シンガポール紀行( 2023年8月15日-21日)(1)準備編

2023年8月15日から21日にかけてシンガポールを訪問しました。

長くなるので3編に分けて書きます。

旅支度

ホテルと飛行機

せっかく、シンガポールに行くのだから、あの有名なプール(Infinitiy pool)ホテルに泊まろうと、

まずはホテルを予約(ホテルの正規HPから予約しました)。

マリーナベイサンズで検索すると、ホテル直営のHPに辿り着きます。

そして、その後、HPにあるhotel and flght プランをクリックすると

Time designという旅行会社のHPにたどりつきます。

おそらく、こちらの会社がマリーナベイサンズホテルの日本での窓口に

なっており、フライトが連携しているのかと想像しました。

 

あまりいろいろ調べて時間かかるのも嫌だったので、

とりあえず、Time design社で飛行機を予約しました。

一応、観光業として通産省にちゃんと登録されている会社です。

2人の合計金額が飛行機(エコノミー)+ホテル5泊+燃料費(12,270円)で¥689,760。

シンガポール航空の便なので、まあ、これぐらいならいいかな、という感じで申し込みました。

入国に際して

パスポートはもちろんですが、そのパスポートの有効期限にも気をつけないといけません。

出国時にパスポートの残り期限が半年以上ないといけないので、シンガポールに行く予定がある人は、

パスポート期限を確かめてくださいね。

あと、事前申請というのがありまして、入国日を含めて3日前からシンガポール入国管理庁への登録

これを済ませておかないと、入国の際に手間取ります(行かないかもしれないけど、

カジノにも入れません)。

キャッシュカードと現金

シンガポールはかなりのキャッシュレス社会ですが、少しぐらいは現金があったほうが

安心かも。現地の屋台であるホーカーズなどでは使う機会があるかもしれません。

あと、海外でもキャッシュが引き出せるクレジットカードかどうか、確かめておいてくださいね。

わたしのカードは、海外でキャッシングができなかったので、地下鉄のカードを購入する際、

top up (料金を追加する)などができず、現金で追加しました。

フライト時間と時差、その他

行きは7時間、帰りは6時間、時差は1時間シンガポールの方が遅いです。

年中30度ぐらいの気温ですが、屋内はがんがん冷房が効いているので、

ジャケットというか、羽織るものは一枚は必要です。

シンガポールに着いて

シンガポールで感じたことを書きます。

活気と覚悟

日本とシンガポールの何が違うと感じたか、と言うと、

国民の活気と、国作りの覚悟でした。

今回の旅は夫の学会会場が「マリーナベイサンズ」にあるということで、

宿泊も2011にSMAPがソフトバンクのコマーシャルで一躍有名にした、

屋上(57階)全部がプール-Infinity poolという名前–

となっているマリーナベイサンズホテルに泊まりました。

私たちのホテルの部屋は35階、隣の広大な庭園-ガーデンズバイザベイに面した部屋で、

毎夜7時45分と8時45分にはガーデンにある人工的な巨木にしかけた

光と音楽のアトラクションを上から眺めることができる、

たいへんいいお部屋でした。一泊約5万円。

私たちにとっては贅沢だけど、経験できるだけありがたい。

どっぷり観光客気分を味わえました。

シンガポールに来て印象的だったのは、人々の熱気と活気でした。

地下鉄使いやすい

インフラとしては、地下鉄の利用しやすさ–路線図の表示もあちこちにあり、

かつ、地下鉄に乗っていると音声でも電光掲示板でも次の駅が案内され、

どのホームから乗ればいいかについてほとんど迷うことがありません。

priority seat(優先席)も完備していて、”show you care”

というサインがくっきり書かれていて高齢者・こどもに

席を譲りやすい状況になっています。地下鉄は料金も安いです。

食べる(1日目の洗礼)

1日目に行ったマリーナベイサンズのフードコートが激混みで、

結局「座って食べられるところ」を探すと「一風堂」しかなく、

そこでラーメン、チャーハン、餃子と飲み物(夫はビール2杯)だけで

ほぼ1万円を使ってしまったのです。

「これでは大変だー」と感じ、滞在2日目に、

勤務先の在シンガポール事務所にいる職員さんに

突然のメールを出してシンガポール情報を尋ねました。

思いがけず、BIOPOLISを訪問

「今日は事務所の工事があるので出勤しています。いらっしゃいませんか?」

というお言葉に甘え、突撃訪問をさせていただきました。

案内に従い、ボナビスタという駅で降りるとそこにはシンガポール教育省と、

外国のバイオ関係の先端研究機関や企業を誘致した結果、

立派な建物が林立する地域がありました。

日本の中外製薬とか、研究開発部門をもつ企業・研究所が集まっています。

結果的にこの行動が今回のシンガポール滞在の一番の目玉となりました。

シンガポール事務所の職員さんとのやりとりは、2006年に始まりました。

私が毎年担当している「サマープログラム」という

インターンと脳科学集中講義シリーズを組み合わせた研究所をあげてのイベントに、

シンガポール政府は政府の費用で毎年3名の学生を送り込んでくれるのです。

シンガポール教育省が名づけているA*STARという奨学生との

窓口役をつとめてくださるのがHさんという方です。

17年間、メールだけのやり取りでしたが、初めてお会いできて、

お人柄も知ることができてとてもありがたかったです。

日本の方ですが、現地での採用、すでにシンガポールの国籍も取られている方で

ご主人はマレーシアの方だそうです。お子さんたちはすでに外国の大学に入られているとか。

現地の様子、シンガポールの国情など、生のお話を短い時間でしたが聞くことができました。

「シンガポールは、管理社会です。報道などもかなり規制されています。

ただ、私はそれでいいと思います」

小さな島国国家、それでいて他民族、多人種、外国籍の人も多く、

言語も多数、といった状況で人々が共存する国では、

それなりに厳しい規制が必要なのだと感じました。

また、夫が出席した学会でも、シンガポールのスピーカーが

「シンガポールには自然なものは何一つありません」と言っていたとか。

全力で盛り上げる

交通網を整備し、観光地をアトラクションで盛り上げ、

観光客を目一杯楽しませ、カジノなども設けて外貨を獲得する、

これでもか、というほどの開発とサービス。

各地で新しいビルが建ち、街はどんどん整備されていく。

チャンギ国際空港も、蝶の温室など、驚きの施設を備え、

空港内だけでも十分楽しめるように作り上げています。

国の玄関としてさまざまなアトラクションまで備えた巨大空港で、

夜遅くなった復路便の待ち時間も十分楽しめました。

(日本の成田や羽田がいかに日本の入り口としてはしょぼいか、

痛感しました。ほとんどアトラクションがありませんものね)

リピーターになってくれるということは観光産業にとって

かなり重要なポイントだと思います。欧米人からすると、

アジアまで来ることは一生のうち、それほど頻繁なことではありません。

「遠くまで」旅行するとき、日本を選ぶか、シンガポールを選ぶか…

どうやったら「来てもらえるか」ということを玄関から途中経路、

そして帰路に至るまで、どこまで楽しんでもらえるかということを

国をあげて考えることも大事なことだと実感しました。

シンガポールには、その視点があるように感じました。

日本の昔からの観光地、特に温泉街に行くと、

閉館となったホテルや旅館が放置され、廃墟になっているのをよく見かけます。

温泉街の駅に着くと、半被を着たおじさまが、個別に旅館の旗を持って

お迎えに来てる姿に遭遇しますが、旅館に着くと、

もう「お風呂」以外のアトラクションはほとんどなかったりします。

ゲームコーナーとかも、しょぼいゲームセンターのお下がりのような

ゲーム機が雑然と並べられているだけだったり。

外へ出ても、あまり魅力のないお土産物屋さんが開店しているのかしていないのか。

日銭を稼げればいい程度の商売。

もっと地域全体で利用者の便を良くするには、

もっと楽しんでもらうにはどうしたらいいか、

みんなで考えればいいのに、と思います。

観光とラン

  • マリーナベイサンズのプール、そしてカジノ

プールはインスタ映えの場所ですね。ジャグジーが気持ちよかったです。

夫がオーダーした「マルゲリータ」は一杯3000円。

カジノは、入場については外国人は無料。ただし、パスポートと事前登録した

入国審査に対する滞在許可メールを提示しないといけません。夫と2人で探検。

ルールがわからないので何も賭けませんでしたが。

現地の人は、入場料を払わないといけません。

また、ギャンブル依存症にならないように、家族などからの

通報がある人は入れないようになっていました。

  • Botanic GardenとGardens by the Bayでのラン

とにかく、暑い。東京の方が暑いのだけれど、それでも暑い。湿度も高く、走るのが

つらい。そして、ウェアが汗まみれになる。困ったのは洗濯機がないこと。

結局、部屋に戻るとすぐに水洗い、絞ってアイロンで乾かす、という羽目に。

そんなこともあり、結局滞在中、2回しかランニングできませんでした。

フード体験

ホーカーズ、フードコート、カヤトースト、チャイナタウン、リトルインディア、地下鉄の駅、そしてサイゼリヤ

旅の楽しみは

 

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)