〜30代にかけて通訳・翻訳の勉強をしたり、英語教師をして、いつか夢(留学)がかなう日のために少しずつ英語の勉強を進めていました。そして、37歳で留学のチャンスを得て、大学院に入学しました。

でも、育児をしながらの留学生活であまり同級生との交流は持てませんでした。勉強仲間は日本人。付き合う相手は日本人ママ。

そんなわけで「会話力」の向上はあまりできないまま卒業。そのまま帰国し、圧倒的日本語の環境に戻ってしまったため、心に思ったことを母語と同じレベルで話すことができないままほぼ20年がすぎてしまいました。

言葉なのに、一番大事な「しゃべる」ことが一番難しい。また、話す練習は相手がいないとなかなかできない。そんな自分が嫌でなんとか話せるようになりたいと思い続けてきました。

ただ、40代〜50代は育児や仕事、またバイクなどの趣味、そして他の勉強ー簿記や税理士試験、ファイナンシャルプランナーの勉強など「自分の世界を広げる」ことにも取り組んできてなかなか英語に全力をかけることはできませんでした。

この数年、また英語をしっかりやろうとオンライン英会話を体験したり、TOEFLに挑戦したり、なんとかして英語を話すチャンスを増やそうと努力してきました。でも、勉強は「成長の実感」がないとなかなか続きません。

自分の「英語運用力」を数値として客観的に知るためにTOIECのS&Wを受け始めたのは2007年です。そのときのスピーキングの点数は200点満点の120点。

「聞き手の立場や状況をほとんどあるいは全く意識していない」
「間が長く躊躇することが多い」

など、120点の講評は散散でした。

ちなみに当時のTOEIC L&Rは980点。ライティングは180点(200点満点)…このギャップ。
私ぐらいの文法力がなくても、高校生でも私以上に英会話ができている人はたくさんいるでしょう。

こんな有様だったので、3年ほど前、一念発起して今一度真剣に英語、特に会話に取り組み、なんとか4技能を満遍なく伸ばしたいと思いました。

賞の存在を知ったのもその頃です。「これをもらうことを目標にしよう」と心に決め、それこそ何度受験したことでしょう。

足掻き始めた頃は、何度受けても150点から上にいきませんでした。Award of Excellenceを受賞するにはリスニング375点以上、リーディング425点以上、スピーキング160点以上、ライティング170点以上が必要です。

そして、昨年12月の試験、2020年最後のチャンスでやっとスピーキングで160点を達成したのです。

そして、この1月には180点。今回はかなりいい点数がとれました。

なぜ、会話力が伸びたか?もう、それはとにかく口に出す、に限ります。朗唱を重視し、スクール内は日本語禁止という学校に通い始め、試験対策としてはスピーキング試験用の問題集を購入し、あーうー、と苦しみながら模擬練習を重ねました。

しかし、やっと気づいたのですが、それ以上に大切なのが「伝える気持ち」でした。スキルだけではない、「相手に伝える気持ち」がとても大事だったのです。

1月の試験でこれまでの最高点が取れたのは、たかが試験とはいえ、書かれている内容を理解し、心をこめて「伝えよう」としたからだと思います。やっとスキルと心がつながったのです。

みなさんも、TOEICの点数を上げるには、たしかに文法や読解は必要ですが、「ことば」は伝えるものだ、ということを意識して、「これはいつか自分が使いこなすもの」として学ぶとしっかり力がつきます。

今日は、TOEIC模試会を実施しました。それぞれが全力を出して今の力を。そして、その力を明日につなげるために。
現状を知り、明日につなげることは勉強の第一歩ですね。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)