人間ドックで便潜血あり…それでもムンバイへ。
2014年10月。9月に行った人間ドックの結果で便潜血があり、内視鏡検査の予約をいれました。
便潜血が陽性で反応が出たら、とても心配になると思います。すわっ大腸がんか??
大腸がんは日本人の死因で高いですが、便潜血で陽性がでたからといって心配しすぎてはいけません。でも、ネットで調べても「まずは、しっかり正確な知識を身につけておくことが大切」と書かれています。
また、乳がん治療では、「術後補助療法」ということで放射線治療がおわって次は抗がん剤、という段階。
検査と治療の狭間でしたが、身体そのものは元気なので(がんを宣告されたからといって何かを我慢するとか、何かをやめるとか、そんなこと、ちっとも考えませんでした)、インド(ムンバイ)では観光とランニングとCFP(ファイナンシャルプランナー)の勉強に明け暮れていました。
自分で決めて、すべきこと、やっていて楽しいこと(自分で立てたプログラムを実行していく、というのが私は好きです)を続けることはとても大事です。病気を恐れていても、人生は生きられません。幸いにも、まだ元気だから言えることかもしれませんが…
夫が学会に出ているので、普段ならばその間、自分で「地球の歩き方」をみて市内を観光するのが私のスタイルでしたが…ムンバイはとにかく暑いのです。連日34度、35度の日々。
また、夫と1度市内を観光してまわりましたが、「アジア人女性、あるいは白人女性が一人」で歩いている姿はまったく見かけませんでした。
だから、目立ちすぎるのです。
昼間、1人で歩き回るには危険が多すぎました。
ホテルはアラル海に面していたので
「アラル海をみながらランニングすれば面白いだろうなあ」と思いながらも、暑くて外を走る気にはならず。でも、毎日窓から眺めていると、実際にランニングをしている人はいました。
暑さで海も煙っています
トレッドミルで走り込み
ランニングはホテルのトレーニングルームのトレッドミルで。10月26日の大阪マラソン本番を控え、イーブンペース10キロ、ビルドアップ10キロ、25キロのロング走、などかなり充実した練習ができました。
ホテルの部屋は冷房も効いていて快適でしたので、勉強もしっかり出来ました。
長年のロングヘアを短くしたときの最初の写真。現地で買った服を着ています。でも、なんとなく元気のない表情ではありますね。「気にしない」とか、口では言いながらも、本音のところは、大腸がん、乳がんのダブルとか、今後のこととか、心配していたんだなあ、と思います。
夫の時間が自由になるときは、観光にも行きました。
海の向こうにはインド門。昔は、船でムンバイに到着する旅行者が最初に目にする建造物だったそうです。
ムンバイのタージ・マハルとも称され、市内で一番の観光地です。
ムンバイの巨大洗濯場、ドービーガートDhobi Ghat。ムンバイ中の洗濯物を一手に引き受けているとか。
中に入ることはできませんが、こちらにドービーガート潜入記があります。入り口でお金を徴収されるとか…少なくとも外国人女性が1人で入れる場所ではありません。もちろん、そこに働く人々はまじめにお仕事をしています。
また、船に乗ってElephanta島の遺跡を訪ねた旅は思い出深いものになりました。
石窟寺院は、面積は約5,600平方メートル。東西の祠堂とメインの列柱ホールから構成されます。
エレファンタ島に残る多くの彫刻は17世紀に、ポルトガル人が銃の練習の標的として用いられてきたこともあり、往時の外観を損なっていてとても残念でした。
夫は、この野生のウシがとても気に入ったようです。後に自分のアイコンに使っていました…島の入り口にほんわかした雰囲気で「ただ、存在」しています。
すっかり旅行記になっていますが、内視鏡検査の結果は、次の稿で書きます。