シンガポール紀行(2) シンガポールで感じたことと、行ったところ

どっぷり観光

今回の旅は夫の学会会場が「マリーナベイサンズ」にあるということで、

宿泊も2011にSMAPがソフトバンクのコマーシャルで一躍有名にした、

屋上(57階)全部がプール-Infinity poolという名前–

となっているマリーナベイサンズホテルに泊まりました。

私たちのホテルの部屋は35階、隣の広大な庭園-ガーデンズバイザベイに面した部屋で、

毎夜7時45分と8時45分にはガーデンにある人工的な巨木にしかけた

光と音楽のアトラクションを上から眺めることができる、

たいへんいいお部屋でした。一泊約5万円…

私たちにとっては贅沢だけど、経験できるだけありがたい。

どっぷり観光客気分を味わえました。

使いやすい地下鉄

インフラとしては、地下鉄の利用しやすさ–路線図の表示もあちこちにあり、

かつ、地下鉄に乗っていると音声でも電光掲示板でも次の駅が案内され、

どのホームから乗ればいいかについてほとんど迷うことがありません。

priority seat(優先席)も完備していて、”show you care”

というサインがくっきり書かれていて高齢者・こどもに

席を譲りやすい状況になっています。地下鉄は料金も安いです。

全力で盛り上げる

交通網を整備し、観光地をアトラクションで盛り上げ、

観光客を目一杯楽しませ、カジノなども設けて外貨を獲得する、

これでもか、というほどの開発とサービス。

各地で新しいビルが建ち、街はどんどん整備されていく。

チャンギ国際空港も、蝶の温室など、驚きの施設を備え、

空港内だけでも十分楽しめるように作り上げています。

国の玄関としてさまざまなアトラクションまで備えた巨大空港で、

夜遅くなった復路便の待ち時間も十分楽しめました。

(日本の成田や羽田がいかに日本の入り口としてはしょぼいか、

痛感しました。ほとんどアトラクションがありませんものね)

リピーターになってくれるということは観光産業にとって

かなり重要なポイントだと思います。欧米人からすると、

アジアまで来ることは一生のうち、それほど頻繁なことではありません。

「遠くまで」旅行するとき、日本を選ぶか、シンガポールを選ぶか…

どうやったら「来てもらえるか」ということを玄関から途中経路、

そして帰路に至るまで、どこまで楽しんでもらえるかということを

国をあげて考えることも大事なことだと実感しました。

シンガポールには、その視点があるように感じました。

日本の昔からの観光地、特に温泉街に行くと、

閉館となったホテルや旅館が放置され、廃墟になっているのをよく見かけます。

温泉街の駅に着くと、半被を着たおじさまが、個別に旅館の旗を持って

お迎えに来てる姿に遭遇しますが、旅館に着くと、

もう「お風呂」以外のアトラクションはほとんどなかったりします。

ゲームコーナーとかも、しょぼいゲームセンターのお下がりのような

ゲーム機が雑然と並べられているだけだったり。

外へ出ても、あまり魅力のないお土産物屋さんが開店しているのかしていないのか。

日銭を稼げればいい程度の商売。

もっと地域全体で利用者の便を良くするには、

もっと楽しんでもらうにはどうしたらいいか、

みんなで考えればいいのに、と思いました。

日本の観光産業は、良い資源を大きなスケールで有効に役立てる

ということができていない、残念なことです。

写真集

  1. シンガポール・チャンギ国際空港に着いて、

空港に蝶の温室があることに驚きました!

温室では、さまざまな種類の蝶が自由に飛び回っていました。

  1. ホテルから見える「ガーデンズバイザベイ」で夜7時45分からと、8時45分から

行われる電飾と音楽のコラボ。 大勢の人が集まります。

  1. ガーデンズバイザベイの展示館(有料)の一つは、映画「アバター」の世界を再現。

テーマパークになっていました。

こんな遊びも。

  1. マリーナベイで行われる噴水ショー

  1. チャイナタウン

  1. 仏教寺院

  1. ヒンズー教寺院 

  2. イスラム教寺院

東京都より少し大きいぐらいのシンガポールですが、

他民族、他宗教国家で、さまざまな人種が入り混じって暮らしているんですね。

  1. Botanic Garden

Garden に入るのは無料ですが、Orchid Gardenは有料で、外国人は

一般15ドル、60歳以上は3ドルだったので、年齢を証明する書類はもっていなかったのですが

免許証の写真が入っていたので、それで昭和8年が1958年です、なんて主張して

「認定」してもらいました。

シンガポールでは、来賓のために新しい品種の蘭を作るそうです。

この蘭はAkihito。本物はみることができませんでしたが、写真がありました。

Botanic Gardenの中を自由に走りまわりましたが、

湿気が高く、8キロほどで疲れ切ってしまいました。

  1. Gardens by the Bay

Gardens by the Bay は大勢の人の散歩、ランニングコースになっているようで、

基本的に入園は無料ですが、シェル型の植物園は有料です。

その園では、映画アバターの世界を模して作られています。

いろいろな仕掛けがあって、楽しかったです。

帰りの飛行機で、映画「アバター」をしっかり見直しました。

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この記事を書いた人

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大野 清美

1958年大阪生まれ、大阪育ち。子どもの頃の夢だった「留学したい」を37歳で実現。3児を育てながら米国NY州コロンビア大学国際関係学大学院を卒業しました。帰国後は英語を使って仕事を続け、今後は「自分の人生を変えてきた」英語を教えたい!と修行中です。
趣味はマラソンとモーターバイクでのツーリング(愛車Honda VTR)です。
(2019年4月記)